久田敏之（３５＝群馬）がペラ調整に正解を出した。 前検から伸びに自信をのぞかせていたが「ペラの形を桐生に合うようにたたきかえた。この方が乗りやすい」とバランスを取る方向にシフトチェンジした。 しかしドリーム戦は３着惜敗。「コメントだけじゃなくて次は結果を出さないとね」。２日目前半の４枠はもちろん、１０Ｒの２枠でも絶妙な立ち回りに期待する。

渡辺英児（４７＝静岡）が勝負駆けに追い込まれた。 後半１２Ｒを逃げ切りシリーズ初勝利を挙げたが、待機行動違反を取られて減点７の憂き目。機力にも多少の不安が残る。 「足は中堅上位あるけど、ブレーキや舟の向きが甘い。リズムも悪い」。予選ラストの４日目７Ｒは３着条件。持ち前の的確なコーナー戦で軌道修正を図る。

吉田宗弘（３６＝東京）が準優１２Ｒで２着に食い込み、優勝戦は３号艇から戦う。 新エンジン１節目の今月５日からの開催に追加あっせんで参加していたので、今節は２回目の江戸川参戦。しかも新エンジン導入直後でもあり調整面での「アドバンテージは大きかったですよ」と話す。 これまで優勝５回のうち、２回が江戸川。直近Ｖも１５年１０月の江戸川だ。「相性がいいし、江戸川は大好きです」と巧者ぶりをアピール。 「足は全体的にそこそこ。威力はないが、悪いところもない。乗り心地は抜群です」という長所を生かし、３コースから自在戦で６回目の優勝を狙う。

阿部拓真（２６＝宮城）が２場所連続優勝を狙う。 準決１０Ｒは初日特選に続き先行ができずに終わったが、２着で決勝へ。レース後は「（屋良朝春が）１車で来たからよかったけど…。ふがいないし情けない。準決は反省しきりです」とさすがに落ち込んだ様子。 それでも「足は前回と変わらない。積極性に欠いているので、決勝は積極的に」と気持ちをすぐに切り替えた。決勝は番手の競りを尻目に、積極的な走りを取り戻しＶゲットだ。

初日から連勝の河野通孝（３４＝茨城）が地元Ｖを狙う。 動きが俊敏だ。予選は逃げた相川永伍を差して、準決は天田裕輝を目標に何度も外をけん制。ゴール前は逃げ粘る大竹歩をとらえた。連勝にも「最後は焦った。早めに踏んで、天田君を着外にしてしまった」と反省した。決勝１１Ｒは、いとこで師匠の十文字貴信と連係。前を任され、選んだ位置は箱田優樹－成田和也の３番手。「成田さんは尊敬する選手。後ろは十文字さん。緊張しちゃうが頑張る。直線でいい勝負をしたい」。理想は十文字とワンツー。奮闘に注目したい。

第７１回Ｇ１日本選手権競輪（ダービー・５月２～７日）を開催する京王閣競輪の関係者が２７日、ＰＲのため東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れた。Ｓ級Ｓ班は新田祐大、平原康多、稲垣裕之、中川誠一郎、岩津裕介、浅井康太、武田豊樹、渡辺一成の８人。村上義弘は負傷のため欠場が発表された。 東京都十一市競輪事業組合の長岡博之事務局長は「実力がなければ勝てないレースで、優勝経験者は１６２人中７人。新山響平、鈴木竜士、吉田拓矢ら１０７期の若い力も注目です。ご期待下さい」と話し、売上目標として１５５億円を掲げた。 イベントは４日のダチョウ倶楽部お笑いライブ、６日のナイツ爆笑ステージなど連日行われ、目玉はプロ野球ヤクルトとのコラボ。開催中毎日ブースが設けられ、ミニ野球教室（３～５日）や、つば九郎スペシャルステージ（７日）で盛り上げる。 スペシャルエンジェルの桐谷流華（るか）、ＭＩＫＵ、熊原楓は「６日間、楽しいイ

原田幸哉（４１＝長崎）が逃げ、Ｇ１ダイヤモンドＣに続く、地元大村連覇を飾った。コンマ０８のスタートから１Ｍを先取ると、バックで差を広げて押し切った。 「いいスタートが行けたし、足にも余裕があったので１Ｍは慌てずにターンできた」と笑顔で話した。２着に石橋道友、３着に山戸信二が入った。

