約束の時間を間違える。メモを取らないとすぐ忘れてしまう。疲れやすくて頑張りがきかない。だるくてつい寝てしまう。以前はふつうにこなしていた仕事ができなくなる。こうしたミスに身に覚えがないだろうか。これらの症状を「能力減退症」と名づけて警鐘を鳴らす三田茂医師に、病いを解説していただいた。 【表】能力減退症が疑われる症状 2011年ころから、医院に訪れる患者さんに疲れやすくてだるい、記憶力が落ちるという症状を訴える人が見られるようになりました。共通するのは、考えたり、覚えたりすることが億劫になり、ミスを連発するようになることです。体力もだんだんとなくなって、以前なら、ふつうにできていたことができなくなります。 こうした症状に加えて、ただの風邪がいつまでたっても治らなかったり、持病が悪化したりすることも見られます。たとえば、喘息やアレルギーを持っていて、これまでは薬でコントロールできていたけれど、
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