宇野弥生（３０＝愛知）が、予選１８位で辛うじて準優進出を果たした。 ３日目を終えて６、１、６、１、６着と両極端のレースが続いていた。予選最後の７Ｒは亀本勇樹との２着争いになったが、３着に終わった。「湿気に対応できていなくて、回転が合ってなかった。合えば悪くないけど調整が難しい」と首をひねる。それでも、さすがは速攻派。今節の平均スタートタイミングも早く、自慢のスタート勘はさえている。準優１１Ｒは６枠だが、大外からスリット攻勢で見せ場をつくる。

君島秀三（３５＝滋賀）が鮮やかに連勝発進を決めた。 ３Ｒは２コース差し、続く１１Ｒはインから快勝。内枠２走のメリットを最大限に生かした。「悪くはなさそうですね。まだスタートは置きに行っている感じだけど、乗りやすさもあります」。上々の手応えを口にする。２日目以降もシャープな攻めは必見だ。

山口裕太（３１＝広島）が地元から唯一、準優に進出した。前期ラストの児島で勝負駆けをクリアして４期ぶりにＡ１復帰を決め、新期に入ってホームで迎える第一戦。ただし、足はあまり良くない。「ターンで最も負荷のかかる部分の足が弱い。でも、もうこのままで頑張るだけです」。５日目の準優１０Ｒは５枠になったが、気迫でダッシュ一撃を狙う。

地元の芦沢望が無傷の３連勝と好調だ。２日目８Ｒは６号艇での登場となったが、大外から鋭いまくり差しで突き抜けた。 「展開が良かった」とツキの良さを強調するが、「足はバランスが取れているし、乗りやすさもある。上位グループに入っている」とエンジン複勝率２８・７％の３１号機を見事に立て直している。３日目は３Ｒ５号艇、１０Ｒ３号艇で登場する。どこまで連勝を伸ばせるか注目だ。

長嶋万記（３４＝静岡）が予選トップ通過を決めた。 １０Ｒ、５コースから鮮やかにまくり差して、１分４７秒８の今節１番時計をマークした。「タイムは狙っていきました。エンジンがいいから展開も向く。最近の浜名湖では一番出ています」。機力、リズムとも申し分ない。準優１２Ｒを危なげなく逃げ切り、１２年２月以来の地元優勝に王手を懸ける。

松岡篤哉（３３＝岐阜）が積極策で３場所ぶりの決勝進出だ。 初日特選１１Ｒは赤板すぎにたたくと、杉森輝大の３番手まくりを封じて逃げ切った。「杉森君がしぶとかったけどね、なんとか勝てた」と安堵（あんど）した。弱点だった末の粘りもよし。「去年の秋ごろに、師匠の（山口）富生さんにトレーナーを紹介してもらった。体作りの方法を変えて、その成果が出た」と胸を張った。押さえ先行が新たな武器となり、準決１０Ｒも隙のないレース運びを見せる。

東龍之介（３４＝神奈川）が予選のリベンジに燃えている。 予選９Ｒは目標にした菅原裕太が先行し、番手絶好の展開。だが、最終バックからまくった吉田茂生をブロックできず、自身も４着に終わった。 レース後の東は「自分の技量不足です…。菅原君があんなに頑張ってくれたし、あの展開ならせめて２着に入らないと…」と唇をかんだ。勝ち上がりは決めたが、志願して追い込みとなり、競り込んできた東にとって、番手の仕事で失敗したことは何よりも悔しかったようだ。「明日は頑張ります」と東。準決は同県の先輩村上直久が目標。初日の失敗を取り返す。

下條雄太郎（３０＝長崎）が、１４年５月大村のゴールデンウイーク戦以来の優勝を飾った。 １Ｍまくり差しから、辻栄蔵との接戦を制した。２年ぶりの優勝に「長かったですね。素直にうれしい」と笑顔だった。次節は１２日からの大村周年に出走。地元Ｇ１に向けて「今節でプロペラの調整もつかめたし、いいイメージを持っていける」と活躍を誓った。２着に辻、３着は真庭明志が入った。

中園和剛（３３＝福岡）が練習仲間の高鍋邦彰（２９＝同）を目標に久留米ワンツーを狙う。 「時間が合えば一緒に練習している」と気心が知れている。３月の福井、高知と連続Ｖの高鍋が好機に仕掛ければ、番手で好アシストして白星スタートのチャンスだ。

