この連載記事の目次へ 今回は,オープンソースで実現するリッチクライアント技術の最後として「Eclipse RCP」を紹介する。Eclipse RCPはWebブラウザ上で動くものではないという点で,第2回で紹介した「Ajax」,第3回で紹介した「OpenLaszlo」とは大きく異なる特徴をもつ。 Eclipseの“純正”リッチクライアント Eclipse RCP(Rich Client Platform)はEclipse Foundationからリリースされている,Eclipseの“純正”リッチクライアント・アプリケーション構築プラットフォームである。Eclipse3.xから利用可能になった。 今までもクライアント・サイドのJavaとしてはアプレットやSwingなどのように大きな期待を背負って登場したものがあったが,動作の重さや,開発コストの問題など,期待されていたほどの普及には至っていない