第2回 商品開発「革新し続ける仕組み」－－花王：化学製品にPLMを応用
トイレタリ用品で首位、化粧品は2位と高いシェアを持ち、05年3月期決算までは24期連続増益を続けてきた花王。その強さの源泉の一つはやはり、研究所での基礎研究にある。そこでもITが活躍している。特に、06年8月に導入した「新処方設計支援システム」は、「研究所の活動だけを支援するというよりは、基幹系の一部といえるほど重要なシステム」（情報システム部門の田中智仁課長）だ。同システムを利用すれば、研究者の仕事である、シャンプーや化粧品などの成分を記載した「処方せん」の作成、その成分の含有量が法律違反をしていないかの調査、薬事申請の手続きを容易に行える（図1）。 もちろん、従来も、処方せん管理、原料管理、薬事申請などを支援するシステムは存在した。しかし業務ごとに異なるため、成分データなどで同じ内容を何度も入力する必要があった。しかも、処方せんで使う原料の通称と、薬事申請で必要な成分名称は異なる場合が
am/pm、IT活用した来店客数予測で売上高2%増、廃棄2％減：日経ビジネスオンライン
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中堅・中小企業の業務アプリ利用実態（7）混戦模様の製品シェア，人事奉行が抜け出す兆し
今回は人事管理アプリケーションを取り上げる。前回までは「モノ」「カネ」「情報」といった資源を管理・活用する手段として，グループウエア，セキュリティ，ERPなどのアプリケーションを紹介してきた。だが，やはり企業活動の主要な原動力となる資源は「ヒト」（人的資源）であることは確かだろう。 「西暦2007年問題による団塊世代の退職者の管理，それに伴う大幅な人材の配置転換」を予定している企業は多いだろう。それ例外でも「戦略変更に伴う人事異動」，「自社のニーズに見合った新卒者の採用，経験者の中途採用，採用後の適材適所への配置」，「教育制度」，「労働時間・賃金の管理」など企業内における「ヒト」という貴重な資源はあらゆる側面からの管理が求められる。 今年のトレンドとして注目される2007年問題を機に，自社の人事マネジメントの現状を見直そうという企業は多い。「人事管理システム」の需要はこれまで企業規模に正比
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