昨秋の菊花賞に続いて春の京都にも「まつり」の歌声が鳴り響いた。キタサンブラックのオーナー・北島三郎氏はレース前、JRA関係者に「一度歌っているから」と勝利した際の歌を遠慮していたという。だが、2着馬と鼻差、約4センチの激戦を制した興奮で「きょうはユタカさんのまつりだよ~」と秋以上の熱唱で場内を盛り上げた。 確かに、武豊騎手のファインプレーが光った。最内枠で好スタートから先頭に立つと、1千メートルを61秒8の絶妙なペースで逃げ、余力を残したまま最後の直線に。途中いったん抜かれたが、「まだ(力が)残っている」と追い出し、ゴール寸前で差し返した。平成18年のディープインパクト以来となる同レース7勝目。「平成の盾男」にふさわしい好騎乗だった。 「状態には自信を持っていた」と管理する清水久詞調教師。今後はまだ白紙だが、長距離GIを2勝して、秋にはさらに大きな舞台での活躍も期待される。「これからさらに
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