史上最年少&デビュー最短SG優勝に挑んだ鈴木圭一郎(21=浜松)は、惜しくも2着に敗れた。 2番手スタートから1周3角で先頭に立った。快調に逃げたが、6周3角で中村雅人にさばかれた。抜かれた後は必死に追走したが、差を詰められなかった。「今日の結果でSGで戦える自信がついた。抜かれたのが中村さんなので」(鈴木)。次期ランクでS級3位に躍進した成長株のSG制覇は時間の問題に映った。
中村雅人(35=川口)が、故片平巧、高橋貢、永井大介、浦田信輔に続く史上5人目のグランドスラムを達成した。6周3角で逃げる鈴木圭一郎をとらえ、ゴールまで粘り切った。「弟分に負けないよう、背中を追った。本当にうれしい。最近はなさけないレースが続いていたが、うまくいった」と喜びを爆発させた。2着は鈴木圭一郎、3着は青山周平。 3連単(3)(2)(4)1130円、2連単(3)(2)650円。 ※成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください。
岡村仁(32=大阪)が超ビッグ配当を演出した。 メイン12Rドリーム戦、石野貴之と田中信一郎の内2艇が仕掛け遅れ、1Mは3コース太田和美がまくったが、1Mは流れた。4コース丸岡正典が差した内を、岡村は大外から鋭くまくり差した。 2連単は30番人気の3万1230円、3連単は何と120番人気の19万8770円。とともに最低人気の超高額配当となった。「僕を信じて買ってくれたお客さんに、ありがとうと言いたい」。外枠での連勝と最高の船出になった。
森高一真(38=香川)が7Rは2コースまくり、12Rはイン逃げで快勝。2日目連勝を決めた。「まくっていったから伸びてるように見えるけど、足は全体に中堅。レースではそんなに余裕はないよ」と話すが、レース後の表情は落ちついたもの。シリーズリーダーに浮上して快調に飛ばす。
菅田壱道(30=宮城)が初のG1決勝に挑む。 準決10Rで、中団まくりで勝った新田祐大とワンツーを決めた。初のG1決勝進出に「ひとつ目標をクリアできた。宮城の若手にとって、G1決勝に行けるってモデルになるかも」と胸を張った。直前は短走路の宮城県自転車競技場で合宿を張った。短走路を乗り込んだ効果もずばり。決勝11Rは再度、新田のスーパーダッシュを追う。
古場輝義(56=大阪)がいぶし銀の技を発揮した。 準優11Rは5コースからまくり差しに構えて2着に入った。「展開が良かっただけやね」と言いつつも表情はにこやか。優勝戦は6枠で登場する。「出足はいいし、エンジンは問題ない。コースはとりあえず動いて、あとは流れに任せるつもり」。地元福井勢の包囲網をどうくぐり抜けるか、百戦錬磨を誇るベテランの動向から目が離せない。
明日15日に行われる決勝のメンバーと車番が以下の通り決まった。 ◆11R・決勝 2015メートル(発走=16:30) 【1】村上 義弘(42=京都、SS)73期<5>116・28 【2】平原 康多(34=埼玉、SS)87期<6>116・68 【3】岩津 裕介(34=岡山、S1)87期<0>112・28 【4】木暮 安由(31=群馬、S1)92期<2>113・82 【5】稲垣 裕之(39=京都、SS)86期<8>113・71 【6】菅田 壱道(30=宮城、S1)91期<1>110・77 【7】武田 豊樹(42=茨城、SS)88期<2>115・91 【8】中村 浩士(38=千葉、S1)79期<0>111・96 【9】新田 祐大(30=福島、SS)90期<7>118・68 ※左から車番、選手名、年齢、登録地、級班、期別、バック回数、競走得点
【準決11R】 武田豊樹(42=茨城)が勝利した。 竹内雄作-浅井康太を青板で石井秀治-中村浩士が押さえ、三谷竜生-椎木尾拓哉が追走。すかさず矢野昌彦-武田-木暮安由も踏み上げて先行し、これを迎え入れた石井-中村が続いて赤板を迎えた。三谷は6番手、竹内は8番手に置かれ、打鐘から竹内が懸命に踏み上げたが、石井-中村に合わせて仕掛けられ不発。石井も最終ホーム番手から発進した武田-木暮に勢いを止められた。中村は石井から木暮へとスイッチ。武田-木暮-中村で直線を向き、武田が後続を封じて1着となった。 マーク木暮が2着。中村も流れ込んで3着に入った。 2車単(3)(9)は890円、3連単(3)(9)(4)は7660円。 【準決10R】 新田祐大(30=福島)が勝利した。 新田-菅田壱道に単騎の原田研太朗が続き、これを吉田敏洋-近藤龍徳-笠松信幸の順で追走。後方の山本伸一-村上義弘-南修二が青板から上
