多様性の時代、 ライフスタイルが多様化し、トレンドが多様化し、思想が多様化している。その中でもただ1つ、皆が皆、老若男女問わず好きなモノがある。それは 明るく楽しい人殺し。 今更こんな説明もいらないと思うが、エンタメでは「命の価値が安ければ安いほどいい」「人は沢山死んだほうがいい」とされているのは一般常識である。道徳の教科書にも載っている。 それ故にジャンルとして「ナメてた相手が○○」が人気なのは当然ともいえる。 しかし、映画『ベイビーわるきゅーれ』は別に相手は言うほど主人公達を舐めてくれない。観客が、僕が彼女らを、舐めてかかり、実際にそのアクションを観て驚かされるのだ。 「これはやべーぞ」と。 あらすじ 女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた・・・。 明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかっ