白井英治（４０＝山口）が手にした３８号機は複勝率こそ３５・１％と平凡だが、初降ろしから動きは良かった評判のエンジン。 前検タイムも６秒６０と抜群の１番時計をたたき出し、「足は余裕があるし、いいと思いますよ」と不安もなさそう。今節は不動の主役になりそうだ。

鹿島敏弘（３１＝群馬）が日ごとに上昇を見せている。「試運転で山崎智也さんにやられましたが、自分も上積みできてます。スタートを放っても下がらないし、乗り心地やグリップもいい」と、気配的には上位グループに入る。 ２日目７Ｒは２Ｍのミスで２着、後半１２Ｒは展開に泣かされ４着となったが、スタートは熱く、冷静なターンを心がければ巻き返しは可能だ。

大平誉史明（４７＝大阪）のペースが一気に上がった。 前半５Ｒでイン逃げ、後半１０Ｒは１周２Ｍで逆転勝ち。３日目からの連勝を３に伸ばし、予選８位通過を決めた。 成績の上昇に比例して、気配も上向きだ。「序盤は本当にひどくてレースに参加できなかったけど、今は準優でも楽しみがある足だと思う」。３枠で登場する準優１０Ｒ、地元きってのレース巧者のさばきは必見だ。

馬場貴也（３３＝滋賀）は予選最後の１２Ｒ、イン戦をまくられて４着に終わった。 しかし表情に暗さはない。「スタートは早いと思って様子を見ました。外は早かったでしょう」。４カド木下陽介はコンマ０１で、これは早過ぎる。また足の方も「道中は今節一番、体感が良かった。（準優は）大丈夫です」と好感触を得ていた。準優は１２Ｒ４号艇で、カド発進が有力。決め手鋭い馬場の全速戦に注目だ。

メインのドリーム戦は菊地孝平（３８＝静岡）が、コンマ０５のスタートを決めて、あっさり押し切った。 「試運転でいい人はいるけど、自分のも出足、行き足、レース足がいい。伸びも悪くない」と、早くも水準以上の動きを見せる。初日は向かい風が強かったが、２走ともトップスタートを決めた。これには長嶋万記も「菊地さんはさすがですね。私は前節、走っていて分かっているのに、それよりも早い」と、菊地のスタート勘を絶賛していた。

海野ゆかり（４３＝広島）が４日目を３、１着とまとめて予選３位で１号艇をつかんだ。「起こしだけが悪い。あとの足はいいですよ。早起こしで行かないといけませんね」と、課題を口にする。準優が１号艇になったと知ると「え！　スタートに集中していきます」と驚いた表情を見せたが、気を引き締めていた。

中島孝平（３７＝福井）が悩んでいる。準優１１Ｒはインから惜しくも２着に終わり「ペラをたたいたけど、調整を外していた。情けないですね。展示から差されると思っていた」とがっくり。６走オール３連対。着はまとめているが「ターンで進んでいる雰囲気がない」と仕上がりに課題は山積みだ。５号艇で挑む優勝戦に向けて「新たに調整をやり直す。しっかり準備したい」と険しい表情で語った。

１枠の吉田拡郎（３５＝岡山）が押し切って優勝を決めた。同時に通算１０００勝を達成した。フライング持ちの身ながら、コンマ０９の踏み込んだスタートから先マイ。バックで突き放しての快勝だった。 ２着に寺田千恵、３着に浜崎誠が入った。

遠藤エミ（２９＝滋賀）は初日の２走に向けて底上げを目指す。 引いた３８号機は近況、中堅レベルのエンジン。前検の感触も並で「足は普通で特徴がない。このままではおもしろくない。ペラはたたきます」とパワーアップに意欲的だった。

