究極の石炭火力発電技術として期待される 「石炭ガス化燃料電池複合発電」 (IGFC) の実現に向けたプロジェクトが本格的に始動する。 IGFCの基盤技術となる酸素吹き方式の石炭ガス化複合発電 (IGCC) 実証試験に対し、国はこのほど初年度分の補助金を交付。 今月30日には主要設備の納入が日立製作所、建設工事は日揮に正式に決まった。 酸素吹き方式IGCCではまず送電端効率40.5%をはじめ、基本性能などの実証などに取り組む。 将来的にはIGFCによるトリプルコンバインド発電で同55%程度を目指す。 IGFCとCO2分離・回収を組み合わせたプロジェクトは3段階で計画。 第1段階では酸素吹き方式IGCCの実証試験、第2段階はCO2分離・回収の実証試験、第3段階ではCO2分離・回収型のIGCC/IGFCの検証試験などを予定している。 第1段階となる酸素吹き方式IGCCの実証試験は、中国電力とJパ