【帰ってきた山口国男ガイダンスコーナー】(8) シャイニングスター賞の深谷知広の走りは、見事のひと言に尽きました。先行する“フリ”をしていったん三谷竜生-村上義弘の後ろに入り、すかさず三谷の一瞬の隙を突いて一気に巻きし返しての逃げ切り勝ち。強かったです。 期待した関東ラインの平原康多は、またしても5番手で不発。初手から村上につけて、三谷が先行しやすいようにしてあげれば良かったのではないか、と思うのですが…。 レース予想ではオリオン賞に続く連勝を決められなかったので、3回チャンスがある今日の準決で一気に挽回といきましょう。 松戸は連日コンディションが良く、今日も気温30度程度で、ほぼ無風。1Rから最終周回3番手以内の選手が勝ったり、まくりに回っても3車で積極的に巻き返したラインから1着が出たり、という傾向です。 そこで準決も全て、早めに駆けそうな3人ラインの番手から狙うことにしました。 ◆9
【キムジューのFA宣言 太いの当てる!!/木村重成】 ここまで今年のSG、G1戦線で特筆できるのが青山周平の安定感だ。1月G1飯塚開設記念の優勝に始まり、2月飯塚SG全日本選抜が準優勝。3月船橋G1プレミアムCも準優勝だが4月山陽G1平成CCでV。5月飯塚SGオールスターも優勝。そして7月飯塚ナイターG1のダイヤモンドレースも優勝とVラッシュ。昼、夜問わず好成績だ。 ◆12R 今年の青山のビッグレース戦績を見れば、中心は当然。スタートは安定して早いし、レースでの上がりタイムも総じて早い。思えば昨年大みそかのSGスーパースター王座決定戦がSG初Vだったが、わずか8カ月足らずでもうSG3回目のVに王手。優勝戦は4枠だが「センター枠の方がスタートを切りやすい」と話すだけにプラス材料。勢いは止まらず、好スタートで逃げ切る。4日目気配一変の中村が相手。(4)-(3)-(2)(6)(5)。
【天野保彦のオレに任せろ】 10月から全国ランク1位につく青山周平(31=伊勢崎)が、3回目のSG優勝に向け、臨戦態勢を整えた。準決9Rでは4枠から鮮やかな速攻を決め1着。エンジンは高いレベルにあり、10周回にも対応可能だ。「オレに任せろ」の天野保彦は、本命に期待する。若武者・鈴木圭一郎が強敵だ。準決10Rを快勝し、急上昇をアピール。強気のレースで青山に迫る。 準決9R、抜群のスタートを切った青山周平は、1周1角で早くも先頭を奪う。8周回の序盤は山田達也に迫られるシーンもあったが、周回を重ねるごとにマシンはすごみを増していく。後半は独走。2着争いを尻目に、悠然とゴールに飛び込んだ。「枠が良かった。エンジンは悪くはないが、重い感じがする」。ビッグマウスと無縁の男は、いつも通り淡々と振り返った。 確実に機力をアップさせてきた。ヘッド周り調整、新品クラッチ着用、タイヤ選択。8周回の準決、10周回
深谷知広が本領を発揮してシャイニングスター賞を初制覇した。 赤板で先行態勢の近畿勢を打鐘でたたき切って最終ホームは一列棒状。差し切りを狙った竹内雄作も振り切った。「ドリームレースで逃げた時よりも自分のイメージした先行ができた」と、快勝に大きな手応えをつかんだ。 準決9Rは激戦区だ。中井俊亮を目標に得た稲垣裕之や平原康多ら、別線は強烈だが、師匠金子貴志の前で機動力全開だ。
2予5Rは吉田敏洋が圧勝した。 渡辺雄太の赤板先行で8番手となったが最終1角からロングまくり。2角から先まくりした古性優作ものみ込んで別線を撃破した。「踏んだ感触も悪くなかったし、古性君の動きも見えていた」。準決10Rは村上義弘が山本伸一を目標に2段駆け態勢だが、今の仕上がりなら、新田祐大を後方に置き、一気にたたき切って決勝切符だ。
【検車場ドキュメント】 ◆10時00分 バンク内のイベントに誘導員の鈴木裕が出て、「路面が軽い」とコンディションを説明する。 ◆12時40分 2予10Rを走る浅井康太が自転車にまたがり、感触を確かめる。 ◆12時50分 2予が始まる。5Rは吉田敏洋と金子貴志がワンツー。愛知勢はシャイニングスター賞を走る深谷知広を含めて5人が準決進出。 ◆13時00分 北野武史は2R6着で帰郷が決定。「9月に地元富山でG2があるし、すぐに練習を始める」と帰り支度を始めた。 ◆13時30分 6Rでは南関勢がワンツー。1着の山中秀将は「余裕があった」と手応えをつかんで、初のG1準決に挑む。 ◆13時47分 11Rシャイニングスター賞を走る新田祐大が寝転びながらストレッチを始める。 ◆14時20分 7Rを制した石井秀治が、目標の根田空史に連結を外した状況を身ぶり手ぶりで説明する。 ◆14時55分 G1初出場の山本
【今日の全全・スペシャル】 3連単の1万円超が3個Rだけと、穴党には厳しい夏の日だった…。この2日間は「全全」ならぬ「全然」だったけど、穴党ファンの終戦はまだまだ! ◆3R 3連単(4)全全 高橋のまくり連発に期待だね! 3日目の好スパートを再現すれば番手永沢も追走しきれるかな? 別線の松谷や九州勢が2、3着争いで好配当! ◆4R 3連単(9)全全 番手絶好から最後はタテ足発揮の小川! 先行は南関勢とみた。山田が中団キープで川村は後位に。早めにまくる山田だが、南関勢の抵抗で大苦戦。内を突いて切り込む小川の連勝だ! ◆7R 3連単(7)全全 番手競りは、穴党じゃなくても大好物! 逃げるのは根田だが、番手は初手から競り。根田の調子もいまひとつ。混戦をまくる阿竹に乗って小倉が抜け出す。その後位も混戦。準決で勝負する資金ゲットだ!