Ｇ３開設６６周年記念・湘南ダービー（１２～１５日）を開催する平塚競輪場の関係者がＰＲのため９日、東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れた。ＳＳ班の浅井康太、新田祐大、武田豊樹、山崎芳仁、稲垣裕之や、地元の郡司浩平、桐山敬太郎らが出場する。 平塚市公営事業部の柏木道之部長は「ゴールデンウイークから日程が替わりましたが、素晴らしいメンバーが出場します。売り上げ６５億円を目標にしてます」と話した。 ４月から同競輪場のイメージキャラクターを務める人気モデルの石川恋は「先日、初めて競輪場に行きました。車券は外してしまいましたが、迫力があり命懸けの熱いスポーツでした。最終日（１５日）にトークショーをするので、いっぱいお客さんに来てほしい」と笑顔を見せていた。 １２日は錦野旦、１３日はジェロのライブが、１４日は動物戦隊ジュウオウジャーショーがある。

Ｇ１開設６４周年記念・海の王者決定戦（１２～１７日）を開催する大村ボートの関係者がＰＲのため９日、東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れた。 瓜生正義、毒島誠、池田浩二、峰竜太らトップクラスが参戦しダブルドリームで行われる。１４日には８５期生による銀河系選抜がある。大村市競艇企業局の池田辰也企画課係長は「売り上げ目標４８億円を突破したい。イベントが多いので本場で楽しんでいただけば」と話した。遠来のファンのため、恒例の交通費キャッシュバックサービスなどを実施する。 キャンペーンガールの早瀬あやは「トップクラスの走りを楽しんでください」とアピール。１３日は往年の名選手によるエキシビションレース、１４日はゆりやんレトリィバアのお笑いライブ、１５日はパンクブーブーの漫才ライブ、１６日は平山みきのスペシャルライブがある。

深川真二（４１＝佐賀）が３日目１２Ｒ、エース機を駆る安田政彦のカド攻めを封じて逃げ切った。 「スタートは食いしばっていったのにコンマ２０。安田選手がじわじわ出てくるのは見えたけど、ターン回りがいいから、なんとかなったね」とにやり。ペラの方向性も合ってきており、積極的なコース取りで準優１号艇をゲットする。

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平成２８年５月９日、安倍総理は、総理大臣官邸で「平成２８年（２０１６年）熊本県熊本地方を震源とする地震非常災害対策本部会議」（第２４回）に出席しました。

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熊本地震被災地支援のため「思いよ届け　心の輪」をテーマにした復興チャリティーイベントが、日本競輪選手会京都支部支援の下、午後１時からイベントステージで行われた。 ＳＳ班の村上義弘、稲垣裕之をはじめ村上博幸、川村晃司やガールズの山本レナ、山路藍ら総勢１７人が降りしきる雨の中、ファンに対応した。参加選手を代表して村上義は「被災地支援に僕ら選手に何ができるか考えた結果、支部として結集して少しでも力になれればと思いました。１日も早い復興を心から願っています」と話した。

６Ｒで牧宏次（４２＝東京）、後藤陽介（３６＝愛知）、黒崎竜也（３９＝愛知）、横沢剛治（３８＝静岡）の４人がフライング。３連単は不成立となった。中でも、コンマ０５の勇み足となった黒崎は「非常識なフライング」で即日帰郷となった。

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馬渕紀明（４４＝愛知）が８日に行われた広島競輪９Ｒ、Ａ級決勝（６着）を最後に引退した。９１年にデビュー。通算２１１５戦で４１６勝、４６回の優勝を飾り、２５年間の現役生活にピリオドを打った。 迫力ある先行、まくりを武器に、９３年青森全日本選抜から１０年松戸日本選手権まで１７年間、Ｇ１戦線で戦った。１０度のＧ３優勝（３日制）の実績があり、ナショナルチームの一員としても活躍した。Ｓ級生活が長かったが昨年７月Ａ級に陥落。「Ａ級生活も、多くの選手の気持ちが分かり収穫があった」と振り返った。

来期Ｓ級に初昇級する佐藤佑一が機動力を発揮した。 準決９Ｒは打鐘から踏み込んで、荒井春樹をたたいて先行。「仕掛けるタイミングも想定通り。最終ホームでも後ろの状況を確認した」とペース駆けで押し切った。初日特選は打鐘先行したが最終ホームで荒井に番手に入られて７着に沈んだ。「きっちりと初日の修正ができた」と手応えをつかんだ。今年は１月前橋から７場所連続で決勝進出するなど活躍したが、優勝に縁がない。それでも「状態は変わらず。展開だけ」。決勝は山岸佳太の先行とみれば中団からまくりか。Ｓ級戦へ弾みをつけるＶ奪取だ。

