地元の下田哲也（４２＝香川）が連勝発進を決めた。前半６Ｒは２コース差し、後半１１Ｒは、バックで３艇の競り合いとなった首位争いを、２Ｍで鋭く差して抜け出した。「舟の向きがいいし、回ってから出ていく感じがあります」とレース足に確かな手応えだ。地元のＡ１が不在の今シリーズ、初日からしっかり存在感を示した。

中西裕子（３３＝埼玉）のスタート攻勢は必見だ。 ４日目４Ｒはコンマ０８のトップスタートを決めたが山本英志、鈴木博に差されて結果は３着となってしまった。それでも「回った後の足が良くて、乗りやすい」と手応えは変わらず良好だ。 「今節はスタートで魅せようと思ってるんです。（５月１日から）期始めだし周りが慎重になるならチャンスかなと」。５日目の１２Ｒ４枠はもちろん、準優組との対戦となる５Ｒ３枠も要注目だ。

ドリーム戦１号艇で登場した江夏満（３６＝福岡）が、初日は連勝発進を決めた。 前半７Ｒではインから逃げた金子順一を猛追して大逆転。ドリーム戦はピット離れで遅れた村上純が前付けに出てインは奪われたが、２コース差しからとらえて１着。機力的にも不安はなく、２日目以降も主役の走りが期待できそうだ。

桑島和宏（３２＝東京）が桐生初優出を目指す。 本来、道中の競りは強いタイプだが「今節は乗り心地と握ったときの反応がいまいち。足的には伸び型ですね」と、いつもとは違う仕上がり。それでも直線系はシリーズを通して軽快な動きだ。「（優出の）チャンスはあると思ってる。全速まくり差しを狙います」。準優１０Ｒ５枠は迷いのないハンドルで有言実行といくか。

毒島誠（３３＝群馬）が初日から無傷の４連勝で予選トップ通過。 準優は１２Ｒの１枠に座る。 機力もトップ級の仕上がりで「後半は少し乗りやすくしていったけど、足は全部いい。何のストレスなくまくり差しにいけたし、余裕がある」と不安はない。完全Ｖへ、このまま突っ走りそうだ。

原田正己（５４＝徳島）が気配一変をアピールした。 初日５着２本で迎えた２日目９Ｒ。１号艇の深井利寿が先マイで抜け出したが、１周バックで残る５艇が横一線となり、２着争いは大激戦。厳しい競り合いを制し、「２着になれたし、足はいいよ」とにこにこ顔で引き揚げてきた。 「（回転の）上がりを良くする方向で調整して、握り込みが良くなり、回転の上がりもスムーズになった」と整備手腕を発揮。わずか複勝率１３・３％しかない２４号機の底上げに成功した。 ３日目は１Ｒ１号艇＆９Ｒ２号艇の内枠デー。コース利とエンジンパワーを生かし、さらに好走を続けたい。

米沢大輔（４２＝徳島）が予選１０Ｒ、前を任せた紀井孝之の先行勝負で昨年７月の京王閣以来の初日快勝を飾った。 別線には機動力に勝る一戸康宏がいたが、紀井の積極先行で最終ホーム１列棒状。「最終２角からの踏み直しも強烈だった」と振り返った。準決１０Ｒは同県の小川真太郎の番手絶好で連勝を狙う。

大峯豊（３３＝山口）は初日５、６着と苦しい滑り出しとなった。 ２号機は前検から変わらず手応えがない状態。「全く出てない。ターン回りは我慢できるけど、せめて直線が欲しい」。 ２日目は９Ｒ２枠と１２Ｒ１枠に登場する。少しでも機力の上積みをして枠の利を生かしたい。

喜多須杏奈（２６＝徳島）が後半１１Ｒで２着に入り、１８番目で準優に滑り込んだ。 当地前走の３月ヴィーナスシリーズに続く予選突破。ピットに上がって「やった！」とほほえんだ。 序盤劣勢だった舟足もここに来て上昇ムードだ。「後半が一番良かった。回り足がすごくいいので、この感じを生かしたいです」。準優１２Ｒは６枠。強力な相手がそろったが、気後れすることなく悲願のデビュー初優出へ突き進む。

前節ＳＧオールスターの佐藤摩弥（２４＝川口）は、クランクとケース、初日後にヘッドを交換する大整備を行った。「最終日は乗り味が一番良かった。１枠で試走はそこそこ出たけど、レース足がなくて厳しい。タイヤを探してセット調整する」。最終日４Ｒは時計を短縮して逃げ切り、機力アップの兆しが見えた。今節はセット調整で合わせて上積みを図る。初日５Ｒは５０Ｈの内からスタートを決めて軽ハン勢をさばき切る。

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今節追加参戦の黒崎竜也（４０＝三重）が、圧倒的な走りを見せた。 初日は１１Ｒの１回走りで１着。Ｖ候補の一角を占める１号艇の山室展弘を、２コースからのじかまくりを見舞って沈めた。 前検日から「起こしもきてるし、乗り心地もいい」と、手応えをつかんでいたが、本番になってまた一層パワーアップしたようだ。２日目は１、９Ｒに登場。 前半はメンバー的にも抜けた存在で、死角が見当たらない。 後半戦も４号艇ならカドから一気に決着つけるはずで、３連勝の確率はかなり高いとみてよさそうだ。

