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  • コレステロール値論争の真相に迫る: スケプティクス・レーダー

    コレステロールが健康の指標として取りざたされるようになったのはいつ頃からだろうか。コレステロールが高いと不健康であるという意見がある一方で、、そんなことはないという意見もある。そもそもコレステロールとはなんだろうか。細胞生体膜の構成物質で、リポタンパク質とで作る複合体が血中を廻っている、というのが有機化学的な説明である。もちろん、これだけでは何のことだかわからない。ということで、具体的に見ていこう。 飽の時代といわれるようになってからは、栄養を摂りすぎるより、控えめである方が健康によいという風潮にある。BMI(肥満度指数)、中性脂肪、そしてコレステロール。いずれも「少なすぎる」ことを心配するよりも、「多すぎる」ことを戒める健康情報があふれていた。 ↑スポンサードリンク ところが、最近になって「少し太っている人が長生き」「現在の基準よりも少し高いコレステロール値の総死亡率がいちばん低い」と

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    jambal 2014/01/30
  • ギプスカッターは出血しないの“嘘”: スケプティクス・レーダー

    ギプス(cast)を経験された方はおられますか。ギプス、すなわち骨折や靭帯損傷などの際、患部を固定するための硬性の包帯です。骨折が深刻なほどそれを装着する期間は長くなるわけですが、時々取り替えなければなりません。その場合、古いギプスはどうやって取り外すかご存じですか。「硬性の包帯」ですから、ボタンやジッパーで固定しているわけではありません。取り外し用の“電鋸”を使うのです。これが怖いのです。 ギプスは骨折の箇所や折れ具合によっては必要な場合があります。 ↑スポンサードリンク 昔は石膏を使っていたみたいですが、今は水硬性で、水を浸して患部を巻いてギュッと抑えると固定されますね。 ところで、このギプス。何日かおきに取り替えますが、その際、どうやって取り外すか。ギプスカッターという専用の工具を使ってギプスを切って外します。 で、これが電動ノコギリのような形をしていて結構怖いです。 もっとも、ギプ

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    jambal 2014/01/27
  • 宿便が解決するクラスターの小さい温泉の真実: スケプティクス・レーダー

    宿便て何でしょうか。宿題の「宿」という字を使っています。要するに便が出きらないで残るもののようですね。推量で書いているのは、どこの医学書を見てもそんな言葉は出てこないからです。温泉の中には、宿便が解決するクラスター値の小さいことを自慢しているところがあります。クラスター……ますますわかりません。いったい何なんでしょうか。 前回に引き続き、「“健康”ジャーナリスト」の肩書きを使っている朝倉一善さんの『医者もおどろく“奇跡”の温泉』(小学館)という書籍について書きます。 >>詳細クリック 前回は、マイナスイオンという言葉を使って、温泉の効用を述べている点に言及しました。 >>マイナスイオン温泉の真実 マイナスイオンという定義も曖昧なのと、健康が保証されているわけではないという話を書きました。 同書では、「天然温泉湯の里」(和歌山県)で「宿便」が解決すると書いています。 ↑スポンサードリンク な

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    jambal 2014/01/26
  • マイナスイオン温泉の真実: スケプティクス・レーダー

    マイナスイオン温泉。そう標榜しているところがあります。マイナスイオン。電化製品やその他、「マイナスイオンを出す」と称するいろいろな商品が出ていますが、そもそもマイナスイオンとは何でしょうか。また、マイナスイオンがそこで示されたものとして、私たちの健康にどう関与しているのでしょうか。そのへんを今回は見て行きたいと思います。 といいますのは、これまで見てきた「“健康”ジャーナリスト」の肩書きを使っている朝倉一善さんの『医者もおどろく“奇跡”の温泉』(小学館)に、その件が出てくるのです。 >>詳細クリック つまり、マイナスイオン温泉ということです。 ↑スポンサードリンク 同書の最初に、「高野山をのぞむ心と身体の癒し湯」として、「天然温泉湯の里」(和歌山県)が紹介されているのですが、最初の見開きには、「月のしずく」という市販されている同温泉のペットボトル飲泉写真が紹介されています。 その温泉地の紹

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    jambal 2014/01/25
  • スケプティクスなツイート 2014/01/23: スケプティクス・レーダー

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    jambal 2014/01/24
  • 温泉に入れば病気は治るのか?: スケプティクス・レーダー

