井口佳典（３８＝三重）が、得点率トップに浮上した。 ３日目は内枠２走で連勝を果たし、毒島誠らが着を崩したことで首位に躍り出た。イン逃げ成功の１１Ｒ後は右手で丸をつくり「オッケー」とニヤリ。「ターンで食いつくようになった。自分の中ではいい方」と機素性の良さを引き出してきた。

池田浩二（３７＝愛知）が、ぼやきながら得点率４位に付けた。 ３日目８Ｒは３コースから的確にまくり差し、２勝目を挙げた。「着ほどの足はないよ。今節はずっと回転不足。いいときでも大したことないし、悪いときは悪い」。手応えは下位級に聞こえるが「乗りにくさは感じない」のが救い。テクニックは抜群で、コメントほど評価は下げない方が賢明かも。

１２Ｒで優勝戦が行われ、１号艇今井貴士（３１＝福岡）がインから押し切って今年４度目の優勝を飾った。 レースは今井がインから全速ターンで回り、まくってきた榎幸司を受け止めた。ターンが膨らんだ分、差して伸びてきた同期の岡崎恭裕が２Ｍで内から迫ったが、今井は握って回って振り切った。榎が２着をキープ。岡崎が山田竜一を競り落として３着に続いた。

三国でＧ１初制覇を果たした池永太（３０＝福岡）が勢いをつけて乗りこんできた。 「まだ時間がたってないので実感はないけど、うれしさはありますよ」と笑顔も見せた。前回に阿波勝哉が使用して噴いていた２３号機を引いたが、新ペラに換わった。「まだペラはほとんどたたいてないので前検は参考外。三国で良かった自分の調整を信じて良くしたい」と意気込みをみせた。

５００勝レーサーの黒木誠一（４８＝兵庫）が、準決１１Ｒで鮮やかなまくりを決めた。 村上直久の番手がもつれたところをきれいにひとまくり。「やってもうたな」とニヤリと笑うと「３連単で１万５６０円？　安いな」と笑わせた。前回立川で内抜き失格を喫してＳ級点へ正念場が続く。「あの失格でピリッとした。なまけていた訳じゃないけど、なまけていたんだろうな」と、自慢のまくり足を磨き直した。決勝も伝家の宝刀で波乱を呼ぶ？

浦部郁里（２８＝福井）がトリッキーな動きで番手奪取に成功した。 先行態勢に入った児玉碧衣の３番手外並走で最終バックを迎えると、奇襲の単騎まくりを敢行。児玉が踏んで番手が空いたところに降りる、頭脳プレーで２着を確保した。「まくり切れればという気持ちと、番手にはまってもいいかなというのと半々でした。でも児玉さんのダッシュはいいですね」としてやったりの表情だった。福井に移籍して以降、関東圏の出走は今回が初めて。久々の関東で迎える決勝戦。トリッキーな走りが見られるか。

森高一真（３７＝香川）が機力に不満を漏らした。 特訓後には早々とペラ調整に着手した。「行き足が弱い。班でも劣勢だった。このままではしんどい」というのが理由だ。 初日は１２Ｒ選抜戦１枠を含む好枠デー。本番までに舟足の上積みを目指す。

メーン１２Ｒは、郷原章平（３４＝福岡）が豪快なカドまくりで万舟券を演出した。 ４カドからコンマ１３の全速スタートを決め、ぐいぐい伸びて決着をつけた。「回転が上がってバランスが取れてきた。手前の足が付いてきた」と、相棒にＯＫサインを出した。３日目の出番は、９Ｒ２枠１回走り。再びパワーでねじ伏せるか。

佐野梅一（３９＝京都）が準決９Ｒで単騎の戦いをしのぎ、決勝切符をゲットした。 逃げる伊藤裕貴ラインの３番手から、矢口啓一郎に合わせて先まくり。作戦通りに決まった。「決勝に乗るためにはあれしかない。でも、真後ろに矢口君がいるのは計算外でしたけど…」と照れ笑いを浮かべた。今節は実弟・洋継を従えての参加だった。「変なレースは見せられないという思いはある」。１１年１０月久留米では弟の前でＳ級Ｖの実績もある。大阪３番手追走から、弟の前で勇姿を見せられるか。