平成２９年５月８日、安倍総理は、総理大臣官邸でベトナム社会主義共和国のファム・ビン・ミン副首相兼外務大臣による表敬を受けました。

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亀山雅幸が今節デビューの島倉都（１２０期）を弟子に迎えた。 実は亀山にとって弟子を取るのは初めての経験となる。「自分の事だけで精いっぱいです」と言うが、熱心な指導でピット内を走り回っている。もちろん自分の仕事もきっちりこなす。「電気を換えてスローの起こしは問題なくなりました。あとは乗り心地と押しを付けて」。４日目４Ｒは２枠、９Ｒは６枠で登場。走る背中でプロの流儀を教える。

準優１０Ｒ、三浦敬太が４カド全速戦でまくり差して快勝し、平和島初優出を決めた。 ４１号機の仕上がりは「平和島では１番」と言えるもの。伸び中心に上位の足だ。東京支部では今泉友吾とともに１７年トップルーキーとして注目されるがまだ優勝がない。「後輩がどんどん優勝している。そろそろ自分も」と気合も乗る。「ヤマテツさん（山田哲也）が仕掛けてくると思う。スリットから伸び返せるようにしたい」。全速スタートを決めて、先攻めにいく。

２度目のダービー制覇を狙った武田豊樹は平原康多が不発で、最終４角では行き場がなく４着に終わった。 「前が流れていたし決勝は任せた結果」と振り返った。最大のライバル村上義弘が欠場となった今開催に「三谷君は準決を逃げて勝ち上がった、タイトルを取れるだけの選手。僕も先行の時はそれを目指してやってきた。村上君が育てた選手が勝って改めて村上君は偉大だなと思った」と、勝者と村上をたたえ競輪場を後にした。

６日間の総売り上げは１４６億２０６５万８８００円で、目標の１５５億円に届かなかった。 昨年の５月静岡開催との比較でも９５・４％だった。

【戦い終えて】 桑原（２着）三谷君とワンツーは最高の結果。僕は足がカクカクしていた。 浅井（３着）深谷君くらい脚力を付けないと番手でも勝てない。出直します。 深谷（５着）三谷さんは一緒に練習して強いのは知っている。脚力がなかった。 平原（６着）判断ミスが多かった。仕掛けた時に外で休まなければよかった。 守沢（７着）深谷君が前受けしたので関東に付いたが結果的に中部でしたね。 園田（８着）持ち味を出せるまでにいかなかった。 山田（９着）内を空けないようにと思ったが、内をすくわれたあそこがすべて。

【決勝リプレー】 スタート決めた浅井が深谷を迎え入れて前受け。３番手以降にに平原－武田、単騎の守沢。６番手に三谷－桑原、山田－園田が後方待機。 赤板前に山田がインを切ると、打鐘前から深谷がスパート。山田ラインに切り替えていた三谷がインをすくって深谷の３番手を確保した。そのまま４角を迎え、三谷が浅井との踏み合いを制してＧ１初制覇。桑原も続いて殊勲の準Ｖ。

輪界新時代を告げる機動型が日本選手権競輪（ダービー）の覇王になった。 ２人の兄もＳ級で活躍する２世選手の三谷竜生（２９＝奈良）がＧ１初戴冠を果たした。打鐘で深谷知広が大外をカマすと内を突いて３番手を奪取。直線一気に抜け出して優勝し、初のＫＥＩＲＩＮグランプリ（ＧＰ）切符を獲得した。奈良支部所属として初のタイトルホルダー誕生。 Ｇ１最高格ダービーの決勝を最速で駆け抜けたのは１６８センチの小さな機動型だった。大仕事をやってのけるとガッツポーズを繰り返した。「１着という確信があった。勝ちにいかないと勝てない。勝つつもりで戦った」。 近畿の総帥・村上義弘が欠場したシリーズを、Ｇ１決勝三度目の正直でカリスマの意志を継承した。初決勝の昨年３月名古屋ダービーは優勝した村上と、川村晃司の前で駆けた。２度目のＧ１決勝は今年２月全日本選抜で稲垣裕之の前。いずれも大先輩の京都勢の前で果敢に戦い、散った。 ３度目

左鎖骨骨折から復帰初戦の成田健児が、準決９Ｒで鋭く伸びた。 まくり上げた房州輝也に乗って、最終４角から大外コースを踏んで２着。「ハンドルを引く感覚が変だけど、踏んだ感じは悪くない。伸びたのはたまたま」と謙遜したが、手応えは感じ取った。１月宇都宮でゴール後に落車し約３カ月のブランクも何のその。「折れた鎖骨を針金でつないでいたが宇都宮で落車して再手術した。今回は病院のスタッフが応援に来てくれている」。決勝１１Ｒは掛水泰範マークで存在感を見せる。

吉田健太郎が初日３、１着と上々の発進だ。 ただ「足には納得してないんですよ。全体にちょっとずつ弱いんです。回ってからの立ち上がりを求めたい」と１０Ｒで勝っても調整の必然性を感じている。江戸川はＶ経験（０７年９月）もあり、かつては好成績を残したが、ここ３年の当地勝率は「３点（３・６７）しかなくて…」と自嘲気味に笑う。２日目は５Ｒ５号艇。ここで好走なら好相性復活の足がかりになる。

お住まいの地域に民生委員と呼ばれる方がいるのをご存じですか？全国に約23万人いる民生委員は地域の皆さんの身近な相談役として、また、悩みを抱えている方と行政や専門機関との橋渡し役も担っています。今年で100周年を迎える民生委員制度について、厚生労働省　社会・援護局長　定塚由美子さんに聞きます。聞き手はフリーアナウンサーの松本志のぶさんです。ぜひご覧ください。 （BS日テレ 平成29年5月7日放送）