他力本願のすすめ (朝日新書) 作者: 水月昭道出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2012/03/13メディア: 新書購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (3件) を見る 「高学歴ワーキングプア」の著者が、親鸞の他力本願について書いた本。面白く読めるが、そのぶん親鸞への疑問点も湧いてくる。(ちなみに私は親鸞本人は尊敬してますが)。 「他力」の視点というのは、そもそも。”思い通りにはなかなかならないのが世の中や自分の人生”だと、まずは現実を直視する。そして、「でも、そのこと自体に何らかの意味があるのではないか」と一歩立ち止まってみる。最後に、もたらされたご縁の裏側に見え隠れする仏さんの存在を意識してみる。そんな作業であるとも言えよう。(194ページ) 自分ではどうしようもない世界は、残念だが確かにある。どんなに(努力して)善行を積んでいようが、お願いごとを100万回