昨日のエントリーに書きましたが、モリタク先生が朝日新聞で私たちの旧著をおとり上げくださった記念といいますか、この旧著の内容を私たちがその昔、猪瀬直樹氏のメールマガジンで簡潔にまとめた原稿があります。以下にそれをご紹介します。野口旭さんと私の共著です。当時(2001年)の戦後最悪の経済情勢という緊張感、構造改革の熱気とそれへの私たちの熱い批判的視点などを感じていただければ幸いです。下で「本MM」などとあるのはメールマガジンの略称です。 「構造改革の真の目的とは何か――政府と市場の正しい役割分担を――」 ●深まる不況の中で構造改革をどう進めるか 小泉政権の「構造改革」がひとつの節目を迎えようとしている。予算編成や特殊法人改革が本格化する中で、族議員や官僚・利益団体の反攻も日を追って激しさと巧妙さを増している。そうしたなかで、本MMの編集長を務めるわれらが同志・猪瀬直樹氏が「行革断行評議会」を拠