新型のノンステップバスは座席が少なくなり、高齢者にとって危ないのでは-。読者から、こんなご意見が「バス」取材班に寄せられた。国やバス事業者に確認すると、従来型より七~八席少ないバスの導入が進んでいた。高齢者のバス利用が増え、車内での転倒事故が課題となる中で、なぜこうなったのか。詳しく調べてみた。 (梅野光春) 「ノンステップバスは乗りやすい。でも座席数は少なくなった」と指摘するのは、横浜市旭区の山崎代史枝(よしえ)さん(77)。自宅から駅まで遠く、バスが生活の足という。ところが、最近増えてきた新型は座席が減った。立って乗る時は両手で手すりにつかまり、何とか体を支えている。「立っていると、転倒しないか心配。安心して座りたい」と漏らした。 かつてのバスは、乗降口に二段の階段があり、車内は平たんだった。この階段をなくすため、一九九七年にノンステップバスが登場。しかし、ノンステップバスは車内前部は
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