太平洋高気圧に覆われた日本列島は5日、全国で厳しい暑さとなった。921カ所ある気象庁の観測点のうち、今年最多の177地点で最高気温が35度以上の猛暑日となり、47都道府県すべてで30度以上の真夏日を記録した。 同庁によると、全国で最も暑かったのは、最高気温38.6度の福井県坂井市。この日は、南からの風が山脈を越えて吹き下ろすフェーン現象の影響で、日本海側を中心に気温が上がった。最高気温が観測史上1位を記録したのは10地点。このうち松江市鹿島町(37.5度)など日本海側が9地点を占めた。関東では埼玉県熊谷市で37.1度、東京都練馬区で36.0度を観測した。 6日も全国的に気温が上がり、最高気温が35度前後になるところが多いと予想される。