エース４７号機を駆る坂咲友理（２６＝大阪）が３Ｒでまくり快勝。オール２連対をキープする。 「足は悪くないけど、伸びていく感じはないんです」と本人は複勝率（５７・４％）ほどの手応えは感じていないが、実戦気配は抜群。３日目の好枠デーでさらにポイントアップを狙えそうな勢いがある。

１２Ｒで優勝戦が行われ、１号艇木下翔太（２５＝大阪）が逃げて、前節の徳山に続く２節連続の優勝を飾った。レースは３号艇小坂宗司がカド３コースにして握って攻めてきたが、木下はしっかり受け止めながら回ると、バックで抜け出して優勝をほぼ確実にした。「（小坂さんの３カドは）気付いていませんでした。それよりスタートに集中しようと思っていました」。レース前から自分との闘いと繰り返していたが、コンマ１１の踏み込みを決め、有言実行で逃げ切った。 「若松は久しぶりでしたが優勝できました。顔を覚えてもらって次に来たときにも応援していただけるように頑張ります」とファンに感謝の言葉を述べた。

金子龍介（４３＝兵庫）が強烈なパワーを見せつけた。 ３日目は豪快まくりを連発し、２日目から堂々の４連勝。得点率も２位に浮上した。「フルダッシュだとすごく伸びる。６走目が一番良かった。ターン回りも良くなったし、このまま行きます」ときっぱり。予選トップ通過を目指し、４日目もパワフルな仕掛けを披露する。

節一パワーを誇る片岡雅裕（３０＝香川）の勢いが止まらない。４日目６Ｒは接戦を制し、準優進出戦１１Ｒは逃げ圧勝。２日目から６連勝と乗りに乗っている。機力には「足は全部いい。気温が下がる後半の時間帯はさらに良くなる」と自信満々。準優１１Ｒもあっさり逃げそうだ。

浅井康太（３１＝三重）率いる中部勢（三重チーム）がチームスプリント連覇を決めた。浅井は昨年不在だったが「寛仁親王牌の特選に乗りたいなら、おれが３走をやったる」と申し出てチームに参加したという。「いつもの練習仲間とＧ１の上の方で戦うために参加した。３走目は普段やっている競輪の技術が生かせるので。普段から番手を回って、最後の１周を自力でやるようなものなので。自分が３走目なら（伊藤）裕貴の失速もカバーできると思ったから」と胸を張った。

え？　長距離でも強いの！？ 過去にスプリント３連覇を達成している北津留翼（３１＝福岡）が、４キロ個人追い抜きで初優勝を飾った。長距離種目に転向して３年目での優勝。３連覇中だった岡嶋登を破っての優勝に「岡嶋さんが強いので研究させてもらった。いい勉強になりました」とうれしそうに笑った。今後は「また違う種目に行こうと考えている」とニッコリ。無類の自転車好きが個人種目優勝を総なめにする日も近い！？

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寺田千恵（４７＝岡山）は６年連続１２回目出場に「数少ないファンが書いてくれたんでしょう。腱鞘炎になってないか心配」とほほ笑んだ。 この絶妙なトークセンスに加え、「伸びる気がする」と９号機にパワーセンスを感じた。０１年６月のからつグラチャン、優勝戦１号艇（５着）という夢の女子ＳＧ優勝へ最も近づいた実力者でもある。「ＳＧを何十回と走って（予選突破は）２回だけ。奇跡を起こせるように」と準優入りを狙う。

太田和美（４３＝大阪）が早くも好感触を得た。 手にした７号機に対し、「比較は分からないが、足はそんなに悪くない。バタバタする雰囲気じゃなかった」と及第点を与えた。実際、スタート練習後は調整に追われることなく、ゆったりムード。初日２、８Ｒの２走が楽しみだ。

