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ブックマーク / leanstartupjapan.co.jp (10)

  • 3分でわかる「ビジネスモデル症候群」 | Lean Startup Japan LLC

    2010年に当ブログを開設して「リーンスタートアップ」を紹介し、その後5年間にわたり実際に数多くの起業家や企業における新規事業開発を支援してきましたが、新規事業や起業を成功させるにはとにかく良いビジネスモデルを(仮説検証をしながら)設計できることが条件だと盲目的に認識している状態とは、「ビジネスモデル症候群」という「思い込みの病」を患っている状態だと感じるようになりました。 理由はとても単純。私が携わってきた事業開発や起業シーンにおいて良いビジネスモデルの設計と実現を真摯に追い求めるひとほど、現実的には良い結果を得られていないという現実が数多く発生したからです。そしてそのような状態に陥らせるよう、私自身が実に多くの方をミスリードしてきてしまったのです。一般的には事業成功確率と正比例の関係にあると信じられているビジネスモデルの設計・構築が、どのように事業開発や起業に悪影響を及ぼすかについて、

  • 「出来ること」と「出来たら良いこと」の違い。起業家を目指すひとの適切な目標とは | Lean Startup Japan LLC

    大学の起業家育成プログラムやStartup Weekendのようなイベントに参加すると、起業を志す多くの方から「やりたいことがなかなか見つからない」という相談をよく受けます。 漠然と起業をしたいとは思っているのだけど、リスクを取ってでもチャレンジしたいことがなかなか見つからないというのです。様々なイベントに参加していて勉強もしているけど、いつまで経っても実際には起業しないというひと、みなさんの周りにもひとりはいませんか? やりたいことが次々と見つかるひとがいるのに対して、人の起業熱が薄いわけでもないひとがどうしてこうなってしまうのでしょうか。こうした状態に陥っている多くのひとと話しをしていると、彼らの発言にはある共通した特徴があることに気づきましたので、今日はそれを紹介しようと思います。もし自分もやりたいことが見つかってないと思ったらぜひ読んでみてください。当にやりたいことが見つかるよ

    ji_ku
    ji_ku 2015/07/06
  • 大企業の新規事業開発失敗!なにが悪いのかすら分からない・・・ | Lean Startup Japan LLC

    リーン・コンサルティングのご依頼を様々な企業様より頂戴するのですが、実は最も多い課題は、そもそも自分たちの新規事業開発プロセスのいったい何処が悪いのかが分からない!ということです。 「リーンスタートアップへの取組みで、何を改善しましょうか?」と問いかけても、そもそも原因分析も出来ていないので明確な回答が返ってくることはなく、結局、事業案の仮説検証を回すことでなんとか改善できないかと試みます。 またこうした原因分析が出来ていない場合に良くある間違いは、とにかく良い事業案の作成を目指すことだけに集中してしまうことです。エリック・リースの「リーンスタートアップ」の第三部「スピードアップ」の第9章では、そもそもの仕事のやり方を「バッチサイズ」と表現し、トヨタ生産方式を参考にした業務プロセスを導入すべきだと触れているのですが、原因分析が正しく出来ていないと、このような重要な部分の改善に取り組むことな

  • 新規事業成功確率を数式化する!その新規事業の成功確率は測定出来るのか? | Lean Startup Japan LLC

    前回の投稿では、企業におけるリーンスタートアップの導入には、新規事業設計責任者とリーンスタートアッププロセス設計責任者の分割が効果的であるとお伝えしました。両者は目的と手段の関係にあるので、担当も一緒にしてしまいがちですが、その効果測定はまったく異なる基準であるため、できる限り明確に責任を分離した方が運用は容易になるのです。詳細は前回記事をぜひご覧ください。 さて今回は「新規事業の成功確率」は定量的に測定できるのか?というテーマでお話ししたいと思います。なぜなら、エリック・リースは書籍の中でこう言っているからです。 「アントレプレナーシップとはマネジメントだ」 “Entrepreneurship is a kind of management” 私の理解では、マネジメントされている状態とは、その理論にそって取られた行動はやがて意図した結果にたどり着くことを指します。とにかく小さく始めてみよ

  • アーリーアダプターに出会うための最初の1枚 "Lean Diagram" | Lean Startup Japan LLC

    様々な方からのビジネスモデル・プレゼンテーションを聞いていると、 「そこのところもう少し詳しく聞きたいですっ!」 と前のめりになることよりも 「ん?なんでそれが問題なの?」とか 「『ターゲット層に価値ある情報を届ける』って言ってるけど、ターゲット層って誰?価値ある情報ってなに?」 という疑問が頻繁に頭をよぎります。 今年は数多くのスタートアップや企業の新規事業開発担当チームと共に、リーンスタートアップの実践について深掘りをしてきました。 リーンスタートアップを実践する目的はチームにより様々ですが、共通して課題になるのはやはりリーンスタートアップの最初の一歩はどう踏み出せばいいのか?ということです。フィードバック・ループの最初のひと転がりをどのように始めていくべきなのかが最大の懸念でした。 「リーン・スタートアップ」の書籍を読んでも、何から始めればいいのかは明確に記載されていません。 しかし

