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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (28)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 人間について

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 劣等感こそが人を育てる

    ヨミウリ・ウィークリー 2007年10月21日号 (2007年10月6日発売) 茂木健一郎  脳から始まる 劣等感こそが人を育てる。 抜粋 優位に立つものは、自らの存在根拠を問い直す必要がない。それに対して、劣等感を抱く者は、自分が何ものなのか、魂の探究をしなければならない。支配者の考えることは、案外散文的でつまらない。人生の挫折を知らない学歴エリートは往々にして退屈である。劣等感こそが、この世で生きるということの実感を与えてくれる。劣等感が、人間の魂を育てるのである。 全文は「ヨミウリ・ウィークリー」で。 http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/ » 確かに劣等感に巣われて トラックバック 鈴木正和 ブログ日記  文学の痛みと感動 劣等感が自分の中で巣を作り、 時々、ひょっこりと顔を出すように なってしまってから、 長い年月が経ったような気がする。 そんなもの

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    jazzfantasista 2007/10/07
    優位に立つものは、自らの存在根拠を問い直す必要がない。それに対して、劣等感を抱く者は、自分が何ものなのか、魂の探究をしなければならない。劣等感こそが、この世で生きるということの実感を与えてくれる。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 規格外

    朝青龍の問題は、結局、 「規格外」の人をどう扱うかという哲学 だと思う。 日の「国技」としての相撲が、 守るべき美学があるのはわかる。 品格をうんぬんする人の気持ちもわかる。 伝統を守ることは尊い。 その一方で、すでにある枠組みから はみ出している人の個性を認めてこそ、 生命力は維持されるのではないか。 ボクの理解する「横綱の品格」とは、 まさに、枠をはみ出そうとする とてつもないエネルギーを御した ところにこそ生まれるのだと思う。 最初から「いい子」だったら、品格うんぬんを そもそも問題にする必要がない。 容易に御すことのできない荒々しさを みがいてこそ、ほれぼれするような 風合いが生まれるのではないか。 残暑で気温が高いのだろうが、 どうも風邪気味で、 時折寒く感じていた。 だからこそ、身体を動かしたかった。 NHKの収録の昼休み、 正面玄関から出て代々木公園を 歩いた。 わずかな時

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    jazzfantasista 2007/09/26
    すでにある枠組みからはみ出している人の個性を認めてこそ、生命力は維持されるのではないか。容易に御すことのできない荒々しさをみがいてこそ、ほれぼれするような風合いが生まれるのではないか。
  • 動くのは簡単なんです - 茂木健一郎 プロフェッショナル日記

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    jazzfantasista 2007/09/06
    動くことは案外簡単である。一カ所に留まっていることの方が難しい。時代の潮流、自分自身の変化、他者との関係性。そのような「乱気流」にもかかわらず、同じ場所にじっと動かずにいることには大変な努力がいる。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 星を見上げて

    朝、温泉の脱衣場に ある牛乳の自動販売機を 見ていて思い出した。 幼稚園の頃、毎日牛乳代を 持っていった。 小さな袋に入れて持っていった。 普通の牛乳の時は白い袋。 コーヒー牛乳の時は赤い袋。 友だちは、赤い袋を持って きている人も多かったのに、 うちの母親は、普通の牛乳の方が 健康に良いと何時も白い袋を 渡された。 あこがれた。コーヒー牛乳が 飲みたいなあと思った。 大人になったから、自分で買う ことができる。 瓶の口にくちびるをつけながら、 「過去は育てることができる」 と念じた。 大分合同新聞、 西日新聞、佐賀新聞、長崎新聞、 熊日日新聞、宮崎日日新聞、南日新聞 の九州各県の新聞社が共催する 「九州創発塾」。 姜尚中さんの話は、ロジックの底に 熱いパトスがある。 とりわけ、ご自身の体験に基づく 発言に、ちろちろと燃えるような 情念があって、クールな声との 対照が心地よかった。

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    jazzfantasista 2007/08/28
    あこがれた。コーヒー牛乳が飲みたいなあと思った。大人になったから、自分で買うことができる。瓶の口にくちびるをつけながら、「過去は育てることができる」と念じた。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 美と「私」−制約を恵みに変えるために−

