平高奈菜（２８＝香川）の声のトーンがなかなか上がらない。２日目１２Ｒをインから逃げ切り、今節初勝利を手にしたが「伸びは悪くないけど、自分が好きな乗り心地ではない。反応とか、舟の向きが良くない。初動の感じがいまひとつなんですよ」と調整の必要性を口にした。３日目の走りで真価が問われそうだ。

松尾祭（２８＝香川）がうれしい地元初優出を決めた。準優９Ｒ、４カドから最内を突いて人気のイン松江秀徳を差し切った。 「スタートを全速で行けたのが良かった。足は上位とも遜色ない。展開を突ける足だし、優勝戦もスタートを行って見せ場をつくりたい」と力強く話した。

遠藤エミ（２８＝滋賀）が浜名湖初優出を決めた。準優１１Ｒは握り込みでやや遅れたものの、一気に加速してトップスタート。インから一瞬にして突き放した。 仕上がりには自身も驚くばかり。「行き足は自分でもびっくりするくらいに良かったです。ほかの足も全部がいい状態です」と完調宣言が飛び出すほどだ。優勝戦は２コースからスリットで少しでものぞき、１枠長嶋万記を脅かす。

１０７期のルーキー鈴木竜士（２２＝茨城）が、２度目のＳ級優勝に照準を定めた。初登場の千葉バンクに初日は「踏み直すポイントを修正したい」と語っていたが、準決１１Ｒではバックで１度休んでから踏み直す、余裕の走りを披露。最後は番手の成清貴之に差されはしたものの「足は問題ないですね」とキッパリ言い切った。 しばらくは「今の課題」と、苦手な押さえ先行に徹していたが、目標だったルーキーチャンピオンレース（９着）の後は持ち味のダッシュを生かすカマシ、まくりの封印も解いている。「基本は先行ですけど、何でもできるように」。Ｓ級初Ｖは単騎まくりで決めた鈴木。自慢のダッシュで別線一蹴をもくろむ。

杉森輝大（３３＝茨城）が地元Ｓ級初Ｖを狙う。２月伊東でＳ級初Ｖ、直前は高知Ｇ３を挟んで３場所続けて決勝進出。その充実ぶりは本物だ。 今開催は前へ前へと攻めながらスパートして、たたかれもろいイメージを消した。中団まくりを連発して「準決は突っ張り先行か、早めに押さえられれば、どこかを分断してから仕掛けるつもりだった。作戦どおり。状態は軽くなっている」と胸を張った。決勝１１Ｒは房州輝也が率いる北日本勢と実質２分戦。好スパートに向けて視界良好だ。

前回小田原Ｆ１で完全Ｖを飾った野原雅也（２２＝福井）が、特選から２着２本で決勝に勝ち上がった。 「決勝には上がりましたけど、何かうまく攻め切れてないですね」と不満げな表情。決勝は同じ近畿で地元の山本伸一と別線勝負となった。「後ろに市田（佳寿浩）さんが付けるし、頑張りたい」。気迫を前面に出す山本を撃破して、２場所連続優勝を目指す。

予選３日目までが終了し、浜野孝志（３５＝三重）が得点率トップに立った。 行き足から伸び中心に仕上がりは上位級。「スタート放っても伸び切った。このままでいく」と足に自信を持っている。今節は９０日のフライング休み明け３節目で「レース勘はまだ」と話すが、スタートはしっかり決まっている。４日目は中外枠で登場する。足の特徴は生かせる枠番で、予選最終日も強気に攻めていく。

今節デビューの１１８期・吉川貴仁（２２＝三重）が早くも素質の片りんを見せた。１Ｒを外マイ、７Ｒは最内差しで、ともに２着。足の良さも目立つが、ハンドルもなかなか鋭い。先輩選手からは「上手だな」と声を掛けられ、だいぶ緊張がほぐれてきた。「前半（１Ｒ）が惜しかった。もうちょっと踏み込んでいれば、まくれていたかも」。最終日も１、６Ｒの２回乗り。貪欲に水神祭を目指す。

ハキハキと取材陣に応対する小林莉子（２３＝東京）だが、男子に間違われることがあるという。 「宿舎の風呂場では世話係のおばさんに男子が入っていると言われ、先日は高速のサービスエリアの女子トイレに男子が入っていると通報されました」と笑いながら話した。 動きも無駄がなく、男っぽく見えるのだろう。「でも、好きな男子の前では何も言えなくなってしまうんですけどね」と乙女心もアピール。６Ｒガ予１では無駄のない動きで押し切りを目指す。

Ｇ１開設６２周年記念トーキョー・ベイ・カップ（１４～１９日）を開催する平和島ボートの関係者が１０日、ＰＲのため東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れた。豪華メンバーがそろい、昨年に続きトリプルドリーム戦（初日１１・１２Ｒ、２日目１２Ｒ）が行われる。特に初日１２Ｒの平和島周年覇者ドリームは、５６～６１周年の優勝者（中島孝平、中野次郎、篠崎元志、平石和男、太田和美、松井繁）がずらりと並び壮観。府中市事業部の加藤哲康次長は「選手には熊本、大分の被災地を勇気づける活気あるレースをお願いしたい。イベントも盛りだくさんでご家族で楽しんでいただけるので、初めての方もぜひ本場に足を運んでお楽しみください」と呼びかけ、売り上げ目標として５０億円を掲げた。 初日と最終日にライブを行う平和島応援大使の神園さやか（２９）は「舟券は全レース買います。知れば知るほど分からなくなって的中率が５割から３割になっちゃいました