地元の佐藤摩弥（２４＝川口）が、女子初のＳＧファイナリストを目指す。 昨年５月の川口記念でＧ２初優勝を飾り、実績を積み重ねてファン投票７位で選出された。 近況のマシンの状態は「ドドド（不整振動）がきて体感が乗りづらい」。今節は下周りの整備でクランクとロッドを交換して上積みを図った。１０オープンの初日１２Ｒスターセレクションは、持ち味のスタート力を生かして逃げ切りを狙う。

今年のオート界は波乱の様相を呈している。ダブルグランドスラマーの永井大介、それに青山周平が優勝０回。上位陣の調子が上がらない中、地元期待の中村雅人（３６＝川口）が復帰した。ＳＳ王座決定戦ＴＲ以来だった前節浜松は、４戦３勝と及第点の内容だった。「まだレース勘が戻らない。浜松は伸びがない感じがした」。整備力を駆使してマシンを仕上げていく。初日１２Ｒスターセレクションは実力者・中村の動きに注目だ。

今一番勢いがあるのが２８期の人見剛志（３７＝山陽）だ。 前走山陽の平成チャンピオンＣでデビュー１４年目にして悲願のＧ１初制覇。自信に満ちた走りで、今年に入り優勝３回と決定力が際立つ。「晴れはものすごく安定している。抽出検査をしたので組み直し、エンジンをかけて練習する。川口は特にスタート勝負です」。 前節と同じように動けば好勝負必至だ。初日４Ｒはスタートに集中して展開をつくる。

昨年オールスターに続き、ＳＧ２回目の出場となる岡谷美由紀（３２＝浜松）が、上昇ムードで川口に乗り込んできた。 前節の山陽Ｇ１は４日目、５日目を鮮やかに連勝。「悪くはないが、上がりタイムが出ない。展開次第」と評価は控えめとはいえ、序盤に主導権を握れば戦えるレベルにはなっている。「跳ねないようにタイヤを探したい」。初日は７Ｒ。２枠から好スタートを切りたい。

競走得点メンバー最上位の鈴木謙二（３１＝東京）だが、前検日は控えめなコメントに終始していた。 「決して調子がいいわけじゃなくて、今持っている力以上の成績が出ている感じなんです」と苦笑いしていた。決勝には進んでいるものの、現在３場所連続で未勝利。「いろいろ試している段階。ただ、仕掛けのタイミングだけは逃さないようにしているので」と、大崩れしない理由を分析していた。 初日特選１０Ｒは後ろが神奈川２車という変則ライン。泣きのコメントを出した鈴木だが本領発揮なるか。

ＳＧ初出場の岸萌水（２２＝浜松）は、ファン投票２１位に「励みになります」と意気込む。 前節の山陽Ｇ１は３日目、最終日に１着を奪取し、「後半になるにつれて良くなった」と評価する。初日は９Ｒに登場。１枠だけに、まずは先頭で最初のコーナーを回りたい。「うまく逃げられるエンジンを作りたい。時間があるし、いろいろと考えて何かしたい」と、調整に全力投球の構えだ。

〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1 TEL.03-5253-2111（代表） 内閣府大臣官房政府広報室 Copyright Cabinet Office, Government of Japan. All Rights Reserved.

高木真備（２２＝東京）は今年、初心に戻って徹底先行にレーススタイルを変えた。 有言実行の成果か、現在のバック数が２４と他を圧倒している。フレームもメーカーから先行仕様の借り物だ。「前回の後、セッティングが出た。ずいぶん良くなりました」と手応え十分。決勝で想定される、昨年６月前橋決勝以来になる小林優香との対決も「久しぶりだから、すごく楽しみ」と心待ちにしている様子。初日６Ｒは俗にビューティー枠といわれる７番車。一番近いところでファンを魅了する。

〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1 TEL.03-5253-2111（代表） 内閣府大臣官房政府広報室 Copyright Cabinet Office, Government of Japan. All Rights Reserved.

〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1 TEL.03-5253-2111（代表） 内閣府大臣官房政府広報室 Copyright Cabinet Office, Government of Japan. All Rights Reserved.