    » 隈研吾的「負ける」デザインとしての緑のgoo トラックバック TOURISTIC 昨日、横浜美術館で茂木健一郎さんの講演があったので見に行ってきた。「制約を恵みにかえる」というタイトルであらゆる制約(文化的制約、地理的制約、能力的制約)をいかに恵みに変えて「自由」なアート作品として実現させるかというような内容だった。例によって右に左に話....... [続きを読む] » 「美」 トラックバック なんでもあり! です 私の日記!! 茂木健一郎氏 音声ファイル『美と「私」−制約を恵みに変えるために−』を聴く。 語りはじめから、茂木氏の声がいつよもりしっとりと聴こえまた、微妙なバイブレーションも感じられてそれらが心のひだひだに染み込んで、なんだか涙が滲んできた。 それは、多分…今でも、ふいにやってくるシンドさ故かと思いつつ。 * 美の起源について。美とは選ばれるものであること。美は、政治的な

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 夢は現実を照らし出し

    世界遺産にも指定されている 比叡山延暦寺で 滋賀県の嘉田由紀子知事に お目にかかった。 嘉田さんは、琵琶湖の水問題の 専門家で、京都大学から博士号を 受けておられる。 琵琶湖博物館の立ち上げや運営にかかわり、 京都精華大学で教鞭をとられた後、 前回の選挙に出馬して当選された。 琵琶湖水系が育んできた 生き方の美しさ、幸福のかたちは、 以前黛まどかさんがされている 「ええじゃないか」で高島市を 訪れた時に私の中に 初めて深く浸透してきた。 家の中に伏流水が引かれ、そこを 鯉が泳いで残飯をべてくれる 川端(かばた)のことも、 その時知った。 嘉田さんは、水辺で生きものに触れる 喜びについて科学的、及び文化的視点から 考察され、その中で「自然水系と同じくらい 人工水系が大事である」という 大切な指摘をされる。 経験に照らしても、納得できる。 最近、東京の私の自宅の近くの 公園にビオトープができ

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    jazzfantasista 2007/08/15
    自然水系と同じくらい
  • 茂木健一郎 クオリア日記: おおきな愛は

    上田紀行さんとは、 今までどこかで出会っていても 良さそうなのに、 実は初めてであった。 長野駅でお会いした時、 「おおきな人だなあ」 と思った。 それから、「強い人だなあ」 と思った。 そのおおきさや強さが、 ご自身の苦しい体験を 乗り越えられたことから 来ていることが、お話 していうちに伝わってきた。 上田さんの著書『生きる意味』では、 現代人が「自分のかけがえのなさ」 を感じられなくなってきていることが 痛みをもって論じられている。 全てが代替可能となり、 人間がシステムを支える部品と なってしまう。 そんな現代の趨勢を怒りを もって描く上田さんの姿勢に 共感する。 「怒り」は、上田さんとダライ・ラマとの 対談を収めた『目覚めよ仏教!ーダライ・ラマ との対話』でも重要なモティーフになっている。 「愛」に支えられて、現状に対する 違和感を抱き、あるべき姿に向かって 力を尽くすならば、怒

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    jazzfantasista 2007/08/15
    「愛」に支えられて、現状に対する違和感を抱き、あるべき姿に向かって力を尽くすならば、怒りはこの世に対する福音となる。おおきな愛は時に「世間」という器からこぼれ出す。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 魂の周辺視野

    富山から金沢への列車の旅は 短いがそれゆえに 車窓の風景が心地よくまた ゆかしく。 現代アートはあらゆる表現 行為の中でもっとも自由で、しかし だからこそ難しく、苦しく やりがいがある。 気づいてみると、ここの ところしばらくアートの中に浸る ことがなかった。 その日が来た。 金沢駅で、21世紀美術館の 秋元雄史館長、新潮社の大久保信久さん、 桑原茂一さん、吉村栄一さんと 合流。 ずっと行きたい場所であった。 車で行くと、思いもかけぬ 市の中心部に21世紀美術館は あった。 入り口で、作品を制作中の 日比野克彦さんに遭遇する! 日比野さんが段ボールを マテリアルとして選んだのには、 運命的符合があるんじゃないかなあ。 いつ会っても、段ボールのように芯が 強く、軽やかで、そして温かいのだ。 日比野克彦さんと秋元雄史館長。 日比野克彦さんと。 (photo by Atsushi Sasaki)

    jazzfantasista
    jazzfantasista 2007/08/06
    インターネットの時代になっても、移動する、そこにいる、出会う。このことの価値は変わらない。アートは「魂の周辺視野」を高める。日比野さんが段ボールをマテリアルとして選んだのには、運命的符合がある
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 何かがどこかに

