サトマヤがひやり。佐藤摩弥(25=川口)は初日6Rは5着で、何とか準々決勝Bにコマを進めた。 車の進みが悪く、序盤はまだ7番手。懸命に前を追い、2車を抜いて5位以内に入り勝ち上がった。 「重い感じ。回転が上がってない分、コーナーで開けづらい」。調整が合っていなかった。「エンジンは特別に駄目ではない。まずガスをやり、駄目ならマフラーの付け直し」と前を向く。2日目は8R。準決進出へ2位以内を目指す。
前本泰和(45=広島)が準優11Rをインから押し切り、今年3回目の優勝に王手をかけた。早い段階で調整に正解を出し、節間7勝の荒稼ぎ。「エンジンは超抜ではないけど、二重丸は付く」と慎重に言葉を選ぶが、仕上がりは間違いなくトップ級だ。優勝戦に向けて「インから先に回れば勝てると思う。しっかりスタートを行くだけ」と気持ちを引き締めていた。
前検1番時計をたたき出した蜂須瑞生(25=群馬)が、いきなり大仕事をやってのけた。 6号艇で登場した10Rで、大外6コースからまくり差し。3連単は3万円を超えるビッグな配当を提供した。 「良かったぁ~。展開が向きました」と、レース後は一安心した様子だった。「(前検)タイムも良かったし、伸びはいいと思う。回り足も悪くない。ピット離れだけが不安なので、そこを良くしたい」。万全の状態に仕上げて、再び万舟券を提供する。
予選トップ通過の石野貴之(34=大阪)が準優12Rを逃げ切り、優勝戦1号艇をきっちり手中にした。「足は全部がいい、一番出ている」と言い切る。過去4回のSGVは、オーシャンカップの3回にチャレンジカップ。かねて石野が「ぜひ取りたい」と言っている旧4大SG競走の1つ、オールスターに王手をかけた。2着は篠崎元志が入り、地元福岡勢唯一の優出を果たし、菊地孝平が3着に続いた。
V候補の佐々木康幸(43=静岡)は複勝率36・8%の31号機を手にした。 「普通かな。回転が上がらなくて起こしは重たかったですね。風も強かったけど乗りにくさもあります。重たさを解消することと、安心して乗れるようにしたい」とレース本番までに出足、回り足を求める構え。的確なコーナーワークで初日7、12Rを連勝し、シリーズをけん引する。
補欠から直前で繰り上がった109期期待の太田竜馬(21=徳島)が、選抜4Rで見事な6番手まくりで快勝した。「後ろになったけど、なんとかまくり切れました」と安堵(あんど)した。「(番手の)橋本(強)さん(3着)と決められなかったのは残念ですが、2日目も強い人を相手に頑張りたい」。野原雅也、杉森輝大、松岡篤哉の強力な自力ライバルを撃破した勢いで、2日目も旋風を巻き起こす。
【ヤマコウ・輪界見聞録】 全プロ記念特有のリラックスムードの検車場でも、いろいろテーマを持ってこの大会に挑む選手がいる。吉田敏洋がそうだ。 前回の函館G3は、2予敗退だけでなく、最終日選抜戦でも5着に沈んでいる。昨年、最後までグランプリ争いに絡んだとは思えない成績だ。しかしその予兆はあったと私はみる。前半は静岡の日本選手権、名古屋の高松宮記念杯で決勝進出。そして集大成が川崎のサマーナイトフェスティバル決勝。グランプリへ賞金争いをしていた浅井康太の前で先行して優勝に貢献。周囲の雑音をよそに、おとこ気を見せた。 賛否両論がある中、私はあれで良かったと思っている。あの一戦で敏洋は、タイトルを取ってもらいたいとファンに思わせる選手になった。突出した力がない選手は、周りを巻き込んでチャンスを待たなければいけない。その土壌ができ上がった。しかし、タイトルに手が届きそうになった敏洋は、勝ちを求めて自分の
【10R:優秀・推理】 3人そろった中部勢は竹内が単騎で、吉田-金子と別線となった。ラインが割れて混戦ムードだが、本命には自力を選択した吉田に託す金子を推す。だが、後輩吉沢の奮起があれば追う武田も互角の争いとなる。山田が前で走る九州3者も差はない。 中川 ヒデ(山田)が頑張るというなら任せる。 武田 全プロ記念は過去4回優勝(SPR賞勝利)している相性のいいレース。吉沢を目標に。 竹内 単騎でも自力。 園田 誠一郎さんへ。 金子 吉田君へ。 吉田 (竹内)雄作がいるが、別で自力勝負。 岩津 茨城勢の後ろ。 吉沢 自力で頑張る。 山田 九州の前で自力。
5月京王閣の日本選手権(ダービー)でG1初制覇を果たした三谷竜生が元気いっぱいに現れた。 「帰ってからはイベントとかもありましたが、練習に差し支えない程度だったので、しっかり調整はできました。それにダービーを勝ったといっても、それで強くなったわけではないので、やることはいつも通りだと思っています」と冷静に話した。初日はメインの12Rに登場。村上義弘-椎木尾拓哉を連れての自力勝負で新田祐大-渡辺一成の強力福島コンビに挑む。
奥井迪が日本一の先行力を磨き上げたホームバンクで巻き返す。 4日の京王閣ガールズケイリンコレクションは打鐘前から児玉碧衣と先行争いをして6着に散った。「引いて巻き返すことも勝つためには必要と、痛感した」。それでも徹底先行は譲れない。「帰ったらすぐに寝て(笑い)、翌日から『くそー』って感じ(笑い)で筋力トレーニングしました」。前場所の豊橋決勝も先行したが加瀬加奈子に差し切られた。地元戦の予1・7Rは先行勝負でリベンジするしかない。佐藤亜貴子ら自力型を力でねじ伏せる。
大阪若手ホープの木下翔太が待ちに待った多摩川初見参となった。 「いつ入るか楽しみで、やっと入りました。これでコンプリート(全24場出場)です」と笑った。しかも複勝率トップ(44・5%)の39号機をゲット。「それなりに動いてます。水面が良かったのもあるけど、聞いてきた通り乗りやすかった」。試運転では早速スピード感あふれるターンを見せた。初日は8R6号艇の1回乗り。名刺代わりの大外一発を狙う。
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