「安全か?」と言われると危険性0を期待してしまう人は案外多いが、これは大きな間違い。 例えば様々な乗り物の中では格段に事故率の低い飛行機だって、墜落事故に巻き込まれる可能性は決して0ではない。 でも多くの人はリスクと必要性を秤にかけて、自分なりに折り合いをつけた所でリスクテイクをする。 その時に必要なのは「リスクに関する正確な情報」である。 そしてこの点で武田氏の情報の送り手としての資質は、非常によろしくない。 氏が出している情報は、先の例で言えば「飛行機って過去にこんな事故をしてますよ! 危ない乗り物ですよ!」と言っているようなもの。 それはそれで事実だし、どんなことが起こったか・起こりえるかを包み隠さずに示してくれることには一定の意義もある この本をそういう本として読むのであれば全く問題はない しかし、健全な生活者の視点としては、そういったリスクと必要性・有用性を秤にかけてリスクテイク