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ブックマーク / bunshun.jp (33)

  • 「漢文は社会で役に立たない」と切り捨てる“意識高い系”の勝ち組へ | 文春オンライン

    すこし前の話だが、ツイッターで個人的に関心を引かれた投稿があった。投稿者は、プロフィールによれば外資系コンサルへの勤務経験を持ち、投資やキャリアデザインに関係したブログを運営している方だ。 気で受験勉強して、大学も結構勉強して、大学院でも勉強して、社会人になっても仕事でそれなりに成果出しているという認識を持っていますが古文漢文が役に立った経験は少なくともありませんね。他の学問は役に立ってますが、漢文については眠いときに「春はあけぼの」というくらいしか使ってない — シャイニング丸の内 (@shimaru365) 2018年2月20日 このツイート(https://twitter.com/shimaru365/status/965893822512218113)は「春はあけぼの」のせいでギャグになってしまったが、実際のところ「漢文は社会で役に立たない」という主張自体には同意する人も少なくな

    「漢文は社会で役に立たない」と切り捨てる“意識高い系”の勝ち組へ | 文春オンライン
  • ロシア革命100年 声優・上坂すみれ「ソ連大好き」インタビュー#1 私とジダーノフ批判 | 文春オンライン

    上坂 ズドラーストヴィチェ。よろしくお願いします。 ――さすがの発音ですね。今年はロシア革命から100年ということで、上坂さんにお話をお伺いします。 上坂 いいんですか、私で。亀山郁夫先生とかもっと詳しい方はたくさんいらっしゃると思うのですが……。 ――亀山さんでも、佐藤優さんでもなく、上坂さんなんです。 上坂 ありがとうございます。 ――そもそもなぜソ連がお好きなのか。その経緯からお話を聞かせていただけますか? 上坂 高校1年生のときに、YouTubeでたまたまソ連の国歌「祖国は我らのために」を聴いたんです。それまでは恥ずかしながら、モスクワがどこにあるかも知らないくらいだったんですが、国歌を聴いて急に興味が湧いたんです。それで関連動画を次々に見ていって、ソ連にはまったんです。 ――どんな動画を見たり聴いたりしたんですか? 上坂 レーニンの演説とか、プロパガンダ映画の一部とか、軍歌とか。

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  • ノーベル文学賞 カズオ・イシグロが語った日本への思い、村上春樹のこと | 文春オンライン

    2017年のノーベル文学賞がカズオ・イシグロに決定しました。1954年、長崎に生まれた小説家の日への思い、そして村上春樹についてを語ったインタビューをお届けします。(『文學界』2006年8月号より一部抜粋) ◆◆◆ ミュージシャンになりたかった ――それでは、小説作法についてお伺いしたいと思います。ポール・オースターにインタビューしたときに、彼は、同じく作家であるのシリ・ハストヴェットの言葉を引用して、こう言っていました。「小説を書くということは、実際に起こらなかったことを思い出すようなものだ。その意味で、小説を書く方がノンフィクションを書くよりもはるかに難しい」。このコメントに同意されますか。 イシグロ 「実際に起こらなかったことを思い出す」というのは当に興味深いコメントだと思います。まさにその意味で小説を書き始めたからです。若いときは、作家になる野心はまったくありませんでした。ミ

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  • 男たちが見た小池百合子という女 #3 | 文春オンライン

    小池百合子とは何者なのか。 カイロ大留学を経て、キャスターとして颯爽とテレビ画面にデビュー。1992年には新党旋風の中で政界入りを果たす。その後、いくつかの政党を渡り歩くが、彼女の周囲には、細川護煕、小沢一郎、小泉純一郎ら、常に権力者の姿があった。 「男たち」の証言から、女性初の都知事の素顔に迫る。 (#2から続く) 出典:「文藝春秋」2017年8月号(全3回) (文中一部敬称略) 女性たちからの支持 その後、彼女の自己顕示欲が人事で解消されることはなかった。民主党に政権が移ると「自民党が天下を取るまで願掛けをし髪を切らない」と宣言し、自ら「臥薪嘗胆ヘア」と言い、マスコミに長髪となった理由を説明してみせた。 かつては宣伝、広報に抜群の能力を発揮し重用されたが、目立ちたいという欲が空回りし始めた印象を受ける。3年後の12年、自民党に政権が戻ると今度は「断髪式」をすると言い出した。人は国技館

