図書館委託史 前回に引き続いて、ヤバい話、図書館と出版流通の話です。 が、その前提として「図書館委託史」を振り返ってみましょう((ただし、図書館の本質的役割以外の分野、たとえば施設メンテナンス(空調・消防設備点検・エレベーターリフト点検・施設清掃など)は省きます。))。 なお、地方自治体でいう「委託」とは、地方自治法等でいう歳出予算のうち「委託料」で支出されるような性質のものをいいます。一般的には次のような場合の出費(歳出)は、「委託料」で計上しているようです。 地方公共団体が直接実施するよりも他の者に委託した方が効果的である場合 自治体がその自治体固有の事業として行うべきものを外部の者に行わせる場合 しかしながら、これらの例によらない、間接的・実質的な「委託」も登場します。 すべては「電子計算機」からはじまった 私の経験では、図書館機能にかかる分野で、本格的に「委託料」が登場したのは、図