政治をしながらも酒が飲めるぞ ぼくが子どものころ、ロシアの大統領はエリツィンでした。 テレビに映る顔は赤ら顔で、それを見ながら父が「エリツィンはいつもお酒を飲んでるんだよ」と言いました。それを聞いて「酔っぱらいながら政治ができるんだ!」と子どもながらに衝撃を受けたものです。 大人になって酒を飲むようになって、あれはむしろ「酒を飲まないと政治ができなかった」のかもしれないなあと思うようになりました。 今ではすっかり見なくなりましたが、歴史上はそんな酒漬けのまま政治を行ったリーダーたちがたくさんいます。 1. ウィリアム1世(イングランド) ダイエットのために酒だけを飲み続けた男 「征服王」ウィリアム1世は、高校の世界史でも登場するので有名ですね。 1066年、ノルマンディー公ギヨームは配下の軍勢を率いて政治的に混乱するイングランドを征服(ノルマン・コンクエスト)。ノルマン朝を開き、イングラン