はじめに 先日投稿した Steam Deck の衝撃 - 汎用機・自由な OS の革命 という記事に対して、Twitter で表題の件に関する指摘をいただいた。 Steam がプロプライエタリなバイナリばかりを配布する邪悪なプラットフォームであるので、自由ソフトウェアを支持する者がそれを支持するのはいかがなものかという指摘は至極真っ当な指摘であり、正直ぐうの音も出ない。 本記事はそれについてちゃんと言及し、それでもなお、Steam Deck の可能性について期待をしているという見解を示すための投稿である。最初は元の記事に追記しようと思ったが、長文になったため、別の記事を投稿することにした。 Steam の邪悪さ Steam で配信されるゲームはプロプライエタリ (不自由) な DRM で保護されたプログラムであることは事実である。 Steam で配信されるゲームがどのように DRM が付与