下村博文・自民党幹事長代行が、文科相時代に後援企業の依頼で、ビザの発給を法務省に口利きした疑いがあることがわかった。「週刊文春」が入手した下村事務所の内部資料に記載があった。 下村事務所の“金庫番”で、当時、文科相秘書官だった榮友里子氏は2014年2月25日付の「日報」で、下村氏に次のように報告していた。 <山手学院 横田先生 昨日、法務省から今回は特例で生徒数増加を認めるとの連絡がきました> <特例>、<特別措置>と記載 禁無断転載/文藝春秋 続けて、榮氏は自身の対応を記している。 <→佐藤秘書官を通じて担当に色々動いて頂きました。佐藤秘書官にも御礼申し上げました> 日報からは、文科省の官僚で当時、大臣秘書官だった佐藤光次郎氏がビザ発給に向けて動いたことがうかがえる。 その後、同年3月10日の日報では、次のように報告している。 <山手学院 陳情 横田先生ご夫妻 来訪 正式に入管からこ