専門家もネット情報「無視できない」 「正解」って何? いつも違う顔 完成時と違う「日光」の今 日光東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」の像が修理で塗り直され今春、テレビで報道されると、ネットでは「下手すぎてワロタ」などの批判がわき起こりました。果たして本当に「下手」なのか。専門家に検証してもらった結果は「過去の再現として問題がある」。でも、再現すべき真の姿って何? それって実は、本当には分からないんです。 お披露目直後、ネットに批判 「見ざる・言わざる・聞かざる」は正式には「三猿」と言います。昨年度、約40年ぶりに全面的に塗り直され、3月末にピカピカの姿で元の建物の壁に戻されました。ところが1カ月ほどあと、三猿はネット上での批判にさらされてしまいます。 私も5月ごろ、フェイスブックでまわってきたまとめサイトを見て、びっくりしました。テレビ画面から切り取ったような猿の顔のアップ写真は目がと