今度は本命党から喜ばれるぞ！ 山下渡が白星スタートを決める。４月川崎Ｇ３の最終日は、平原康多のバックまくりを差し切って充実一途だ。「平原さんは『たれた』と言ってたけど、ファンにはやじられた（笑い）」と謙遜するが、個人上がり１１秒３だった平原を差して、山下の株は一気に上がった。今開催は注目を集める地元戦。「しっかりと練習してきた。地元だが、普段のレースと同じように自然体で」。笑顔が絶えず、力みはなし。特選１１Ｒは逃げる杉森輝大をガードして差し切る。信頼の一手だ。

藤田大輔が地元戦へ向けて気炎を上げた。 状態を問われると、待ってましたとばかりに「調子が良すぎるので優勝を目指したい」と、不敵な笑みで自信をのぞかせた。昨年末は９６点にまで点数を落とし、辛うじてＳ級残留を決めたほどだったが「練習でいろいろと試してきたことがやっと結果に出てきた」と白い歯を見せた。まくりの決まり手も増え、自力足が戻ったことも要因だろう。目標の鈴木竜士には直前の宇都宮決勝でまくられている。「だから強いのはよく知っている」と笑う。『昨日の敵が今日の友』に。地元で久々の予選１着を狙う。

今開催は熊本から２人が参加する。 特別競輪でも活躍してきた松本大地は「自分は熊本市内でも南区だったので家はとりあえず大丈夫。ただ、中はぐちゃぐちゃでしたけどね」と震災の状況を語っていた。それでも表情は明るい。「今回は震災以来、久々に練習ができたんですよ。街道練習できる場所が見つかったので。少しずつ、日常が戻ってきた」。同県の後輩・中川誠一郎の日本選手権Ｖも刺激になった。「久々に明るい話題を提供してくれた」と、わが事のように喜んでいた。地元と同じ５００バンクで、松本がこん身の直線勝負に出る。

佐藤大佑が初日８Ｒを抜きで勝利し、幸先のいい船出となった。「伸び型だけど、出足ももっさりしている感じはない」とエンジンは水準以上の動きを見せる。 ４月びわこでは、デビュー６年目でうれしい初優勝を達成した。「優勝して精神的に全然違います。自信になりました」と大きな経験値を得たようだ。「お客さんにもっとアピールしたいです」。今節は一回り成長した姿を、地元ファンに見せつける。

競輪トップレーサーによる短期決戦、全プロ記念（全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪）が今月２１、２２日の２日間、伊東競輪場で行われます。 グレードはＦ２ですが、２３日の全プロ選手権でＧ１寛仁親王牌（１０月７～１０日＝前橋）の出場権、シード権を懸けて戦うＳ級Ｓ班らの強豪が集結するだけに、見逃せません。 ニッカンスポーツ・コムでは各開催日の前夜に、ＰＤＦファイル形式のＷＥＢ新聞「ＰＤＦ新聞」を配信します。担当記者の印（◎○▲☆△）・短評・周回予想が付いた全レースの出走メンバー表、選手コメント、注目レーサー記事など、車券作戦に役立つ情報が満載。全て無料でダウンロード、印刷できます。 しかも出走表は全レース、Ｇ１開催の紙面に掲載しているものと同じ大型サイズ。これを使えば、レースの検討材料をいち早く手に入れ、じっくり推理できるという、必見のコンテンツです。 ＰＤＦ新聞は現在、ミッドナイト競輪の全開

農業分野と障害者福祉分野。それぞれの分野が抱えている課題を、連携することにより解決できる可能性があります。プロジェクトとして徐々に広まりつつある「農業と障害者福祉の連携」。ある工夫をすることで予想以上の効果を挙げている例もあります。農業の「農」、障害者福祉の「福」の二文字を取って「農福連携」とも呼ばれるこの取組について、農林水産省　農村振興局　岩本千樹審議官に話を聞きます。聞き手はフリーアナウンサーの関谷亜矢子さん。ぜひご覧ください。 （BS日テレ 平成28年5月7日放送）

佐藤健太（２８＝福岡）が準決５Ｒ２着で決勝切符をつかんだ。広田敦士にたたかれたものの、冷静に３番手を確保して「４角から（内が）空くと思って狙ってました」とインを伸びた。打鐘先行した予選も若松孝之にはまられながらも２着に逃げ粘って状態のよさをアピール。久留米をホームバンクにしているが、「デビューもここ（小倉）。いきなり優勝できました。ドームということもあって、こっちの方が成績がいい」とにんまり。ミッドナイトに合わせて生活のリズムも変えた。「調子がいいのはわかっている。決勝も狙います」と優勝に照準を合わせた。