    眠いねむいと思いながら 朝早く起きて、東京駅へ。 乗る前にぎりぎりまで 仕事をして、終了、送信。 PHPの横田紀彦さん、丹所千佳 さんと西へ。 眠って睡眠不足を解消 しようとも思ったけれども、 考えてみると急ぎの 仕事がある。 バタバタやり始めて、 名古屋駅到着一分前に 終了、送信した。 トヨタ自動車株式会社の 元町工場へ。 ここは、完成車体の組み立てを している。 想像していたよりも、ずっと 明るくて、カラフルな工場内。 さまざまな車種が混ざって ラインを流れてくる 「混流生産」。 ボディがくると、それに必要な 部品が合流してくる SPS(Set Parts System)を 採用している。 何か必要があって呼び出しをかけたり、 ボディやパーツの到着を知らせる 時に音楽が鳴る。 軽やかで、心を和ませる ものが多く、そのことも、 やわらかで明るい印象を工場に 与えていた。 続いて、エンジン

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    jazzfantasista 2007/08/01
    「創意くふう」を皆がする。一部の才能に恵まれた人の独占物とするのではなくどんな人も全てかかわる事とする。「短歌」や「俳句」など誰でも参加できる短型詩を発達させた日本の文化的特質がトヨタに影響を与えた
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 発作的に作ったスペシャル料理

    スケジュールが完全に崩壊していて、 やってもやっても仕事が 終わらない。 ソニーコンピュータサイエンス研究所に にて、ガス協会の方々からインタビュー を受ける。 ガス協会の冊子に掲載される予定。 集英社の雑誌『Marisol』のインタビューのため キャスターの安藤優子さんがいらっしゃる。 脳の話など。 安藤さんに、キャスターとして どのように働いているかという 話を聞く。 同時に複数のところを見て、聞き、 喋りながら残りの時間を考える。 すさまじいまでの集中をするという。 「残り3秒とか、7秒とか、 考えながら喋ります。たとえば13秒 というと、短いように思われるかも しれませんが、実際には随分沢山の ことを喋れるのですよ。」 生放送中は極度の集中で、 特に大きなニュースが飛び込んで 来た時などは心身が臨戦態勢に なるという。 「ある司会者の方が、ニュースキャスターを 一度やってしまうと、

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    jazzfantasista 2007/08/01
    素材が組み合わさるだけでなく、渾然一体となって一つのものになる、しかし混ざり合ってしまうことはない、そんな気配を漂わせるのが本当の料理
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 周辺視野

    「できるだけ広い文脈を 引き受ける」 最近そんなことばかりを考えている。 単一の文脈の中で何かを するのではなく、 できるだけ広い視野を持つ。 複数の文脈を引き受けるという のとも違う。 視覚的アウェアネスにおいて、 さまざまなものが見えている ように、 「周辺視野」を大切にする。 「今、ここ」にあるものの まわりに、かすかにぼんやりと 見えている何か。 そのようなperipheral visionに あるものを常に心にとどめておきたい。 ソニーコンピュータサイエンス研究所 にて、電通の佐々木厚さんらと ニューロマーケティングの研究についての ブレインストーミング。 お昼は五反田の韓国料理店「チェゴヤ」で。 午後、研究所のミーティング。 下の写真で、手前左からフランク・ニールセンさん、 所眞理雄さん、高安秀樹さん、暦純一さん 後ろは茂木健一郎、佐々木貴宏さん、夏目 哲さん、北野宏明さん。

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    jazzfantasista 2007/08/01
    過去は定まったものではない。すでになされたことも、結ぶことでより広い文脈につなげることができる。過去を定まったこととして置き去りにするのではなく、慈しみ育むことが大切である。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 純粋な黄金のような

    ボクだって、朝はゆっくり眠って いたいけれども、早く起きなければ ならない時は仕方がない。 できれば、ほぼ90分周期の 自然な睡眠サイクルの中で 目覚めたいが、 どうしても必要な時には目覚ましもかける。 ネスカフェの方々たちとの ニューロマーケティングに関する議論の ために、新神戸へ。 電通の佐々木厚さんもご一緒。 新幹線の中で、ボクは額に シワを寄せて真剣な表情で仕事を していたのだ。 何しろ、やるべきことの山は 崩しても崩しても減らない。 全くマイッタものだ、 これじゃあ、シシュポスの神話だよ。 ああ。 三ノ宮近くの会場で、ネスレの 方々と有意義な議論を持った。 神は細部に宿る。 幻冬舎の大島加奈子さんが 著者との打ち合わせのために たまたま神戸に来ているということで、 佐々木さんが呼んでご飯をべた。 「茂木さん、タイメシに行きましょう」 というから、ボクは「そうか、今日は エスニッ