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    jambal 2014/01/23
  • 温泉のメリットは転地療養: スケプティクス・レーダー

    温泉についてこれまで3回にわたって見てきました。それによって、温泉についてのイメージが変わってしまったかもしれませんね。温泉というのは、必ずしも温かい鉱泉水とは限りません。お湯の中に溶けている鉱物が体に良さそうな感じがしていたと思いますが、そもそもそれらは温泉の定義にはないし、またその鉱物がどれだけ健康に寄与できるのかも医学的には明確になっていないのです。 では、温泉に入るメリットとは何でしょうか。今回はその話に進みたいと思います。 >>温泉に健康効果はあるのか >>温泉の効能に医学的根拠はあるのか >>温泉のカラクリ、温かくなくても真水でもOKだった 温泉といえば、溶けている鉱物がいろいろなはたらきをするのではないかと思いたいところですが、前述のように溶けている鉱物自体が質量ともそれほどあるわけではありません。 また、実際に温泉に溶けている鉱物がそんなにあっさり体に吸収されたら大変なこと

    温泉のメリットは転地療養: スケプティクス・レーダー
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    jambal 2014/01/22
  • 温泉のカラクリ、温かくなくても真水でもOKだった: スケプティクス・レーダー

    温泉とは何でしょう。温泉と言って連想するのは、山や海の見えるところ、もしくは田舎の旅館でゆったり入るいろいろな鉱物の入った温かいお湯といったところでしょう。何しろ、「温泉」という字がそうなのですから。しかし、実際の定義では温泉は必ずしも「温かい」ものではないし、実はその鉱物についても必ずしも含まれていなくてもいいのです。 というと、これまでの認識が根から崩れてしまうかもしれませんが、事実は事実としてここに明らかにしておきましょう。 地震の多い日列島は、一方で温泉大国ともいわれています。 ビルの林立する東京でも温泉は数え切れないぐらいあり、また現在も新たに掘られています。それは日人が温泉好きということでもあるでしょう。 何より、温泉というと、そこには必ずといっていいほど「○○にいい」という効能が書かれています。ある温泉ではリウマチやアトピーにいいといい、またある温泉では胃腸病や便秘に効

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    jambal 2014/01/21
  • 温泉の効能に医学的根拠はあるのか: スケプティクス・レーダー

    温泉の効能に医学的根拠はあるのか。いきなり重いタイトルですが、健康ブームの中で温泉が注目されているので、気になることではありますよね。温泉は暖かくて気持ちいいし、どこの温泉も「○○に効く」という説明書きがありますよね。なんかいいこと尽くめのようですが、ではその根幹の健康効果についてはどうかという話を今回から数回、言及したいと思います。 地震の多い日列島は、一方で温泉大国ともいわれています。ビルの林立する大都会・東京でも温泉は数え切れないぐらいあり、また現在も新たに掘られています。それは地理的な条件だけでなく、日人が温泉好きということでもあるでしょう。 ↑スポンサードリンク 「“健康”ジャーナリスト」の肩書きを使っている朝倉一善さんの『医者もおどろく“奇跡”の温泉』(小学館)という書籍には、飲泉の効能が各温泉ごとにまとめられています。 増刷を重ね、現在は朝日新聞社からほぼ同じ趣旨の『“奇

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    jambal 2014/01/20
  • 唐辛子ダイエットのウソ・ホント: スケプティクス・レーダー

    色々なダイエット方法がブームになっては消えていきますが、今でも根強い人気があるダイエット方法が、カプサイシンダイエットです。ご存知の方も多いかと思いますが、カプサイシンは唐辛子の辛味の主成分になります。 カプサイシンを摂取すると、小腸から血液中に吸収され、脂肪を燃焼させてくれるホルモンであるアドレナリンの分泌を促すため、ダイエット効果が期待できるでしょう。 アドレナリンが脂肪を燃焼させることで、有酸素運動をした時と同じような発汗を促すといわれています。 ただ、唐辛子だけでカプサイシンを摂取しようと思うと、無理がありますので、唐辛子を配合した調味料を上手く事に取り入れていくといいですね。 キムチやラー油、豆板醤やコチュジャンなどが代表的で、手軽に生活に取り入れていけるのではないでしょうか。 ただ、唐辛子などを大量に摂取することで、体内でカプサイシンの分解機能が高まってしまい、カプサイシン