    男たちが見た小池百合子という女 #3 | 文春オンライン
  • 男たちが見た小池百合子という女 #2 | 文春オンライン

    小池百合子とは何者なのか。 カイロ大留学を経て、キャスターとして颯爽とテレビ画面にデビュー。1992年には新党旋風の中で政界入りを果たす。その後、いくつかの政党を渡り歩くが、彼女の周囲には、細川護煕、小沢一郎、小泉純一郎ら、常に権力者の姿があった。 「男たち」の証言から、女性初の都知事の素顔に迫る。 (#1から続く) 出典:「文藝春秋」2017年8月号(全3回) (文中一部敬称略) 平野元参院議員 ©共同通信社 小沢一郎の側近中の側近、自由党時代には参議院議員も務めた「小沢の懐刀」平野貞夫が振り返る。 「自由党は自民党と連立しましたが、連立を続けるべきか、あるいは袂を分かつべきかで、党内の意見が分かれた。小池さんも僕も、リベラルな保守政党として、自民党とは一緒にならずにやるべきだと思っていた。小池さんは『自民党に合流しないで踏ん張りましょうよ』と言ってね。小沢も感激していた。ところが、そん

    男たちが見た小池百合子という女 #2 | 文春オンライン
  • 男たちが見た小池百合子という女 #1 | 文春オンライン

    小池百合子とは何者なのか。 カイロ大留学を経て、キャスターとして颯爽とテレビ画面にデビュー。1992年には新党旋風の中で政界入りを果たす。その後、いくつかの政党を渡り歩くが、彼女の周囲には、細川護煕、小沢一郎、小泉純一郎ら、常に権力者の姿があった。 「男たち」の証言から、女性初の都知事の素顔に迫る。 出典:「文藝春秋」2017年8月号(全3回) (文中一部敬称略) 都議選で演説する小池都知事 ©文藝春秋 駅前のロータリーは歩道橋の上まで埋め尽くされていたが、彼女のイメージカラーである緑色のものを身に着けた人は、ほとんど見受けられなかった。 選挙カーの上では候補者の横で黄緑色のジャケットを着た小池百合子都知事が、よどみなく話し続けていた。私の前にいた初老の男性が、 「うまいねえ。大したもんだ」 と隣の女性に語りかけるのを耳にしたが、その口調には、どこか茶の間でテレビを見ながら論評しているよう

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  • オグリキャップが教えてくれた「生きる思想」――哲学者・檜垣立哉インタビュー #1 | 文春オンライン

    檜垣 いや、偶然ですよ、偶然。競馬って「当てる」ものじゃないんですよ。そもそも賭けるという行為は、偶然に「当たる」もの。小石をポーンと投げて、たまたま「当たる」というのが賭けの質なんです。そうした偶然、人間の力ではどうしようもないものに、いかにして人間は向き合っていくべきか、それを競馬しながら掘り下げているところはあるかもしれません。 ―― そうした「競馬の哲学」に至るまでの、檜垣さんの「哲学以前」をお伺いしたいのですが、子供の頃の夢って何だったんですか? 檜垣 9歳の時に江崎玲於奈がノーベル物理学賞を受賞したんですよ。それで、漠然と科学者、特に物理を研究する人になりたいなあ、なんて思ってました。その頃の担任の先生にもかなり影響を受けていたかもしれない。 小学校からずっと、管理教育のようなものとは縁遠い場所にいた ―― どんな先生だったんですか? 檜垣 東工大の大学院を出た人で、教職免許

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  • 下村元文科相 「特例」ビザ発給を口利き | 文春オンライン

    下村博文・自民党幹事長代行が、文科相時代に後援企業の依頼で、ビザの発給を法務省に口利きした疑いがあることがわかった。「週刊文春」が入手した下村事務所の内部資料に記載があった。 下村事務所の“金庫番”で、当時、文科相秘書官だった榮友里子氏は2014年2月25日付の「日報」で、下村氏に次のように報告していた。 <山手学院 横田先生 昨日、法務省から今回は特例で生徒数増加を認めるとの連絡がきました> <特例>、<特別措置>と記載 禁無断転載/文藝春秋 続けて、榮氏は自身の対応を記している。 <→佐藤秘書官を通じて担当に色々動いて頂きました。佐藤秘書官にも御礼申し上げました> 日報からは、文科省の官僚で当時、大臣秘書官だった佐藤光次郎氏がビザ発給に向けて動いたことがうかがえる。 その後、同年3月10日の日報では、次のように報告している。 <山手学院 陳情 横田先生ご夫 来訪 正式に入管からこ

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  • 哲学者・千葉雅也「世間に迎合も孤立もせずに生きていくためには“勉強”が必要だ」 | 文春オンライン

    博士論文を改稿した『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』でデビュー、翌年、ツイッターでの140字内の短文考察を再編成した『別のしかたで ツイッター哲学』が話題を呼び、3冊目の単著となる書は何と「自己啓発」。発売2カ月を待たずに5刷4万5000部と快進撃中だ。 「“勉強する”ということを面白くポジティブに言えないかな、と思ったんです。雲行きの怪しい今の世の中で、世間に迎合も孤立もせずに生きていくためには勉強が必要です」 日常の中で「周りのノリ」に合わせることが苦しくなってきたら勉強を始める好機。そして勉強を始めると必ずますます「ノリが悪い人」になる。 ちばまさや/1978年栃木県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。専門はフランス現代思想。訳書にカンタン・メイヤスー『有限性の後で――偶然性の必然性についての試

