政府は、東京五輪・パラリンピックの新型コロナウイルス対策強化のため、海外選手の合宿先となる自治体(ホストタウン)向けの指針を改訂する方針を固めた。滞在中に海外選手らに感染者が判明した場合、一緒に合宿するコーチや他の選手ら全員をいったん隔離して、練習の停止を求めることを明記する方向だ。改訂した指針は近く自治体に示す。 【写真】2回目のワクチン接種後の副反応、予想以上に年代間で差 政府が検討する改訂案によると、一人でも感染者が出れば、選手ら全員をホテルの個室などに隔離し、濃厚接触者でないことや、ウイルス検査で陰性が確認されるまでは活動再開を認めない。合宿先の自治体にウイルスが持ち込まれることを防ぐため、選手らに対し、来日14日前から行動・健康管理を呼びかける。