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Ａ級準決６Ｒで武田和也（２７＝奈良）が３着に逃げ粘り、決勝進出を果たした。 直前に、Ｇ１オールスターに向けて３３バンクを選んで奈良に来た深谷知広と合宿した。「いい練習ができたけど、（深谷と）同じメニューをこなしたらひざ痛が出た」と苦笑い。それでも、感触自体は悪くないよう。決勝は４分戦で、当面の敵は徹底先行の清水裕友。「いい状態のときに当たりたかったけど、まずは先行してどれだけやれるかですね」と主導権奪取に燃える。

福島陽子（４６＝岡山）が３戦１勝、２着２回のオール２連対と好調だ。 「全部の足がいい」と機力にも納得している。３日目は外枠の２走だが、ここを乗り切れば予選上位通過も見えてきそうだ。

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平成27年8月に、「開かれた行政」を目指す安倍内閣が、小中学生たちを首相官邸・公邸にお招きした様子をご紹介します。

秋の大型連休シルバーウイークに、ボート界の若手精鋭が激突するプレミアムＧ１第２回ヤングダービー（尼崎、２２日開幕）が行われる。まさにニュージェネレーション世代による争い。「ＲＯＡＤ　ＴＯ　ヤングダービー」と題し、５回連載で追う。（構成・中川純） ◆ヤングダービーとは ☆出場資格　９月１日現在で満３０歳未満の選手に限られて、男子、女子の別なくＯＫだ。 ☆優先出場　前年覇者が３０歳未満であれば優先出場権が与えられる。昨年の第１回大会を優勝した桐生順平は大村周年優勝戦Ｆにより出場辞退期間中のため、今回は出場しない。トライアルとして行われたイースタンヤング、ウエスタンヤング覇者も優先出場権を得られる。今年はイースタンが西村拓也、ウエスタンは篠崎仁志が優勝。篠崎仁は２年連続で制した。 ☆勝率上位　次に勝率上位順に選出される。選考期間は昨年７月から今年６月末まで。 ☆女子も互角の活躍　昨年は女子が７人

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樋口亮が５Ｒで５コースまくり差しを決めた。 レース後は控えめな樋口らしく恐縮していたが、１Ｍは実に鮮やかなもの。「みんなにいいっていわれるんですよ。調整で迷子になってたらウリ坊（瓜生）がアドバイスをくれた。出足型でいい」。同期の助言もあり５４号機のパワーをさらに引き出した。常日頃から「勘がない」とスタートに不安を抱えるが、そこさえ決まれば面白い存在になってくる。

１０３期の新鋭元砂勇雪が、２場所連続での決勝へ、力勝負を挑む。 予選９Ｒは最終ホームカマシで先制。番手を回った黒木誠一のキレ味鋭い末足にかわされたが、踏み直して２着に粘った。「あのカマシで楽に抜かれてしまったので…」と苦笑い。「でも、３着だと思ったら２着に残れたので良かった。明日以降はまた良くなると思う」とうれしそうに汗をぬぐった。前回の別府Ｆ１で、Ｓ級初の決勝行きを決めたばかり。準決１０Ｒは格上矢野昌彦を相手に力試しに出る

ルーキー児玉碧衣が、初登場の取手で名刺代わりの先行策を披露した。 最終ホームからマイペースに持ち込むと、３番手以下を突き放す踏み直しを発揮。「まず前に出て、後ろを見ながら踏めました。特に走りにくさもなかった」とニッコリ。それでも「スピードとか上がりタイムはまだまだです」と、快勝にも反省を口にした。練習嫌い？　からか、同期からは「天才」と呼ばれる。もっとも、本人は「最近、練習が楽しいんです」と心境の変化も。練習成果が目に見えて現れる、伸び盛りの２０歳は、７Ｒも逃げて決勝を決める。

