16日(水)朝、10年に1度と言われる大型台風26号が、東京など関東地方の一部で猛威を振るった。この台風の影響により、SFCでは5限までの講義が休講となった。このような自然災害への対応について、災害科学が専門の大木聖子環境情報学部准教授に話を聞いた。 大木准教授は、台風が関東に直撃する前日15日(火)の9:00には、2限の「社会安全政策(防災)」の休講を通知していた。大木准教授がいち早く判断をした理由と災害時の対処について聞いた。 命の前では全てドタキャンして良い 大木聖子環境情報学部准教授 –いち早く休講の決定をしたのは、やはり防災の専門家だからですか? そう思われる方も多いかもしれません。でも実際に私が休講を決断できたのは、コントロールできない自然現象を前にしたら全てをキャンセルして良いという価値観を持っているからだと思います。命の前では全てドタキャンしても良い。その価値観をスッと引き