初日ドリーム戦２枠の毒島誠（３２＝群馬）が気配良好だ。 スタート練習を終えると、１枠山崎智也（４２＝群馬）が「３本とも隣が毒島選手だったけど、行き足は僕より大分良さそうだった」と脱帽。毒島本人も「悪くないと思う。気配は（山崎）智也さんより、少し良さそう。尼崎は悪いイメージが全くない。淡水の水面は好き」と語った。初日ドリーム戦、群馬対決を制するか。

佐藤幸治（３０＝長崎）が肉体改造の効果で白星を量産している。 １５年１月からウエートトレーニングを積極的に取り入れパワーアップ。効果が出るまで１年以上かかったが、３月広島で今年初優勝を飾って弾みがついた。続く豊橋から初日の特選を５連勝している。 「体が変わってきたことが分かる。選手になって一番いい感じです」と確かな手応えをつかんでいる。７Ｒ特選で機動力を発揮し初日特選６連勝を飾る。

吉田俊彦（３７＝兵庫）が機力に微妙な反応を見せた。 スタート特訓後は調整に長い時間を費やした。「普通あるといいかな…という感じ。握り込みは悪かった」と首をかしげた。 初日は１２Ｒ１号艇を含む２走。本番までに機力上積みを図っていきたい。取捨を見極めるためにも試運転は目が離せない。

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馬場貴也（３２＝滋賀）が２日目連勝で得点率トップに立った。前半５Ｒは１周２マークの豪快なターンで逆転。後半１２Ｒはイン速攻で１分４７秒台の上がりタイムを連発した。 「良かった伸びにターン回りがきてバランスが取れた」と機力は上々。「これはエース機候補ですよ」と、２０号機にぞっこんだ。

中里優子（４３＝埼玉）が見事、人気に応えて優勝した。 １２Ｒ優勝戦は１号艇で登場し、インからコンマ１２のトップスタート。他を寄せ付けず先マイを決めて押し切った。今節は上位級の機力を味方に１１戦８勝と白星を量産。まさに圧勝のシリーズだった。 これが２月の江戸川オールレディース以来、今年２回目の優勝。通算では５回目。

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静岡支部のトップレーサー今坂勝広選手（いまさか・かつひろ）が２１日午後６時５５分、胃がんのため死去した。４０歳だった。 ９４年１１月１１日、７５期生として浜名湖でデビュー。９７年１月児島で初優勝、Ｇ１は０３年６月の江戸川周年を制した。ＳＧ優出は１０年３月の平和島クラシック（５着）、同１０月の桐生ダービー（４着）の２回。強気の攻めを身上とし、「ガッツ今坂」のニックネームでファンを魅了した。９９年後期から３４期連続でＡ１級をキープしたが、昨年１２月３０日の浜名湖を最後に戦列を離れていた。 通算優勝６１回。通算獲得賞金７億５７１８万３７７６円。

武田豊樹（４２＝茨城）が２年連続４度目のＳＰＲ賞制覇を決めた。盟友平原康多の赤板先行に乗ると、最後は３番手諸橋愛とのデッドヒートをしのいだ。 ファンが待ちわびた、今年初Ｖだ。和歌山での落車で始まった１６年は初勝利までには４カ月も要した。それでも決して言い訳はしない。「焦る気持ちはなかったです。落車がというより、だんだん（肉体が）さびれてきているので。さらにトレーニングを積んでＧ１で戦いたい」。もっと強くなりたいという鋼の意思、それこそがトップに君臨できるゆえんだろう。その中で、好相性のＳＰＲ賞制覇が、武田復活の最高の演出になった。「今、関東が元気がないので、平原君と２人で気持ちを１つにして集中して走った。平原君と２人で優勝したという気持ち」。盟友とともにつかんだ頂点は、武田にとって最高の喜びだった。伊東温泉に復活ののろしを上げた武田と平原。Ｇ１戦線での巻き返しは、これからだ。

