2Rは真杉匠(19=栃木)が6番手からのまくりを決めた。 「仕掛けが遅くなってしまって、自分のタイミングじゃないときに無理やり踏んでしまった」と組み立てを反省。それでも強引に前団をひとのみした。 「ワンツーできなかったし、あまり内容は良くなかった。次は積極的にいきたい」と準決に向けて気持ちを切り替えた。
秦英悟(33=大阪)が連勝を飾った。 前半3Rで2コース差しを決めると、後半8Rは5コースからまくり差しで突き抜けた。 1枠なしでの連勝に「盆と正月が一緒に来ました」と笑顔。 「乗りやすいのがいい。行き足もいいし、回っての押しもある」と舟足にも好感触だ。 得点率は15位に浮上。4日目4Rの1走で準優入りを狙う。
野沢大二(46=東京)が12Rドリーム戦で快勝した。 コンマ08のスタートを決めると、3コースからまくり差した。 だが、本人の評価は辛口で、「乗り心地が良くない。まだまだ調整しないと厳しい」と顔をしかめていた。
全国ランク1位の鈴木圭一郎(23=浜松)は、1番人気に推された12R準決で3着に敗れ、優出を逃した。永井大介に続く史上2人目の日本選手権3連覇はお預けになった。 試走は3秒28と出ていて、スタートも2番手では飛び出せた。しかし、先頭を走っていた丹村飛竜(2着)をかわせないまま、じわじわ追い上げてきた早川清太郎(1着)にも逆転を許してファイナル進出を逃した。 「もうやるところがない(くらい整備した)。こんなに反応しないのは、ないですね。いつもは何らかの反応があって、だんだんと良くなるのに。いろいろ扱ったが、反応がなく一緒でした」。連日、入念に整備をし続けたものの、結果が出せなかったことに、残念そうな表情だった。
西谷岳文(39=京都)が前走広島(2<3>(1))で久々に優勝を飾った。 長野五輪のスピードスケート・ショートトラックで金メダルを獲得し、鳴り物入りで輪界入り。 08年1月にデビューすると、一気にS級1班まで駆け上がった、ケガに泣かされ近年はA級暮らしが続いている。 「いつ以来か本当に覚えてないですよ、ハイ」。実は14年3月小倉以来の優勝だったが、西谷も思わず苦笑い。 それでも「疲れはないし、状態はいいと思います。もう1度S1? そのつもりで頑張らないと駄目ですよね」と気合を入れ直した。
「前走の地元戦、来ていた山中(秀将)さんにアドバイスをもらって、少しダイエットしてきました」。ちょっぴりスリムになって? 笑顔で登場したのは小原将通(31=大分)だ。 「最近動きが重く感じていた。やっぱり100キロじゃ、太いと言われましたよ」。苦笑いで言葉を続けたが「今は95キロかな。まだまだ重いし、動きの良かった85キロぐらいまでは(落としたい)ね。もう1度上にも(S級)戻りたいしね」。 予選3Rは目標不在のレースだが、どんな走りを見せるか注目だ。
太田和美(45=大阪)がメイン12Rすなっちドリーム戦を制した。 「まくり差ししか狙っていなかった」。1Mは3コースからどんぴしゃりのターンで突き抜けた。 「出足型で下がることもない」。機力も全体にまずまずで、このままリズムに乗っていきそうだ。
地元の佐藤摩弥(26=川口)が準決10Rで2着に入り、史上初の女子SGファイナリストになった。しかも、実力日本一決定戦の日本選手権だけに価値がある。 全レースがオープン戦で争われる大会で、準決は一線級相手にオート界屈指のスタートが威力を発揮した。 レースは1周1角を青山周平とほぼ同体で進入した。すぐ2番手となったが、逃げた青山に食らいついて粘り込み、終盤は青山に迫る勢いがあった。 「すごくうれしいです。これだけいいエンジン状態でSGに臨めることはないので、チャンスを生かせることができて良かった。地元なのでファンが名前で呼んでくれる。スタート前も声が聞こえたので力になった。今節の中ではスタートの感触が良かった。優勝戦は(同期の)青山クンより先にいきます。エンジンは自分の方が良かったので」。 サトマヤはSG初制覇を懸けて初の10周戦に挑む。