本多宏和（３０＝愛知）が３日目も２、１着として、オール３連対で堂々の得点率トップに立った。 「伸びだけでなく出足も良くなって、全体にいいですね。８割は仕上がっていますよ」とパワフルな動きに胸を張る。予選ラストの４日目５、１１Ｒで着順をまとめて、このまま首位をキープしたい。

第７１回Ｇ１日本選手権競輪（ダービー・５月２～７日）を開催する京王閣競輪の関係者が２７日、ＰＲのため東京・築地の日刊スポーツ新聞社を訪れた。Ｓ級Ｓ班は新田祐大、平原康多、稲垣裕之、中川誠一郎、岩津裕介、浅井康太、武田豊樹、渡辺一成の８人。村上義弘は負傷のため欠場が発表された。 東京都十一市競輪事業組合の長岡博之事務局長は「実力がなければ勝てないレースで、優勝経験者は１６２人中７人。新山響平、鈴木竜士、吉田拓矢ら１０７期の若い力も注目です。ご期待下さい」と話し、売上目標として１５５億円を掲げた。 イベントは４日のダチョウ倶楽部お笑いライブ、６日のナイツ爆笑ステージなど連日行われ、目玉はプロ野球ヤクルトとのコラボ。開催中毎日ブースが設けられ、ミニ野球教室（３～５日）や、つば九郎スペシャルステージ（７日）で盛り上げる。 スペシャルエンジェルの桐谷流華（るか）、ＭＩＫＵ、熊原楓は「６日間、楽しいイ

黒井達矢（２８＝埼玉）が２日目に連勝をマーク。得点率３位で予選をクリアし、最高のムードで準優１２Ｒに挑む。 「伸びは普通です。出ていくことはないけど、出足は悪くないですよ。乗りやすさもある」。決して派手さはないが、出足を中心に仕上がりに不安はない。「スタートも勘通りに行けている」とにっこり。準優１２Ｒはインから気合の逃走劇を披露する。

前節のオールレディースで、安達美帆が節一級のパワーを見せつけた４０号機を河合佑樹（３０＝静岡）がゲットした。 前検日では、早くも選手間で評判になっていた。菊地孝平が「（笠原）亮君と一緒。でも、その亮君が（河合）佑樹がいいと言っていた」と話せば、藤田靖弘は「悪くなかったけど、佑樹との足の差はショックだった」と、そのパワーに驚く。河合自身も「班の５人相手ではのぞいた」と好感触。今から実戦での動きが楽しみだ。

吉田拡郎（３５＝岡山）が優勝と、通算１０００勝のダブル獲りを目指す。 準優１２Ｒでは行き足、伸びの良さを生かして軽快に押し切った。これで通算９９９勝目。優勝戦は１枠。「逃げるには十分な足」と自信を見せる。同時に節目も迎える。「１０００勝したい気持ちはある。自分が持っているか、どうかですね」と気合を入れ直していた。

競技とケイリンの両立で大忙しの鈴木奈央（２０＝静岡）。先日の香港トラック世界選手権に参加後、松山に出走、中３日での参戦になる。 「（海外遠征の）メリットは世界のレベルと戦えること、デメリットは帰国後の調整ですね」と一長一短があるようだ。「７月の地元（伊東）でサマーナイトに出られるよう、とにかくここで頑張ります」と気合を入れる。初日１Ｒは強豪、石井寛子が相手。「積極的に頑張る」と主導権を奪って押し切りを目指す。

久米康平（２５＝徳島）が準決９Ｒをまくり快勝。予選から連勝で勝ち上がった。 レースは最終的に逃げた谷口明正の３番手を巧みに取り、２角からまくり切った。「クレバーに見えた？　たまたまです。谷口さんが行ってくれなきゃ、８番手でした」と反省した。過去、Ｓ級では昨年４月弥彦Ｆ１、今年２月伊東Ｆ１で優勝歴がある。「優勝したいです。今回は狙って来ています」。自身初のＳ級完全Ｖを目指し、決勝もスピード全開だ。

５月２日から東京・京王閣競輪場で開催されるＧ１第７１回日本選手権競輪（ダービー）に出場予定だった村上義弘（４２＝京都）が欠場する。 ３月の練習中に鎖骨と肋骨（ろっこつ）を骨折していた。