  • 回らないフィードバックループの原因と絶対に誰でもわかる改善策 | Lean Startup Japan LLC

    リーンスタートアップの基的な考え方である「ニーズが不確かなサービスは初期段階では小さく始め、確からしさの検証を重ねて大きく育てる」は、クラウド環境の浸透やスマートフォンアプリ開発のハードル低下とともに、実に分かりやすく始めるのもカンタンです。 しかし、この分かりやすさと始めやすさとは裏腹に、リーンを実際に運用してみると「どのように育てたら良いのか分からない・・・」という困惑をよく見かけます。課題の改善を繰り返しても良い結果につながらないなど、前へ進んでいる実感を得られない状態に陥り、フィードバックループが回らなくなるのです。 今日は継続的な改善における典型的な失敗事例をご紹介して、リーンの効果が劇的に向上するあるポイントをお伝えします。 多くの方がその間違いに気づかないポイントなのですが、いったん分かってしまうと実に簡単なことなので、ぜひご一読ください。 では、すでにローンチ済みのサービ

  • アイディアを事業に進化させるサイエンス | Lean Startup Japan LLC

    「良いビジネス・アイディアはどこから生まれるのか…」 アントレプレナーにとっての永遠の課題であり、そして永久に定型の答えが出ない問いでもあります。 しかし、その逆に「アイディアがどこで失敗しているのか」はそれなりに分析できます ひとが「ビジネス・アイディア」と呼ぶ対象は、単なる思いつきの段階から、精巧に設計されたビジネスモデル、プレゼンテーションまで幅がありますが、最終的にはマーケットから見た時に価値あるプロポジションになっていなければいけません。 せっかくビジネスモデルが優れていようがプロポジションが適切でなければ良いビジネスには成長しないのです。 とても良い 着眼点をでビジネスの種を捕らえていても、プロポジションができないためにビジネスとして成功しない……… これは典型的なアントレプレナーのつまずきです。 良い種を見つけたとしても必ずしも成功が約束されないのは、このようにアントレプレナ

  • MVPとは?をもう一度考えてみた | Lean Startup Japan LLC

    2013年最初のブログは「MVP」について再考してみようかと思います。リーンスタートアップを実践している方であればお馴染みのこの言葉、理念を理解するのは簡単ですが、実に奥が深いのです。 というのも、年末に家の大掃除をしていた時のことなのですが、家中に散乱する「紙もの」を何とかしようと、思い切って断捨離でもしようかと考えていました。しかし、ゴミ袋に放り込む前にもう一度だけ中身を確認しておこうと見返すたびに「いつかは必要になるかも…」との思いは増し、結局、書類の束を目の前にしてなんと2時間近くもムダに過ごしていたのです。うちにはスキャナ付きの複合機(プリンタ・FAX・スキャナ+コピー)があるにも関わらずです(笑) そこで、考えるよりとにかく全部デジタル化してしまえ!と思い、ひたすらスキャンを始めました。しかし、作業が1時間を超えたあたりで、また作業の手を止めてしまう雑念が頭をよぎります。 「複

  • 改めてリーンスタートアップの必要性を実感する!"The Lean Startup" | Lean Startup Japan LLC

    HOME » Blog » Lean Startupとは » 改めてリーンスタートアップの必要性を実感する!"The Lean Startup" 『もしキミがこの話を聞いたことがあるようだったら、この先を読む必要はない。 優秀な大学生が学生寮のデスクに座りながら未来を創造しているという話しだ。自分の限界を超え、新たなテクノロジーと若き熱意に取り憑かれ、彼らはまったくのゼロから新たな企業を立ち上げようとしている。初期の成功は、彼らに資金調達と新製品の市場投入をもたらし、そして友人を雇入れスーパースターチームを結成した。もはや世界は彼らを止めることはできない。 これは10年の歳月といくつかのスタートアップを遡った、最初の会社を立ち上げた当時の私のことだ。当時の記憶で私が特に覚えているのは、会社がもはや存続不可能だと気づいた瞬間で、私と協同創業者は途方にくれていた。ドットコムバブルは弾け、資金を

  • Lean Startup Japan LLC

    "Lean Startup Japan"は「ベンチャー・スタートアップ・起業・新規事業開発」のメカニズムを解明するための研究を中心に活動を行う、プロセス・コンサルティング企業です。2010年という、リーン・スタートアップに関する情報がほとんど存在しないタイミングにて"Lean Startup Japan"ブログを開設。以来、一貫して「再現性のある起業プロセス」を科学的に追求しています。 クライアントは学校法人、行政・自治体、エンタープライズから個人事業主まで幅広く、活動開始からの支援対象は数百に及びます。支援対象における起業や新規事業開発の「つまずき」を徹底的にその原因を掘り下げて行くことによって、一般的に常識化している起業術や新規事業開発プロセスが潜在的に抱えている問題点を明らかにしてきました。創業前の事業計画を修正するという「非常識」を「リーン・スタートアップ」によって一般化し、成功し

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