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北海道の泊原発が定期点検で2012年5月5日に停止してから、日本で運転している原子炉はゼロになっていたが、6月下旬には福井の大飯原発が再稼働する見込みである。再稼働によってすでに存在している放射性廃棄物の量が劇的に変化するわけではない。あるいは夏が終われば止めればよい、のかもしれない。そもそも崩壊熱という現象を考えれば、原子炉の「停止」はスイッチのオン・オフとは原理的にことなっている。 とはいえ再稼働には欺瞞がある。歴史的な欺瞞である。 私が注目するのはその安全性の検証が311以前と同じような建前を中心に行われたという点である。「絶対安全」という原子力発電を推進するための標語的な建前がいつしか本当のことになってしまい、政府関係者、電力会社の人間のほとんどがいつしか本気でそれを信じるようになった、というおそらく福島の事故の最も根幹にある病因が、311後にほとんど変更もなく通用している。311
→紀伊國屋書店で購入 安部公房と勅使河原宏監督の「協働」を跡づけた本であり、きわめて刺激的である。 安部公房の世界的な名声はカンヌ映画祭で特別賞を受賞した映画版『砂の女』の成功によるところが大きいが、この作品は勅使河原監督との「協働」の第二作にあたり、安部はみずから脚本を何バージョンも執筆している(主人公をアメリカ人としたシノプスまで残っている)。 本書は第一章「協働の序章」で前衛芸術運動に邁進した若い日の安部と勅使河原の活動をたどっている。 安部と勅使河原の「協働」は1962年の『おとし穴』にはじまり、1970年の大阪万博の自動車館で上映された『一日二四〇時間』までの七作品で区切りをつけ別の道を歩むようになるが、二人の出会いは戦後復興期の前衛芸術運動の時代にさかのぼる。引きあわせたのは岡本太郎で、「世紀の会」で活動し、『世紀群』という同人誌を共に発行している(埼玉近代美術館の「勅使河原宏
2011年度小谷野敦賞は、 井上理津子『さいごの色町飛田』(筑摩書房)を「奨励賞」として授与することに決定しました。小谷野賞は私が勝手に決めて、賞金も授与式も、著者への連絡もない賞ですが、 ・ほかの賞をとったものには授与しない。 ・知人の著作には授与しない。 という方針で、今般講談社ノンフィクション賞の候補作にならなかったことで、井上氏の受賞になりました。ただし奨励賞。なおこの授与には、日本のノンフィクション賞が、性をめぐる問題に冷淡であることへの抗議もこめられています。 井上さん、ご迷惑でしょうが…。 さいごの色街 飛田 作者: 井上理津子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/10/22メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 210回この商品を含むブログ (52件) を見る
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