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    jambal 2014/01/19
  • 「中華料理店症候群」の真相: スケプティクス・レーダー

    中華料理店症候群。前回書いたように、「味の素」にはそのリスクが取り沙汰されたことがあります。しかし、中華料理店症候群は、JECFA(国際連合糧農業機関=FAO、世界保健機構=WHOの合同品添加物専門家会議)、 FDA(米国品薬品局)、EUFIC (ヨーロッパ品情報会議)、 SCF(欧州連合品科学委員会)などで臨床試験や議論がなされたものの、中華料理店症候群とグルタミン酸ナトリウムの間には相関関係は確認されませんでした。 前回をご覧になっていない方は、まずこちらをご覧ください。 >>「味の素」の真実 2000年には、WHOなどが、大量に摂取した場合に影響が全くないとはいえないが、中華料理店症候群のような症状は確認できないとの公式見解を発表しています。 ↑スポンサードリンク どんなものでもそうですが、いくらべても大丈夫などというものはなく、摂取のし過ぎは弊害はあります。 その意味で

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    jambal 2014/01/18
  • 「味の素」の真実: スケプティクス・レーダー

    味の素。以前は化学調味料といわれましたが、イメージ的なこともあったか、今は「うま味調味料」といわれています。味の素については、消費者の間で賛否両論ありますね。卓で簡単に味の調整ができるところがいいという人もいるし、味が単一になってしまう、独自の風味が好きではないなどという人もいます。好き嫌いは主観の問題ですが、客観的な問題というか、疑惑もあります。 「中華料理べると中華料理店症候群になる」というのを聞いたことはありませんか。 いわゆる「中華料理」に属するメニューでは、格的な中華料理にも、大衆堂やラーメン店でも、袋詰めやカップで売られているインスタントラーメンでも、べた後に胸焼けしたり気分が悪くなったりするという話をよく聞きます。 ↑スポンサードリンク 中華料理に対するこうした症状は、中華料理店症候群(CRS=チャイニーズ・レストラン・シンドローム)と呼ばれています。 1960年

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    jambal 2014/01/17
  • 体外循環式全身温熱療法を説明もなく紹介: スケプティクス・レーダー

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    jambal 2014/01/16
  • カルト団体傘下の保険適用外治療を放送で取り上げる: スケプティクス・レーダー

    カルト団体。非科学的なことを売り物にした宗教団体の看板を掲げるところをそう言います。その傘下の病院の保険適用外治療をNHKが放送したらどうでしょうか。その治療のエビデンスはどうなのかということもさることながら、そもそも反社会的な団体を宣伝し、その利益に結びつくインモラルな行為を行うことに批判の声が挙がって当然です。 以前、そのことが現実に問題になりました。 前回に引き続き、川竹文夫さんの話です。 1999年7月9日、全国霊感商法対策弁護士連絡会は、『週刊読売』編集部と発行元の読売新聞社に対し、ホリスティック京北病院のがん治療を賞揚した記事を掲載したことについて、記事掲載の経緯やこの病院の問題の認識など5点についての公開質問状を送りました。 ↑スポンサードリンク 霊感商法対策の連絡会が、どうして病院の記事に対して公開質問状を送ったのか。 それは、ホリスティック京北病院が、「統一協会傘下の病院

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    jambal 2014/01/15
  • 病院の治療は医師にお任せの“他力本願”ではない: スケプティクス・レーダー

    病院の治療は、医師にお任せの“他力願”だからダメだと川竹文夫さんは言っている。前回はそこまで書きました。病院の治療だと「自己貢献度」が「ゼロに近い」。自覚的ではないというのです。たしかに、ドクハラむきだしの病院も絶対にないとはいえません。しかし、そういう病院も含めて、最後に判断するのは患者側です。患者は医師の説明を受ける権利があると同時に、自分自身の判断力も求められます。立派に自覚的な行為であり、“他力願”とはいえないと思います。 では、なぜ川竹文夫さんは、病院の治療には「自己貢献度」がないと言い張るのでしょうか。 川竹文夫さんの闘病時代を、前回に引き続き同書から引用します。 ↑スポンサードリンク 「朝回診がありますね。医者と看護婦が検温などに来ます。 で、他のみんなは、自分の順番が来るまでベッドに寝たまま待っているのに、私だけはいち早く起き上がって正座して待つんです、じっと。看護婦さ