平成２８年５月１０日、安倍総理は、総理大臣官邸で海洋エネルギー資源開発促進日本海連合による「日本海側の海洋エネルギー資源開発促進に関する要望」申入れを受けました。

エース機を駆る安田政彦は４日目を連勝で締めた。 得点率２位に「このエンジンで１位になれないのは恥ずかしい」と苦笑いだったが、１２Ｒで得点率トップだった森永淳が妨害失格（負傷帰郷）の憂き目に…。安田に１２Ｒ１号艇が巡ってきた。節一パワーで５日目も連勝し、優勝へと突き進む。

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デビュー前、１度もボート場に足を運んだことがなかった女の子が、少しずつ成長を遂げている。女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」、今回は深尾巴恵（２３＝群馬）を紹介する。ピットでの新鮮な出会いに日々喜びを感じ、オフにはカメラを片手に動き回る。好奇心あふれる素顔に迫った。 着実に成長し続ける深尾巴恵 －短大卒業後、なぜボートレーサーに 深尾巴恵　それまでの人生で、何もチャレンジしていない…という気持ちがありました。具体的にやりたいことはなかったけど、やまと学校（※福岡県柳川市にあるボートレーサー養成学校）の事を思い出して、受験を決めました。 －やまとの記憶とは 深尾　高校の時、テレビで、やまと学校の特集を見たんです。それが印象に残っていて。 －中学はソフトボール部、高校はサッカー部、体を動かす仕事に就きたかったのか 深尾　ソフトもサッカーも大した実績は残せませんでした。

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充実した情報提供を目指す岸和田競輪では、ニッカンスポーツ・コム「無料ＰＤＦ新聞」を、好評につきＦ２開催でも配信しています。 次回は今月１５～１７日の「泉州水なす賞争奪戦」。Ａ級１・２班戦とチャレンジレース（Ａ級３班戦）が組まれ、いずれも激戦必至の好脚がそろいました。 Ａ級１・２班戦の主役は、今年優勝２回と実績上位の藤田勝也（和歌山）です。６場所連続の決勝進出を狙った前回・久留米は準決８着で敗退。それでも初日特選を先行、最終日をまくりで勝利しており、このメンバーに入ってもパワーは通用するでしょう。 別所英幸（福岡）が好目標を得た場合、その差し足には要注意。日当泰之（青森）は近況ひと息ですが、本来の機動力は藤田と互角だけに侮れません。 チャレンジレースでは、自力タイプなら地元期待の坂本佳憲（大阪）と新鋭・尾形鉄馬（宮城）、追い込み勢では吉川裕二（大分）がＶ候補に挙がります。 Ｓ級戦は高配当が出

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伊原克彦が大外一気の強襲で鈴木竜士を２着に沈めた。 カマシ先行に出た鈴木の３番手に鮮やかに飛び付き、最後はまくり追い込み。「自分としては７～８割くらいで踏んで飛び付けました。久々の１着なのでうれしいです」としてやったりの表情だった。右ほおには昨年１０月松阪で顔からバンクに落ちた痛々しい傷痕が残る。「骨折はなかったけど、その分、不調が長引いたんです。でも、最近は力が伝わるようになった感覚があるんです」。手応えありで挑んだ予選だった。これがフロックではないことを、準決１１Ｒの再戦で証明できるか。

予選組では加賀山淳の動きがいい。 初日７Ｒは前回Ｖの久米康平を後方に追いやり、打鐘すぎにスパート。ゴール寸前で番手の白戸淳太郎に差されたが、組み立てのうまさが光った。白戸が「加賀山君は久米君をよく研究していて、イメージ通りの展開。すごい」とほめると、加賀山は「バック側が追い風で、どこで踏めば車が流れるかを考えた」としてやったり。昨年の南関地区プロ１キロＴＴチャンプが、全プロ競技会を約２週間後に控えてノリノリだ。準決１０Ｒに向けて「腰の使い方を特に意識して力を出し切る」。敵はあくまで己。逃げまくって松岡篤哉にひと泡吹かせる。

山口貴弘が金子哲大の先行を差し切り、白星スタートを決めた。 「前が全部やってくれました。前のおかげ」と、金子の走りを絶賛した。前場所の西武園では４年ぶりのＧ３決勝に進み、競走得点は１００点台まで回復。１年前、千葉を走ったときはけがによる成績不振でＡ級生活を強いられていただけに「こうやって１着が取れると、気持ちの面でも大きいですよね」と、満面の笑みを浮かべた。準決９Ｒは特選の真崎新太郎が３番手で折り合い、再度金子の番手回り。好目標を得た山口が、２場所連続決勝をにらむ。

亀山高雅が２日目１Ｒで豪快なまくりを決めて快勝した。 初日５Ｒ後は「全然駄目」と話していたが、「ペラを大幅にたたいた」と早めの調整が功を奏し、足は上向いてきた。「レース足がいいですね。バランスが取れていてレースがしやすい」と水準以上の動きを見せる。「反応してくれているし、もうこれでいい。ペラの微調整ぐらい」と大きな作業はなさそうだ。３日目は内枠２走で登場。連勝の可能性は十分ある。

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