白井英治(40=山口)が準優もイン逃げで圧勝。優勝戦1号艇をつかんだ。 「仕上がりは万全。出足も伸びもかかりも全部いい」と機力も万全の仕上がり。スタートも「準優はコンマ10と思って行って勘通り」と不安はない。最後も気迫のイン速攻で下関周年初Vを決める。
女子レーサー益春菜(30=川口)は前節最終日に落車してエンジンを組み直した。 初日8Rは7番手スタートから追い上げて2着に食い込んだ。「下周り整備でトルク(力強さ)が出た感じでいい感触だった。突っ込みで少しタイヤが跳ねた」。組み直した効果で機力的に上積みがあった。微調整してタイヤを交換する。今節は最高ハンにH位置が戻っただけに序盤の展開づくりが重要。準々決勝11Rは持ち味のスタート速攻を狙う。
混戦の優出争いをよそに、岡村慶太(29=福岡)が得点率9・60で優勝戦1号艇を楽々と手に入れた。 勝負の3日目11Rも2M巧旋回で菅章哉を逆転した。「最近は本当にリズムがいい。足は普通ですね。(菅の)4号艇が一番怖いけど、何とか先に回れれば」と今年4回目のVへ青写真を描く。
特選で実質、先行1車になる柿沼信也(33=埼玉)が「東日本1人で、誰が味方になってくれるのか」と番手が定まらないことに困惑気味。 目標を欠く追い込み選手は地元の榊原洋をはじめ、肥後尚己、渡辺航平といた。結局、マークにうるさい肥後が番手に名乗りを上げた。「前回、ここを走ったときも最終日の決勝で地区違いの人(光岡義洋)が付いてくれた。後ろを信頼して積極的に」と先行宣言。ただ、ライン3車の八尋英輔を見て「カマシがあるかもしれませんね」と気を引き締めた。
柴田光が機力劣勢を幾分か立て直し、得点率15位タイに踏みとどまった。 2日目8Rは5コースからさばき、2着に食い込んだ。「最悪は脱した。起こしで鳴かなくなってスタートの不安がなくなりました。5号艇で2着ならテンションも上がってきた」と笑った。複勝率がわずか21・9%しかない61号機に、やっと光明が見えてきた。勝負駆けは腕が鳴る好枠2走。質の高いスタートを決め、連勝で予選突破をもくろむ。
稲毛健太が激戦を乗り切る。 優秀は吉田拓矢の先行をまくり切れなかったが「自転車の進みは悪くなかった」と悲観した様子はなかった。準決11Rは南関別線で細切れ戦に。「取鳥君が先制して、根田さんがカマしてかなとは思うけど、僕は決めつけたりはしないんで。立ち遅れずに、位置取りだけは間違えないように」と冷静にレースの組み立てを考える。松戸は7月に完全優勝と相性はいい。後手に回らず、前前に攻めて決勝の切符を手にする。
吉田拓矢の弟・吉田昌司(20=茨城)が、弥彦での2連続完全優勝に王手をかけた。準決7Rは最終1角からスパート。バックからギアチェンジしたかのように加速すると、逃げた能代谷元をひとまくりした。上がり11秒7はこの日の1番時計。「コーナーが長くて直線が長いので落ち着いて走れる。弥彦は得意なバンク」と相性の良さを口にした。 兄同様、弥彦デビュー戦で完全Vを達成。兄はその後A級2班に昇格した2度目の登場時も完全優勝した。「(東北勢の先頭を走る)高橋(大輝)さんはダッシュがすごいし、能代谷さんも単騎の方が怖い。みんな強いからきつい」。兄と違い「泣きのコメント」が飛び出すタイプ。それでも、最後は会心の笑みで弥彦6連勝を決めてみせる。
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