５月２日から東京・京王閣競輪場で開催されるＧ１第７１回日本選手権競輪（ダービー）に出場予定だった村上義弘（４２＝京都）が欠場する。 ２月の練習中に鎖骨と肋骨（ろっこつ）を骨折していた。

人気を集めた１号艇の山本隆幸（３９＝兵庫）が優勝した。 １２Ｒ優勝戦では、進入こそやや深めになりながら、インからトップスタートを決めて難なく押し切り。これが前走の宮島に続いて今年２回目、通算では３６回目のＶとなった。

２日目６Ｒで田中まいが荒牧聖未を相手に果敢に主導権を奪った。田中は「今日は先行すると決めていた。ホームの向かい風はきつかったけど、ここで（スピードに）乗せればバックは追い風になる」とレースプランを明かした。 しかし、３番手キープの荒牧が２角すぎにスパート。「バック線（を取ること）は意識しました」（荒牧）と田中をまくりで突き放した。 荒牧を急追して２着の田中は「荒牧さんが強かった。練習で男子選手を追い掛けている感じ」と完敗を認めた。それでも田中は決勝に向けて「見せ場は作ります。チャンスはある」と闘志を奮い立たせた。

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◆日本選手権・アラカルト（３） 決勝の傾向を、過去１０回のデータ（別表を参照）を元に分析する。 ▼Ｇ２優勝で十分　延べ１０人の優勝者のうち、Ｇ１を制覇していたのは村上義弘（オールスター、全日本選抜）だけ。渡辺晴智、武田豊樹、村上博幸、成田和也、新田祐大の５人はＧ２、中川誠一郎はＧ３しか勝っていなかった。タイトルホルダーと互角以上に渡り合っているＧ２レーサーにも狙い目は十分ある。 ▼苦戦する積極型　逃げ切りはなく、逃げ残り２着は３３バンク松戸での村上義弘だけ。先手を取りそうな選手は評価を下げたい。 ▼大穴は出にくい　２車単は平均配当が２６２８円。最高は５２１０円（１６年・静岡）で、１０００円台が３回、２０００円台が２回と安い金額が目立つ。とはいえ３ケタは、１番人気に収まった６２０円（１１年）だけ。筋で決着した場合でも３５３０円（１６年・名古屋）３２５０円（１２年）の好配当が出ている。３連単は

第７１回・日本選手権競輪（Ｇ１、５月２～７日＝京王閣）初日１１Ｒで行われる「特選」の想定メンバーが２６日、ＪＫＡから下記の通り発表された。 ◆２日１１Ｒ特選（２０２５メートル）発走＝１６：３０ 【１】村上　義弘（４２＝京都、７３）ＳＳ 【２】郡司　浩平（２６＝神奈、９９）Ｓ１ 【３】岩津　裕介（３５＝岡山、８７）ＳＳ 【４】佐藤慎太郎（４０＝福島、７８）Ｓ１ 【５】深谷　知広（２７＝愛知、９６）Ｓ１ 【６】川村　晃司（４０＝京都、８５）Ｓ１ 【７】武田　豊樹（４３＝茨城、８８）ＳＳ 【８】渡辺　晴智（４３＝静岡、７３）Ｓ１ 【９】諸橋　　愛（３９＝新潟、７９）Ｓ１ ※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、級班

第７１回・日本選手権競輪（Ｇ１、５月２～７日＝京王閣）２日目１０Ｒで行われる「特選」の想定メンバーが２６日、ＪＫＡから下記の通り発表された。 ◆３日１０Ｒ特選（２０２５メートル）発走＝１５：４９ 【１】新田　祐大（３１＝福島、９０）ＳＳ 【２】原田研太朗（２６＝徳島、９８）Ｓ１ 【３】浅井　康太（３２＝三重、９０）ＳＳ 【４】園田　　匠（３５＝福岡、８７）Ｓ１ 【５】木暮　安由（３２＝群馬、９２）Ｓ１ 【６】近藤　龍徳（２６＝愛知、101）Ｓ１ 【７】渡辺　一成（３３＝福島、８８）ＳＳ 【８】神山雄一郎（４９＝栃木、６１）Ｓ１ 【９】竹内　雄作（２９＝岐阜、９９）Ｓ１ ※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、級班