【11R:準決・推理】 激戦だが、最後はラインの厚みを重視した。唯一3車の関東から武田を狙いたい。先頭をいく矢野の出来が抜群で、準決でも見劣りしない。先行争いも辞さない仕掛けなら竹内―浅井も引かざるを得ない。武田は、自力に転じることも視野に入れ、最後は木暮とのゴール前争いに持ち込む。もちろん、中部勢は脅威で浅井の逆転は要一考。自在性を兼ね備える三谷が怖い。 ◆11R:準決こう戦う◆ 浅井 ラインの竹内君。 石井 2予は根田の頑張りに応えるため1着にこだわった。自力でやります。 武田 SS賞はラインの力を出せなかった。木暮が回してくれたので矢野に。 中村 前の頑張りのおかげ。地元同士の石井君へ。 竹内 SS賞は番手回りだったので足の状態は何とも…。前で自力勝負する。 矢野 自分の調子は問題ない。自力で頑張ります。 三谷 ここも自力勝負。 椎木尾 前に入られたのは自分の甘さ。三谷君へ。 木暮
【10R:準決・推理】 新田が力でねじ伏せる。吉田は2予でセッティングを修正したことで自信を取り戻した。村上率いる山本が早駆けに出たいだろうが、吉田にすれば、簡単に逃がすよりも先手取りに出ても不思議はないメンバー。愛知と京都の先手争いまで見込める。最後は新田が前団をまくる。ダッシュ型の菅田なら追走可能とみて対抗視。村上は山本を目標に新田不発を誘いたい。単騎の原田が穴。 ◆10R:準決こう戦う◆ 新田 自力で。足の状態は悪くないので、準決は自分らしいレースをしたい。 近藤 同県の吉田さん。 村上 近畿の若手の頑張りに刺激を受けた。山本。 菅田 長い距離を踏むという課題が見つかったレース。新田さんを目標にする。 原田 単騎で自力勝負。 笠松 前が強すぎて必死でした。愛知の3番手で。 南 京都両者を追走。 山本 展開に恵まれた。初G1だし、今の力がどこまで通用するか。自力で。 吉田 サドル位置を
【9R:準決・推理】 2走を評価して深谷を狙った。先行には絶対の自信が持てた感がある。中井が早駆けに出ても、今開催の深谷の積極性ならあっさりたたき切れるはず。主導権を握れば別線は手が出せない出来だ。番手金子は落車の影響も考慮し流れ込みまでの評価。精彩を欠くが位置取りの安定度で、まくる平原を逆転候補とした。稲垣は中井の番手からシビアに出られかが逆転への鍵になる。 ◆9R:準決こう戦う◆ 稲垣 今の体調にセッティングが合っている。2予でいい競走をした中井君。 金子 自転車に乗っている方が体は楽。深谷目標。 平原 足の良しあしよりもレースを読み違えている感じ。33は難しい。自力。 渡辺 再度、山中君へ。 諸橋 矢野君との作戦通り。ラインで決められたのが良かった。平原の番手。 中井 調子は悪くないと思う。稲垣さんの前です。 深谷 自力でやります。 山中 調子はすごくいいと思う。ここも自力勝負。 岩
山本知佳(24=和歌山)が連日の大金星だ。 見た目はひ弱な少女のようだが、強気の攻めで初日は加瀬加奈子を差し、2日目は外を踏んで追い込み2万車券を演出。「前回、奈良が終わってから感じが良くなっていたんです。だから今回は絶対に決勝に乗ろうと思ってました。これまでは勝ちにこだわるレースができています」と遠慮がちに答えた。決勝も「強い人が多いけど、冷静に流れも見えているし頑張ります」とガッツポーズで答えた。
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