極貧時の救済メニューまず蛋白質がゼロというのはまずいですね。いちばん安いのは玉子でしょう。一食あたり一個食べれば、とりあえず他の蛋白質主体の食品は不要です。L玉十個、九十八円で買いましょう。ふだんの半値ですが、週一回この値段で出して客寄せにするスーパーは珍しくありません。一人一個と限定されていたら二度、三度と並ぶ。玉子はまあ、夏でも三週間は保つでしょう。 肉は鶏肉と豚肉。百グラム百円弱くらいを狙いましょう。外国産ならもっと安いのもありますが、ちょっと試してみた限りでは美味しくなかった。こういうものと思っているのと違う味がすると不気味でやりきれないものがあります。閉店間際の半額セールで国産をいただきましょう。塊をしばって茹でて、醤油と味醂と酒と酢を混ぜたものに漬け込みます。丈夫なビニール袋に入れて、水を張った鍋に沈めて空気を抜き、ゴム輪で口をきちっと縛っておけば、冷蔵庫なら夏でも二週間は持ちます。不安なら一週間
