バーベキューを楽しむ人たち。「肉はよく焼かないと」と、調理に余念がなかった=東京都品川区東八潮の都立潮風公園(写真:産経新聞) 【夏 暮らし注意報】 気温が高く、湿気が多い夏場、心配なのが食中毒だ。特に20〜30代が生肉や生焼けの肉を食べて発症する被害が後を絶たず、東京都は今年初めて、若者向けに生肉に注意するようCMを制作。生肉の大半は国の衛生基準に基づかず、飲食店の自主判断で提供されている。消費者自らが正しい知識を身につけたうえで、自衛が必要となっている。(織田淳嗣) [フォト]牛丼「夏の陣」で「すき家」新メニューも投入 「セロリ牛丼」「ニンニクの芽牛丼」も ◆75度、1分超加熱を 厚生労働省によると、昨年国内で発生した食中毒は1048件。原因物質で最も多いのは、牛や鳥の腸管に生息する細菌「カンピロバクター」(345件、2206人)だ。新鮮な肉に付着していることがあり、少量の菌で