第７１回・日本選手権競輪（Ｇ１、５月２～７日＝京王閣）３日目１２Ｒで行われる「ガールズケイリンコレクション」の想定メンバーが２６日、ＪＫＡから下記の通り発表された。 ◆４日１２Ｒガールズケイリンコレクション（１６２５メートル）発走＝１６：３０ 【１】奥井　　迪（３５＝東京、１０６期）Ａ２ 【２】荒牧　聖未（２７＝栃木、１０２期）Ａ２ 【３】小林　莉子（２４＝東京、１０２期）Ａ２ 【４】長沢　　彩（２８＝愛知、１０６期）Ａ２ 【５】石井　貴子（２７＝千葉、１０６期）Ａ２ 【６】児玉　碧衣（２１＝福岡、１０８期）Ａ２ 【７】梶田　　舞（３０＝栃木、１０４期）Ａ２ ※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、級班

第７１回・日本選手権競輪（Ｇ１、５月２～７日＝京王閣）２日目１１Ｒで行われる「特選」の想定メンバーが２６日、ＪＫＡから下記の通り発表された。 ◆３日１１Ｒ特選（２０２５メートル）発走＝１６：３０ 【１】中川誠一郎（３７＝熊本、８５）ＳＳ 【２】中村　浩士（３９＝千葉、７９）Ｓ１ 【３】平原　康多（３４＝埼玉、８７）ＳＳ 【４】吉田　敏洋（３７＝愛知、８５）Ｓ１ 【５】三谷　竜生（２９＝奈良、101）Ｓ１ 【６】芦沢　大輔（３５＝茨城、９０）Ｓ１ 【７】稲垣　裕之（３９＝京都、８６）ＳＳ 【８】近藤　隆司（３３＝千葉、９０）Ｓ１ 【９】金子　貴志（４１＝愛知、７５）Ｓ１ ※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、級班

富永正人が４日目連勝。得点率４位で予選を通過した。 「７Ｒは伸びはいいけど、回り足がもうちょっとだった」と振り返った。すぐさま調整して臨んだ１１Ｒは鋭く差して１着。「回り足は来ましたね。少し直線の伸びは落ちたかもしれないけど、もうこのままですね」と欲しい足が来たことで笑顔。準優１２Ｒは４日目後半同様、２号艇。再度の俊敏差しで１６年４月、同年７月に続く当地３連続優出を狙う。

準決８Ｒは松沢敬輔が弟弟子を目標に勝機を生かす。 初日特選は阿部拓真を追うことができず「俺がよくなかった。拓真は１着になっているからね」と反省。「新山響平（青森・１０７期）の次くらいに緊張した」とレース後は阿部拓の話に終始。それでも準決の話になると「最近は（鈴木）裕斗とはグループが違って練習していないけど、弟弟子だし任せて」と信頼の言葉を口にした。鈴木裕も兄弟子を背負い積極策に出る。松沢は別線の仕掛けに合わせ、番手発進も視野に勝ち切る。

金子賢志がイン戦を逃げ切り「ほっとしました」と安どの表情を浮かべた。 複勝率５０・７％の４９号機だが「足は普通です」とパワーを見せていない。金子はＡ１に昇格した１５年前期にＧ１三国周年で優出するなどブレークした。しかし今のペラ制度に対応できず、今期勝率は５点を切るまで落ち込んだ。「チルト０は乗りにくい。マイナスで乗りやすさを求めたい」。復活へ、４９号機のパワーを引き出すことがきっかけとなるか。

岸和田競輪場で６月１５日から４日間、行われるＧ１第６８回高松宮記念杯の出場選手１０８人と、大会初日に行われる東西特選（青龍賞と白虎賞）の出場メンバーが２６日に決定し、ＪＫＡから別表の通り発表された。 ０１年以来、１６年ぶりに東西別の勝ち上がり方式が復活。選考順位１位には平原康多が選出された。

準決１０Ｒは好調キープの小田倉勇二に注目したい。 予選は別線のたたき合いをひとまくり。「結果オーライ。たまたま足を使わず、いい位置から仕掛けられた。タイミングは最悪」と謙遜して、気を引き締めた。川崎Ｇ３では３回確定板に載ったように、スピードもレース勘も良し。「（神山）雄一郎さんのアドバイスで練習量を減らした。練習の疲れがなくなり、いい感じで動けている」。レジェンドの声に耳を傾け、途端に１着が増えてきた。準決は十文字貴信がガード役。一発攻勢に力が入る。

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