イベントでは郷土料理研究家でフードプロデューサーの佐々木京美さんと総合卸売業、株式会社カリョーの代表取締役社長の新谷雅嗣さんのお二方による福井の食文化を知る食講座を中心に進みました。 佐々木京美さんによるといわゆる「三八豪雪」と呼ばれた昭和38年前後(1960年代)から日本の食が大きく変わったそうで、日本海側の北陸に位置する福井では冬に水ようかんに食べる食文化が根付いてきたそうです。 ではなぜ、福井の食文化として冬に甘味「水ようかん」がポピュラーになったかという点について総合卸売業、株式会社カリョー代表取締役社長の新谷雅嗣さんは「昔は冷蔵庫があまり普及していない時代に糖度の低い水ようかんを夏に作ると日持ちせず、すぐ腐ってしまった。水ようかんが福井で冬に食べられる要因の一つは冬だと菌が繁殖しないから。福井は雪は降るけど水ようかんは凍らない。そんな福井の気候風土にあってこそ、水ようかんが冬に広