(以前書いた番組のご紹介記事はこちら) テレビ版では、私は、「はてなの近藤さんがカネにこだわらないことにびっくりする旧世代のおっさん」、という役どころになっておりましたが、書籍版ではそれ以外のコメントもちゃんと載せていただいてます。 磯崎さんが興味深い指摘をしている。 「近藤さんの考え方というのは、新しい側面があると同時に、昔の起業家のメンタリティと非常にマッチするところもあるんじゃないかなと思います。職人肌というか、昔の日本人って、自分の資産をいかに形成するかということだけを考えていたわけじゃなくて、自分の好きなことをとことんまで追求していた。本田宗一郎さんが、自分の資産を増やしたいと思って会社をおこしたとは思えません。バブルの時期ぐらいからどんどん拝金主義が蔓延していったけれど、一周グルッと回って、それがもとの感覚に戻ってきたという面もあると思います」 (73ページ) 私としてはどちら
某インターネット系企業の社長さんから、「さくらインターネットが債務超過らしいけど、あれってどーなの?」と聞かれました。 あまり新聞等では話題になってないですが、さくらインターネットでレンタルサーバーやホスティングをされてる個人や法人の方々も結構いらっしゃるでしょうし、心配されてる方も多いかも知れませんので、ちょっと資料を見てみました。 まず、11月22日に、「特別損失の発生及び業績予想の修正に関するお知らせ」で債務超過になる旨を公表し、同時に「ノンコア事業である」アクセス部門を3億円で持分法適用会社である株式会社DOMIRUに売却するという「インターネット接続事業の一部譲渡に関するお知らせ」を出してます。 昨日発表された中間決算短信を見ると、オンラインゲームのソフトウエア等に関わる減損4億円や投資有価証券の評価損の計上などもあり、中間で6億円の純損失を計上し、株主資本合計が5千万円ほどマイ
NOVAが会社更正法の適用を申請したということで、改めてEDINETで開示されている有価証券報告書を見てみました。 (ちなみに、定款上の商号は「株式会社NOVA」ですが、EDINETには「ノヴァ」で登録されてます。つまり、「NOVA」「ノバ」で検索しても出てきません。) 主要な経営指標等の推移(一部) 財務構造を簡単に図示すると、下図のとおり。 「NOVAうさぎ」をはじめとして大々的にテレビなどでCMをしている会社なので、一般には「非常に好調な会社なのだろう」と思われていたのではないかと思いますが、財務データを見ると、実は2年前からド赤字であり、資金繰りは「前金」に大きく依存している会社であることがハッキリわかるわけです。 「誰も教えてくれない」 もし私が「NOVAで受講してみようかしらん?」と考えた場合には、十万円単位の金を先払いするわけですから、CMだけ見て決めるのではなく事前に有価証
エデルマン・ジャパンさんから送っていただいた調査レポートで、日本のブログの現状について、びっくりするような結果が。 日本語のブログの投稿数、すごっ! 英語と言っても、アメリカやイギリスだけじゃないわけですから。 Technoratiの昨年の調査結果とのことですが、不勉強にして存じませんでした。 (にわかには信じられない結果ですが、よく検索してみると、昨年のブログ界隈ではすでに結構話題になっていた模様・・・。) 明日のICPFのシンポジウム「参加型メディアの可能性」で、私もパネラーをさせていただく第二部のテーマは「ブロガー討論会『日本のブログはこれでいいのか』」。 「日本のブログは、量も質もアメリカなどには遠く及ばない」というようなトーンで話が推移するんじゃないかと思ってましたが、少なくとも量的にはそんなことまったくない、ということですね。 アメリカの主要なブログのページビューの量を聞くと、
「株式会社ゆびとま」(http://www.yubitoma.or.jp/)から、「株式会社ゆびとま代表取締役の変更および一部報道について」というメールが今朝届きました。 ゆびとま(この指とまれ!)は、ご案内のとおり学校が登録されている同窓会サイトで、日本の元祖SNS的なサービスですが、ここ数日、元暴力団の人物が経営に関わっていたとの報道が流れており、 一部の報道や風評により、「この指とまれ!」に関する個人情報の漏洩や悪用の恐れ、暴力団との関わりなどが取り沙汰され、ご不安に思われていることと存じますが、そのような事実は一切ございませんことお知らせいたします。 とのご注意。 あらためてアクセスを見てみると、 ということで、ここ2年ほどは、弊ブログとたいして変わらないアクセスしかなかった模様。300万人以上の登録者数があるとのことですが、私ごときの一ブログとアクセス数が変わらないようでは、もは
SUICAがファミマで使えるようになった等、電子マネーが利用できる場所が増えてきましたが、店員が最後に「残高は4,835円になりまーす」と読み上げるのはなんでなんでしょうね? 「370円のお買い上げになりまーす」と利用額を告げるのは購買額と一致しているかの確認を促すということでまだ意味がわかりますが、電子マネーの残高というのは、いわば、財布の中にカネがいくら入っているかというのと同じこと。「なんで店内に響き渡る声でワシの財布の中身をおまえに公言されにゃならんのじゃ!」、という気にもなります。 残高が少なくなってきた顧客にチャージを促す、というマニュアルなのかも知れませんが、SUICAだと残高が読取機に表示されるし、そもそも「おさいふケータイ」なら、どこでも(ネットから)チャージできるので、大きなお世話ざます。 (以 上)
昨日は、東証さんが(仮に)適時開示情報のRSS配信をはじめたりしたら、「金融の」情報の流れに劇的変化が訪れるんじゃないか、というようなことを書きました。 もともとXBRLという会計情報(つまり、金融のプロや投資家しか見なさそう)を考えていたからですが、よく考えてみると、もしかしたら金融情報というより、新聞社さんや通信社さん等、マスコミ一般のビジネスに与えるインパクトの方が大きいかも・・・という気がしてきました。 「ネットは新聞を殺すのか」といった話にはなるかどうかはともかく、数百万人とか数千万人の人がRSSリーダー付きのスクリーンセーバーや壁紙等を使うようになって、「リアルタイムで」企業のプレスリリースやそれに関するコメント記事のRSSを見るような世界を想像してみると、少なくとも、企業のプレスリリースをまとめただけの(記者クラブ的な)記事が翌日の朝刊に出てきても、「気の抜けたサイダー感」が
外資系企業など、ちょっと こじゃれたオフィスの受付に置いてある電話は、なぜみんな、Bang & Olufsen なんだろう?、と疑問をお持ちになったことのある方はいらっしゃいませんでしょうか? 今回、弊オフィスの受付電話を選ぶにあたって、Bang & Olufsenは(も、確かにカッコいいのですが)、「そっち系」のオフィスではあまりにありふれているので、もっと他にこじゃれた電話機はないかいな?と思って探してみたんですが、このモノが大量にあふれる豊かな日本で、そういったデザイン性に優れた受付用電話というのは、驚くほど選択肢が少ないことに気づきました。 大型の量販店も、通りかかるたびに何軒か見てみたものの、あるのは日本の大手メーカーの家庭用の多機能電話機ばかりで、シンプルでデザイン性に優れたオフィス(受付)向けのものは皆無。 ネットで検索しても、驚くほど選択肢が少なく・・・。インターネットは、
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