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    jambal 2014/01/14
  • がん治療を病院で行うのは“他力本願”なのか?: スケプティクス・レーダー

    がん治療を病院で行うことに否定的な川竹文夫さんについて書いてきました。これまでは、がんに対する医学的見解のおかしな点について言及しましたが、川竹文夫さんが病院におけるがん治療に否定的なのはもうひとつ理由があります。それは、病院の治療は医師にお任せの“他力願”だからダメだというのです。今回はこの点について詳しく見て行きましょう。 通常の治療を否定する川竹文夫さんは、では他の民間療法を支持するのかというと、必ずしもそうではありません。「必ずしも」と書いたのは、問題は受け方にあるというのです。川竹文夫さんが持論とするのは、「自助療法」なる自ら考えた新造語です。 具体的には、「玄米菜や手当てをはじめ、気功・ヨガ・瞑想あるいは、ジョギングや散歩のように、患者さんが自分でできる治療法や健康法の総称」だそうです。 それは、「自己貢献度」が最も高いので、「医者頼みから脱却できる」といいます。 ↑スポン

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    jambal 2014/01/13
  • 抗がん剤「4週間小さくなる」は無意味か?: スケプティクス・レーダー

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    jambal 2014/01/12
  • 「5年生存率向上」という医学の進歩を否定する論理の矛盾: スケプティクス・レーダー

    「5年生存率向上」。がん治療については、5年を一区切りと見て、その時点での生存率が向上したことをもって、治療法が奏功したと考えます。ところが、通常医療を否定する人たちの中には、医学で言う「5年生存率向上」なんてまやかしなんだ、ちっとも「向上」なんかしていないんだ、と言い張る人たちがいます。当にそうなのでしょうか。 NPO法人ガンの患者学研究所(ガン患研)代表の川竹文夫さんのビデオから引き続き見ていきます。 これまで見てきたように、川竹文夫さんは一見、三大療法自体は否定していないように聞こえますが、その治療一辺倒ではいけないと言っているわけですから、事実上の否定と見ていいでしょう。 ↑スポンサードリンク たとえば、自ら「がんは怖いというイメージはマイナス」としていながら、通常の治療を否定するために、ビデオではこんなネガティブなことまで言っています。 「よく、5年生存率といいますよね。5年生

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    jambal 2014/01/11
  • がんは免疫力で治るのか?: スケプティクス・レーダー

    がんは病気です。そのため免疫力対策を健康品業者は強調します。もちろん、人の肉体に病気と戦う力がなければ、どんな治療をもってしても通用しませんから、免疫力は大前提です。ただ、がん治療はそれだけでいいのか。それだけで治るのか、という点において、医学的見地と、通常医療を否定する人たちとの間には大きな隔たりがあります。 川竹文夫さんのビデオを、前回に引き続き見ていきます。川竹文夫さんは、がんの原因はライフスタイルに問題があるからであり、それを改めればいいといいます。 もちろん、それらを改めるのは大切なことですが、現実に発生してしまったがんは治療しなければどんどん大きくなってしまいます。 川竹文夫さんは、まるで「ライフスタイル(と事と心)」を改めれば「治療」は要らないんだといわんばかりですが、「ライフスタイル(の改善)」と「治療」は、両立させなければならないでしょう。 そのことを前回の「がんは

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    jambal 2014/01/10
  • がんはライフスタイルを改めれば治るのか?: スケプティクス・レーダー

    がんはライフスタイルを改めれば治る。ライフスタイルの間違いを知らせてくれている。だからがんに感謝しろ。そう説く人々がいます。感謝するかどうかは個々の考え方の問題なのでここでは言及しませんが、看過できないのは、がんは当にライフスタイルを改めたら治るのか、ということです。前々回から触れている川竹文夫さんもそう説く一人です。 川竹文夫さんは、NHKのディレクターでしたが、44歳だった1990年に腎臓がんが発覚。 腎臓の片方をすべて摘出したものの、「2~3年以内には、肺や脳に転移するだろう」と宣告されたがん経験者です。 以来、NPO法人ガンの患者学研究所(ガン患研)を設立し、講演会やビデオ、書籍の頒布を行うようになったそうです。 川竹文夫さんは、NPO法人ガンの患者学研究所(ガン患研)から自分の説をまとめた3のビデオ「ガン・完全治癒の法則」を頒布しています。 ↑スポンサードリンク 第1巻には、

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    jambal 2014/01/08