松阪競輪Ｆ１「西日本カップ」が明日４月２９日～５月１日の３日間で行われます。 今開催はＳ級戦＋Ａ級戦＋ガールズケイリンの３本立て。Ｓ級戦には気鋭・太田竜馬（徳島）をはじめ、地元地区の森川大輔（岐阜）川口聖二（岐阜）、そして松川高大（熊本）と強力な機動型が多数参戦します。 ガールズケイリンは小林優香（福岡）高木真備（東京）の１０６期２強の一騎打ちムード。伏兵陣にも、細田愛未（埼玉）増茂るるこ（東京）らの好メンバーがそろうだけに、見逃せません。 松阪競輪とニッカンスポーツ・コムは各開催日の前夜に、大好評の無料ＷＥＢ予想紙「ニッカンＰＤＦ新聞」を配信。初日の新聞は今夜から公開します。 ニッカンＰＤＦ新聞には、担当記者の予想印（◎○▲☆△）・短評・周回予想が付いた出走メンバー表（Ｇ１開催の紙面に掲載しているものと同じ大型サイズ）、選手コメント、そしてニュースや話題の記事など、車券作戦に役立つ情報が

〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1 TEL.03-5253-2111（代表） 内閣府大臣官房政府広報室 Copyright Cabinet Office, Government of Japan. All Rights Reserved.

外部のウェブサイトに移動しますが、よろしいですか。 よろしければ以下をクリックしてください。 Link ご注意 リンク先のウェブサイトは、内閣府政府広報室のサイトではありません。 この告知で掲載しているウェブサイトのURLについては、2023年11月21日時点のものです。 ウェブサイトのURLについては廃止や変更されることがあります。最新のURLについては、ご自身でご確認ください。 閉じる

ガールズケイリンのトップレーサーが集結する「ガールズケイリンコレクション」が、日本選手権（Ｇ１、５月２～７日＝京王閣）３日目のメイン１２Ｒで行われる。 ◆ガールズケイリンコレクション　ガールズケイリン通常開催で一定の選考期間中に好成績を収めた、またはファン投票（ガールズケイリン総選挙）で選ばれた女子選手７人による一発勝負。１３年２月に創設され、１年に３回のペースで行われている。いずれもグレードレース開催に組み込まれ、今回で１４回目。当初は中村由香里、石井寛子が２回ずつ優勝と東京勢の活躍が目を引いたが、その後に小林優香が３連勝を飾った。小林は昨年５月の静岡も制し、優勝回数は単独トップの４回を数える。優勝賞金は前回が２１３万円。

〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1 TEL.03-5253-2111（代表） 内閣府大臣官房政府広報室 Copyright Cabinet Office, Government of Japan. All Rights Reserved.

京王閣競輪Ｇ１日本選手権（５月２～７日）特選３個レースの想定メンバーが、村上義弘（４２＝京都）の欠場に伴い全て組み替えとなった。初日（２日）１１Ｒは下記の通り。 ◆２日１１Ｒ特選（２０２５メートル）発走＝１６：３０ 【１】武田　豊樹（４３＝茨城、８８）ＳＳ 【２】郡司　浩平（２６＝神奈、９９）Ｓ１ 【３】稲垣　裕之（３９＝京都、８６）ＳＳ 【４】佐藤慎太郎（４０＝福島、７８）Ｓ１ 【５】金子　貴志（４１＝愛知、７５）Ｓ１ 【６】渡辺　晴智（４３＝静岡、７３）Ｓ１ 【７】三谷　竜生（２９＝奈良、101）Ｓ１ 【８】吉田　敏洋（３７＝愛知、８５）Ｓ１ 【９】諸橋　　愛（３９＝新潟、７９）Ｓ１ ※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、級班

