ティンクリックは、バリに伝わる竹製の打楽器です。 リンディック音楽に使用されることが多いため、楽器自体が「リンディック」と呼ばれることもあります。 リンディック音楽は、通常、2名のティンクリック奏者と1名のスリン(竹笛)奏者により構成されます。 ティンクリックは、11つの竹筒からなるものが一般的ですが、ここでは12つのものを使用しています。 一番長い竹筒は約1メートルで、一番低いピッチです。 1オクターブごとに5音で、範囲は2オクターブ強にわたります。 筒は、木枠に紐でつなぎ止められています。 奏者は地面に座り、ゴム製のマレットで竹筒を叩きます。 奏者は両手を使って一定のリズムでマレットを振り下ろします。 左手でメロディを、右手で伴奏を演奏するのが一般的です。 2名で演奏する場合、右手のパートを連動させ(このテクニックは「コテカン」と呼ばれます)、非常に速いスピードで演奏しているような錯覚
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