盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は15日(韓国時間)、国連総会本会議の基調演説で「世界の多くの分野に残っている帝国主義的な思考と残滓を完全に清算しなければならない。そして、一部で再浮上している強大国中心主義的な傾向を警戒しなければならない」と述べた。 大統領は「国連のリーダーシップを象徴する安保理改革は、また違った形の強大国中心主義に陥ることなく、国際社会の和合を促進する方向で進められなければならない」と述べた。大統領のこうした発言は、拒否権を持つ安保理常任理事国を拡大しようとする一部強大国による試み、中でも日本の常任理事国進出を阻止しようという意志の現れであるようだ。 しかし大統領が強大国中心の安保理改編の進展を警戒しながら、なぜよりによって「帝国主義」という単語を取り上げたのか、理解に苦しむ。大統領が演説を通じて“20世紀最高の発明品”と持ち上げて見せた国連が、それより前に存在していた