豊田市ピンチ トヨタ不振で法人市民税9割減収へ2008年12月8日23時1分印刷ソーシャルブックマーク 愛知県豊田市の鈴木公平市長は8日、開会中の市議会本会議で、09年度当初予算の法人市民税について、今年度当初(442億円)の9割に当たる400億円の減収になるとの見通しを示した。トヨタ自動車の業績悪化などで、今年度に納入された市民税から、取り過ぎた分を09年度に返す「還付金」についても、「150億円程度を予想せざるを得ない」と答弁。同市は9月、来年度一般会計当初予算を1600億円規模で編成する方針を示していたが、大幅な見直しが確実な状況だ。 法人市民税は、同市の税収の中核。今年度当初比9割減の予想を示したのは過去に例がない。市はこれまで、09年度の税収について、「市税全体で200億円以上は減る」などと説明していた。 還付金については、07年度の納税分から返還する額が、08年度は個人と企業合