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    jazzfantasista 2007/07/27
    大事な質問は、「今までの人生の流れ、現在のしがらみ、自分の資質、そのようなことを全てとっぱらって考えるとしたら、あなたの夢は何ですか?(何だったのですか?)」ということではないかと思う。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: プロフェッショナル 仕事の流儀 古野隆雄

    » 最先端に反する最先端 トラックバック きむ仮説。 今回のプロフェッショナル 仕事の流儀 ゲストは米農家 古野隆雄さん。 彼はアイガモ農法と言う 無農薬による米の栽培方法を確立させ 世界中から注目を集めている。 *** 彼の提唱するアイガモ農法とは アイガモを水田に放すことで 雑草の防除、虫の駆除を行....... [続きを読む] » 人生を駆け抜ける:農家古野隆雄 トラックバック Progress [parts:eNoztDJkhAMmY3OmFBMDE0tDSzODRDNDcwtzS0tDQ5NE01QLoFhqiqW5hYlBinGKSaqRXlYxAB16DAw=] [parts:eNoztDJkhAMmYzOm5OTERNOkVAsAINMD0A==] 命の連鎖の中に人間はいる…そのような人生哲学のもと、アイガモ農法という生 態系の営みを利用した、農薬を使わない米作を実践してい

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    jazzfantasista 2007/07/25
    農業は気が付くと時代の最先端にある。自然という複雑な対象の中にある。豊かな可能性をいかに育むか。古野さんが可愛いアイガモとともに模索する答えから目が離せない。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 文脈をはるかに超えて

    ザルツブルク大学には、友人 グスタフ・バーンロイダーが いて、 何回か訪れた。 3週間ほど滞在したことも ある。 ザルザッハ川から旧市街に歩いて いくと、もうそれだけで心が 満たされる。 飛行機の中で一つ仕事を 終え、ホテルに入ってもう一つ 仕事を完成させてから歩き始めた。 午後8時を過ぎても、まだ 明るい。 ミラベル庭園の手前の道で 川沿いに出た。 ホーヘンザルツブルク城を見ると、 ああ、来たなと思う。 いかに文脈の限定を超えるか。 そんなことばかり考えている。 いかに、広い文脈で仕事をするか。 あるいは、もともとは限定された 文脈での仕事であっても、 それを超えて行くか。 ホテルのロビーにあったDie Weltには、 リヒャルト・ワグナーのひ孫、 ウォルフガング・ワグナーの 娘のカタリーナ・ワグナーの記事が載っていた。 カタリーナは27歳。 ヴィーラント・ワグナーとともに 戦後のバイロ

    jazzfantasista
    jazzfantasista 2007/07/23
    いかに文脈の限定を超えるか。そんなことばかり考えている。いかに、広い文脈で仕事をするか。あるいは、もともとは限定された文脈での仕事であっても、それを超えて行くか。
  • クオリア日記: 縁起

    昨日は久しぶりに 少しだけたっぷり眠った。 疲労がたまっていたらしい。 そういえば、最近夢を見ていなかったなあ。 以前朝日カルチャーセンターで やった南直哉さんとの 対談を火曜日に聖心女子大学の 授業に行く時に聞き直していた。 六木駅で乗り換える頃、 「縁起」に関する対話に さしかかっていて、 それを聞いていてふと 悟ったことがあった。 以前から時々考えて いる問題がある。 誰にでも、自分にとって大切な 問題、テーマがいくつか ある。しかし、人生でそれが できるとは必ずしも限らない。 子どもの頃蝶を追いかけて 野山をかけ回っていた私にとって、 熱帯雨林の中に一年くらい くらしてじっくりと生態系を 観察するということはひとつの 夢であったが、 今のところ実現する気配はない。 ジョン・レノンの 『ビューティフル・ボーイ』 の中に、 Life is what happens to you wh