リズムを取り戻した小林申太が、ストップ中田雄喜に挑む。 単騎で見せ場なしの初日特選と一変し、準決は力強かった。最終ホームでたたいて先制。中田にまくられたものの、４角でも踏み直して２着と逃げ粘った。「前に出てからしっかり踏む。持ち味を生かせた。ラインがあると戦いやすい」と話し、ドリンクをおいしそうに飲み干した。殻を破ったのは年頭から。「横山（尚則）君や鈴木（竜士）君ら茨城の若手達と練習するようになった。弱いままでは失礼になるし、早く力を付けたい」と使命感も原動力だ。決勝１０Ｒ。「勝ちたい」と強い思いでダッシュする。

岡部哲が準優１１Ｒで６コースから３着に食い込み、１４年３月住之江以来、約２年２カ月ぶりの優出を決めた。「今節はついてますね」とにこにこ顔。 江戸川は７回優出歴がある得意水面だが、最近はなかなかあっせんがなく、今節が１４年１１月以来、約１年半ぶりの参戦だった。「少しブランクがある分、潮の読み加減が難しかったですがだいぶ慣れました」とすぐ対応できるところが江戸川巧者らしい。「展開を作れるようにしたい」。５コース自在戦で好配当を演出できるか注目だ。

ＳＧ第４３回ボートレースオールスター（２４～２９日、尼崎）の前夜祭が２２日、大阪市内のホテルで開催された。 招待されたファン、関係者など約３００人が出席。初日ドリーム戦出場の６選手、地元の吉川元浩、魚谷智之、女子７人の計１５選手が参加し、会場は大いに盛り上がった。ＤＲ戦は１枠に山崎智也（４２）、２枠に毒島誠（３２）の群馬コンビが構える。昨年覇者でファン投票１位の山崎は「群馬ワンツーをしたい。着順？　できればファン投票どおりで。インから遅れないように頑張ります（笑い）」と話し、歓声を浴びていた。

９Ｒの山田祐也は平和島が約１年８カ月ぶり。しかも３０日のＦ休み明け初戦を逃げ切りで勝利した。 「いきなり１号艇できつかった」と話した通り、スタートの通過順は５番目。だが１Ｍまでに伸び返し、先マイを決めた。「追い風に変わってスタート遅れたけど全速です。行き足からいいし伸びはいい方ですね」と表情は明るい。この１年で、勝率を４点台から６点近くに上げ、来期はＡ２に昇格。成長した姿で２度目の平和島に挑む。

王者が本領発揮！？　「ＲＯＡＤ　ＴＯ　オールスター」の最終回は「なるほどデータ集」。山崎智也のドリーム１号艇は波乱含み。さらに大会Ｖ実績は大阪支部がトップで、王者松井繁（４６＝大阪）は名うての尼崎巧者でもある。今年記念ロードを席巻する最強軍団の大将が、データ通りの強さを示すか。 ＜１＞大会相性　最多優勝は野中和夫（引退）の６回。これは同一ＳＧの優勝回数としては断トツ。中道善博（引退）、山崎が３回で続く。山崎は昨年大村大会からの連覇が懸かる。 ＜２＞ファン投票１位　１位の回数が最も多いのは今村豊の６回。野中と松井が５回。山崎は今回４回目のトップ。 ＜３＞支部別Ｖ　歴代覇者の支部別では、大阪が１０回で首位。福岡５回、徳島４回と続く。 ＜４＞オールスターＤＲ戦成績　近３年は全てイン逃げの堅い決着。ただし、山崎の１号艇は３戦１勝、３着２回と波乱含み。３着時の１着は、０１年浜名湖が今垣光太郎、１１年

小学校に上がる前に行われる幼児教育。この時期に育まれる感性や社会性、基本的な生活習慣などは、生涯にわたる人格形成の基礎を培うものです。将来の日本の社会を担う子供たちに、質の高い幼児教育を受けられる環境を整えることは、いわば「未来への先行投資」として必要なものです。このような考えをもとに現在進められている幼児教育の無償化への取組について、文部科学省大臣官房審議官の浅田和伸さんに話を聞きます。聞き手はフリーアナウンサーの関谷亜矢子さん。ぜひご覧ください。 （BS日テレ 平成28年5月21日放送）