渡辺明名人に藤井聡太竜王が挑戦する第81期名人戦七番勝負(主催:毎日新聞社・朝日新聞社)は、第4局が5月21日(日)・22日(月)に福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で行われました。対局の結果、69手で快勝した藤井竜王がスコアを3勝1敗として自身初の名人獲得に向け大きく前進しました。 お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中 ■藤井竜王の選択は反発 藤井竜王の記した封じ手を立会人の深浦康市九段が開封して2日目の戦いが始まります。後手の渡辺名人が打った桂取りの歩に対し、先手の藤井竜王の答えは強気の桂跳ねでした。その後も、藤井竜王の指し手からは積極的な駒交換で反撃を目指したい考えが伝わります。渡辺名人が8筋に歩を叩いたところで、藤井竜王は本局最後となる長考に沈みました。 1時間12分の慎重な考慮の末、打たれた歩を力強く玉で取った藤井竜王