石川真二(48=福岡)が日ごとにパワーアップしている。 9Rはピット離れ良くインを奪って逃げ切り、今節2勝目を飾った。 「いいとは思うけど、ばっちりと合っていない。気になるところもあるしね。まだ本体もやっていないし、試したいこともある。これからもっと良くなると思う」。 調整がかみ合えば、さらなる気配アップは必至。シリーズ中盤戦、後半戦に向けて勢いは加速しそうだ。
渡辺雄一郎(32=大阪)が、3日目も連勝。これで初日から無傷の6連勝となり、得点率1位に立った。 前半4Rの6号艇では、ピット離れで飛び出て4コースを奪取。1Mは差し遅れたが、バックで伸びると、2Mを回って先頭に立った。 後半11Rはコンマ02のトップスタートで一気にまくった。 「節一でしょうね。スタートは(レバーを)もみもみでも出ていくし、全部いい」と仕上がりに自信を持つ。 「完全Vはやったことないので、意識はしています」。 4日目は内枠2走での登場。強力パワーで連勝を8に伸ばせるか注目だ。
予選7Rで松山桂輔(35=愛知)が、まくって準決一番乗りを決めた。 快勝に松山は「前検日に松田(治之)さんにセッティングを見てもらって、全体的に低くしたら乗りやすくなった。レース後も全然苦しくないんですよ」と恩人に感謝。 レースはインを切って、逃げる原口昌平-阪本正和の3番手をひとまず確保。「2角から仕掛けようと思ったけど、原口君に踏み直されるのが嫌だったから」と遅めの仕掛けも大正解だった。 人気薄の準決も狙ってみたい1人だ。
【大野義孝のオレに任せろ】 3日目メインの12Rスーパーライダー戦は2枠の新井恵匠がスタート速攻を決めて快勝。予選が終了して3連勝がいなくなり、混戦模様となってきた。4日目は後半4個レースで準決勝が行われる。「オレに任せろ」の大野義孝は9Rの荒尾聡(37=飯塚)に本命を託す。車を仕上げ素早い攻めで突破する。 ◆9R 荒尾の素早い仕掛けに期待する。初日から未勝利だが、気持ちは負けておらず、ここは反撃に転じるとみた。3日目の6R準々決勝は3着までが準決進出の条件。荒尾は7枠から好スタートを決めて2番手に持ち込んだが、コーナーでタイヤのかかりが悪く、道中は4番手まで後退。しかし、最後まで諦めず走り、4周1角で3着に浮上した。「今日(3日目)はタイヤが滑る。車も少し止まりが悪かった。変なところで回転が上がってきたし、回転も合ってない」と振り返った。 今大会は年末のスーパースターで優勝したクランクと
5日目4R、エース機と組む稗田聖也が逃げて予選突破を果たした。「バランスの取れた足で中堅上位ですね。乗りやすさもある。本当はパンチ力を付けたいけど、出足は落としたくないんですよ。スタートは全速で行けてるので、コンマ10台の前半を狙います」。 準優11Rはスタートの質が重要な5枠で登場する。伸びる金田諭、スタート力のある上村純一らは強敵だが、56号機のパワーとダッシュ力で分厚い壁を突破する。
最近の坂口楓華は、逃げ、まくり、差し、マーク、すべての決まり手が均等に並ぶ。 安定性は確かだが、上位陣が相手になると、流れ込みの2着が多いのが課題。目指しているのは、すべてに万能な石井寛子スタイルだ。「今は、差し足を磨きたいんです。それには自力も出していないといけない。寛子さんは逃げないだけで、逃げてもきっと強いから」。完成された女王の走りを手本にするのなら、予1・6Rは鈴木美教の番手奪取から直線強襲だ。
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