上田紀行さんとは、 今までどこかで出会っていても 良さそうなのに、 実は初めてであった。 長野駅でお会いした時、 「おおきな人だなあ」 と思った。 それから、「強い人だなあ」 と思った。 そのおおきさや強さが、 ご自身の苦しい体験を 乗り越えられたことから 来ていることが、お話 していうちに伝わってきた。 上田さんの著書『生きる意味』では、 現代人が「自分のかけがえのなさ」 を感じられなくなってきていることが 痛みをもって論じられている。 全てが代替可能となり、 人間がシステムを支える部品と なってしまう。 そんな現代の趨勢を怒りを もって描く上田さんの姿勢に 共感する。 「怒り」は、上田さんとダライ・ラマとの 対談を収めた『目覚めよ仏教!ーダライ・ラマ との対話』でも重要なモティーフになっている。 「愛」に支えられて、現状に対する 違和感を抱き、あるべき姿に向かって 力を尽くすならば、怒
ボクだって、朝はゆっくり眠って いたいけれども、早く起きなければ ならない時は仕方がない。 できれば、ほぼ90分周期の 自然な睡眠サイクルの中で 目覚めたいが、 どうしても必要な時には目覚ましもかける。 ネスカフェの方々たちとの ニューロマーケティングに関する議論の ために、新神戸へ。 電通の佐々木厚さんもご一緒。 新幹線の中で、ボクは額に シワを寄せて真剣な表情で仕事を していたのだ。 何しろ、やるべきことの山は 崩しても崩しても減らない。 全くマイッタものだ、 これじゃあ、シシュポスの神話だよ。 ああ。 三ノ宮近くの会場で、ネスレの 方々と有意義な議論を持った。 神は細部に宿る。 幻冬舎の大島加奈子さんが 著者との打ち合わせのために たまたま神戸に来ているということで、 佐々木さんが呼んでご飯を食べた。 「茂木さん、タイメシに行きましょう」 というから、ボクは「そうか、今日は エスニッ
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