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    jazzfantasista 2007/07/16
    人はひとりで存在するわけではなく周囲との関係性の連鎖の中にある。自分がネットワークに絡みとられて、祝福され、その中でもがく一つの粒子であると考えれば、できることもできないことも一つの「縁起」
  • 茂木健一郎 クオリア日記: どかんと座れば

    木曜日のプロフェッショナル の収録は、「アイガモ農法」 を実践されている 古野隆男さんだった。 アイガモたちは 水田に放たれるとずっと動き回って、 仕事をしている。 その様子を見ていて、 人間もそうでいいんだと思った。 朝からクワックワッと 動き回る。 待ったなしの急ぎの仕事 (と言っても、複数あるのだけれども) も終わらせ、研究所へ。 ゼミ。 田谷文彦クンが、実に 面白い記憶に関する論文を 紹介してくれた。 電通の佐々木厚さんの紹介の仕事で、 高崎へ。 「脳とブランド」について 熱弁。 ボクは思った。 こうやって忙しく動き回っている けれども、「私」はいつも 「今、ここ」にいるだけじゃ ないか。 コペルニクス的転換で 地球の方が動いていることに なったが、 現象学的還元の下では、 「私」ではなく、 やはり地球の方が動いている。 「私」の自我は、常に 「今、ここ」にどっしりと 腰を据えてい

    jazzfantasista
    jazzfantasista 2007/07/16
    こうやって忙しく動き回っているけれども、「私」はいつも「今、ここ」にいるだけじゃないか。「私」の自我は、常に「今、ここ」にどっしりと腰を据えている。世界の方が動き、私の中にさまざまな痕跡を残していく。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 「今、ここ」の物理的空間に

    最近インターネットに関する 感覚が変わってきた。 確かに大きな進歩だが、 似たようなネットワークは、 この物理的空間の中で、ずっと 以前から存在しているように 思う。 ネット上のシンボリックな情報の 凝縮に相当するような 関数は確かにない。 しかし、よりゆったりと、しかし 深く広く浸透する関係性は、 物理空間の中にもともとあるの であって、 それは身の回りのや、紙や、 生きものたちの間に 明らかである。 関係性に対するアウェアネスを ネットに「丸投げ」してしまっては ならぬ。 「ネット・アスリート」として凝縮 された情報空間を疾走するのは 現代人の「必修種目」であるが、 ネットに想像力を奪われてはならない。 「科学大好き土よう塾」の収録。 マジックのナポレオンズの二人が ゲスト。 例の頭にボックスをかぶせて ぐるぐる回るマジックを生で 初めて見た。 スペシャルということで、クイズ 形式。

    jazzfantasista
    jazzfantasista 2007/07/16
    ネットが人々の生活を変えるとしたら、ネット・アスリートとしてウェブ上で大量の情報を収集し、凝縮し、再び返すことを繰り返しているうちに、自分自身の哲学が変化していかなければならない。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 流れていったもの

    聖心女子大学の授業。 身体性の問題をあつかった。 NHKで共済組合の機関誌の 取材。 プロフェッショナルの 収録。 帝国ホテル 総料理長の 田中健一郎さん。 朝近くの公園を走る。 森の中をさっと駆け抜けていって 開けたところに出て 空を見上げるとツバメが飛んでいる。 颯爽としていて、すばやく、 広い。 ツバメの目の中では、 周囲の風景が猛スピードで 流れている。 やがて眠りに着くとき、 出会ったもの 流れていったものを 思い出すのだろうか。 » 初心わするるべからず トラックバック 鈴木正和 (すずきまさかず) ブログ日記  文学の痛みと感動 地方に移り住んで、2年目だが、 今年は、時に、 自分が所属している学科の授業よりも、 別の学科の、週に1コマ前期のみの授業で、 話したいことが話せる場合がある。 日語表現の授業なので、 今年は、学生たちに、 いろいろなテーマで書いて貰い、 つまりは

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    jazzfantasista 2007/07/07
    颯爽としていて、すばやく、広い。ツバメの目の中では、周囲の風景が猛スピードで流れている。やがて眠りに着くとき、出会ったもの流れていったものを思い出すのだろうか。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: サナギになる勇気

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    jazzfantasista 2007/07/07
    本人は忘れてしまうような何気ないひと言が聞く者の心に残ることがある。意図的に伝えようとする言葉にも力があるが、かえって、ふともらす無意識の言葉の中に人を感化させる力があるのだろう。