京王閣競輪Ｇ１日本選手権（５月２～７日）特選３個レースの想定メンバーが、村上義弘（４２＝京都）の欠場に伴い全て組み替えとなった。２日目（３日）１１Ｒは下記の通り。 ◆３日１１Ｒ特選（２０２５メートル）発走＝１６：３０ 【１】中川誠一郎（３７＝熊本、８５）ＳＳ 【２】中村　浩士（３９＝千葉、７９）Ｓ１ 【３】平原　康多（３４＝埼玉、８７）ＳＳ 【４】近藤　隆司（３３＝千葉、９０）Ｓ１ 【５】深谷　知広（２７＝愛知、９６）Ｓ１ 【６】近藤　龍徳（２６＝愛知、101）Ｓ１ 【７】岩津　裕介（３５＝岡山、８７）ＳＳ 【８】芦沢　大輔（３５＝茨城、９０）Ｓ１ 【９】原田研太朗（２６＝徳島、９８）Ｓ１ ※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、級班

京王閣競輪Ｇ１日本選手権（５月２～７日）特選３個レースの想定メンバーが、村上義弘（４２＝京都）の欠場に伴い全て組み替えとなった。２日目（３日）１０Ｒは下記の通り。 ◆３日１０Ｒ特選（２０２５メートル）発走＝１５：４９ 【１】新田　祐大（３１＝福島、９０）ＳＳ 【２】園田　　匠（３５＝福岡、８７）Ｓ１ 【３】浅井　康太（３２＝三重、９０）ＳＳ 【４】神山雄一郎（４９＝栃木、６１）Ｓ１ 【５】竹内　雄作（２９＝岐阜、９９）Ｓ１ 【６】川村　晃司（４０＝京都、８５）Ｓ１ 【７】渡辺　一成（３３＝福島、８８）ＳＳ 【８】松岡　貴久（３２＝熊本、９０）Ｓ１ 【９】木暮　安由（３２＝群馬、９２）Ｓ１ ※左から車番、選手名、年齢、登録地、期別、級班

北山康介が準優１１Ｒで３着に入り、通算１４回目の優勝戦だ。 ３月戸田、２月蒲郡と直近２回の優勝戦は２着で初Ｖの期待がかかる。「準優はペラ調整をやり過ぎた」と苦笑い。だが、好きな江戸川水面でファイナルに残り、優勝戦でも「全速でコンマ１０くらいは行きたい」と気合。今月から新エンジンとなった当地直近２節の優勝者は松尾祭、平見真彦でともに初Ｖ。二度あることは三度ある。緑のカポックがブイ際を差して突き抜ける展開に注目だ。

地元の木下陽介は、後半１０Ｒを５着と今節初の大敗に「展開を読み違えました」と反省した。 ２期ぶりのＡ１復帰へ勝負駆けが続く。「１、２着が必要ですから」と自らを追い込む木下。その気合に加え、乗り足の方も「中堅の少し上ぐらいに思っていたけど、実戦足関係が良くていい雰囲気です」と上昇の手応えを感じている。４日目１２Ｒは３日目６Ｒでカドまくりを決めたのと同じ４号艇。残る３日間、勝負駆けは続く。

川俣昌史が万舟券を演出した。 初日２Ｒの２連単配当は６・８倍の人気筋だったが３連単は１２７・５倍と３着入線で配当にスパイスを効かせた。「６枠で３着とか久しぶり。最高の滑り出しです。足も悪くないし、ペラ調整して乗れるようにもなった」と笑顔。「もちろん内枠ならもっと前（１、２着）を走りたいですね」。２日目８Ｒは自力もある３枠。Ａ級シード番組でも、再び高配当提供を狙う。

好調をキープする小原太樹が今年初Ｖに挑む。 初日特選は後方から大外を踏んで３着。準決は打鐘過ぎ４角から仕掛けて２着に逃げ粘った。「準決はライン３車だし、たたく流れになれば仕掛けようと。逃げて着に残れたのは、でかいと思う」。万能ぶりを発揮し、改めて自信が付いた。決勝１１Ｒは変則的な３分戦。今度はしっかりと中団をキープしてＶまくりを決める。