◆松戸競輪場・交通ガイド 【所在地】 千葉県松戸市上本郷５９４ 【最寄り駅】 ＪＲ常磐線・北松戸駅（各駅停車以外は通過）西口から徒歩２分 【北松戸駅への主なアクセス】 ▼ＪＲ品川駅方面から　上野東京ライン（常磐線へ直通）快速の取手方面行きを利用し、松戸駅で各駅停車の我孫子方面行きに乗り換え。北松戸駅までの合計所要時間は品川駅から約４５分、東京駅から約３５分、上野駅から約３０分。 ▼東京メトロ大手町駅（ＪＲ東京駅と直結）から　千代田線（ＪＲ常磐線へ各駅停車として直通）我孫子方面行きを利用。北松戸駅までの所要時間は約３０分。 ▼埼玉から　ＪＲ武蔵浦和駅、南浦和駅などから武蔵野線・各駅停車の西船橋方面行きを利用し、新松戸駅で常磐線・各駅停車の代々木上原方面行きに乗り換え。 ▼茨城から　ＪＲ水戸駅、取手駅などから常磐線・快速の上野方面行きを利用し、柏駅で各駅停車の代々木上原方面行きに乗り換え。 ▼

◆オールスター・アラカルト（４） 前回に続き、決勝のレース傾向を過去１０回のデータから分析した。 ▼断然有利な先手ライン　逃げた選手は井上昌己（０６年）浅井康太（１１年）の２人が優勝しており、２着も金子貴志（０５年）新田祐大（１３年）と２人いる。差し切りは４人で、最終ホーム通過順は全員が番手だった。まくりは４人が決めており、番手まくり、３番手まくりが１人ずつ。後方はもちろん、中団の出番さえ少ない。 ▼４番車が大活躍　車番別の成績を見ると、一般的には軽視されがちな４番車が、トップタイの３勝を挙げている。車券に貢献すること６回を数え、昨年まで４年連続（２勝、２着１回、３着１回）と勢いも断然。引き続き要注意だ。５番車は３勝する一方で２、３着がなく、一発屋のムードを漂わす。逆に３番車は０勝、２着１回とはいえ３着５回が光り、３連単のヒモ狙いに最適。他に目立つのは１番車の苦戦で、８番車には全く出番がな

【２０日９Ｒ：ガールズケイリンコレクション・展望】 小林に逆らう手はない。７月の高知で初の失格を喫し、その後は憂さ晴らしとばかりに前走・西武園まで１５連勝、５場所連続の完全Ｖ。在校ＮＯ・１対決となった２場所前の伊東・決勝では、上がり９秒９の必殺まくりで尾崎睦（２着）に完勝している。 その伊東と西武園では、まくりに構えながらも最終ホームあたりからの早めの仕掛けが目を引いた。小回りの松戸に備えるような、積極的なレース運び。仕上げは万全とみられ、アクシデントがない限りコレクションＶ４が有力だ。 焦点は次位争いになる。力量では決め手シャープな石井寛、まくりに威力のある梶田が１歩リード。しかし、２人とも３３バンク、とりわけ松戸では、目立った実績がない。ここを得意走路とする加瀬や、近況で動きに切れが戻ってきた地元・石井貴が侮れなくなる。

高齢者を補助する介護ベッドや電動車いすなどの介護・福祉関連製品や、ふだん何気なく家庭内で使用している生活関連製品による高齢者の事故が近年増えているんです。その原因は、どこにあるのか？どのようにすれば事故を未然に防げるのか？生活を便利にする身の回りの製品を安心して使うために高齢者本人と身近にいる私たちが気を付けるべき点について、明治大学名誉教授の向殿（むかいどの）政男さんをお招きして詳しく解説します。