    哲学者・千葉雅也「世間に迎合も孤立もせずに生きていくためには“勉強”が必要だ」 | 文春オンライン
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2017/06/04
    “締切がないと仕事が終わらないように、範囲を決めないと勉強は進まない。まずこの3冊の本を読み較べる、とか最初の範囲を狭くとることが大事”
  • NHK受信料徴収員が新たなサギを告白「死人とも契約していた」 | 文春オンライン

    不祥事続きの上田新体制 ©共同通信社 長崎県佐世保市にあるNHKの業務委託会社に所属していた平田伸男氏(仮名)が、受信料詐欺に関する新たな手口を明かした。 平田氏は「死んだ人を生きているかのように見立てて、契約を取ったこともある」と語る。 「昨年11月に、ある受信料滞納者のお宅を訪ねると、その人は既に亡くなっていて、代わりに息子だけが家に住んでいたんです。会社に指示を仰ぐと、『契約数が欲しいので父親を生きていることにして、支払い再開の契約書に父親の名前を記入させろ』と言われた」 息子自身は過去に受信契約を結んでおり、来は父親の滞納分を引き継ぐ義務はない。さらに生活保護受給者で日頃の生活もままならないばかりか、自身で契約書にサインもできないような状態だった。 息子人が語る。 「父が亡くなったのは35年も前です。突然、『父に、27万円の滞納分があるので支払ってください』と言われて驚きました

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  • 「ポンチ軒」が「とんかつ網」を使う理由 | 文春オンライン

    なぜ「とんかつ網」に至ったか、そして網へのこだわりについてもぜひ聞きたかったところなのだが、先方からは「取材はお受けできません」という返事。残念だが受けていただけないのなら仕方がない。 気を取り直して次に向かうは、調理・厨房用品ならなんでも揃うかっぱ橋道具街だ。とんかつ網を扱っている「銅源サイトウ」「土屋商店」の2店に話をうかがった。 かっぱ橋道具街は調理器具の聖地 飲店からの網の注文がある場合、一回のオーダーで20~30個程度が出ることが多いとのこと。おそらくこれはチェーン店からの注文というよりは、個人のお店が網を使ってのとんかつの提供を始めたか、チェーンではないとんかつ屋の新規開店にあたっての注文なのだろう。 さらには個人で購入する方も多いらしい。とんかつ網は、いまや家庭の中のとんかつにまで広がっているのだ。 網の大きさに関しては、2店とも大と小との2サイズを扱っており、お値段は大は

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  • 東芝元社員の告白「あの会社の裏切りがなければ」 | ウエスチングハウス買収 知られざる内幕 | 文春オンライン

    2月14日、半導体事業の「事実上の売却」を検討していることを明らかにした東芝。綱川智社長の衝撃の記者会見から一夜明けた15日、東芝の原子力事業に携わっていた元社員はこう呻いた。 「あの会社の裏切りがなければ……」 今から11年前、東芝は米原子炉メーカー大手のウエスチングハウス(WH)を買収した。売り手は1999年にWH を買収した英国核燃料会社(BNFL)である。 実はこの時、東芝にはパートナーがいた。総合商社の丸紅だ。米欧で電力自由化が格化する中、IPP(独立発電事業者)として各国の電力市場に参入していた丸紅は、川上から川下まで一気通貫でエネルギー事業を手掛けるため、WHへの出資に意欲を見せていた。 WH買収の蔭にいた「兄弟」 資金調達力があり、外国企業との交渉にも長けた丸紅は、財務基盤の弱い東芝にとって心強い存在だった。まして当時の丸紅社長は勝俣宣夫。東京電力社長、勝俣恒久の弟である

    東芝元社員の告白「あの会社の裏切りがなければ」 | ウエスチングハウス買収 知られざる内幕 | 文春オンライン
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2017/02/16
    “当時の丸紅社長は勝俣宣夫。東京電力社長、勝俣恒久の弟である。東電も電力自由化を睨み、原発事業での海外進出を目論んでいた。”
  • 熱くならず南京事件と付き合うための方法 | 文春オンライン

    人を巻き込むロジック 今年は南京事件の発生から80年目にあたる。 60年目、70年目もそうだったが、今年も、1月早々にアパホテルの騒動が起き、7月(盧溝橋事件の発生月)や12月(南京事件の発生月)に向けてますます過熱しそうな気配である。 それにしても、南京事件をめぐる議論はなぜいつもこんなに揉めるのか。 その一因は、南京事件が、日人全員をひとしく歴史の当事者にすり替え、巻き込んでしまう点にある。 「日人としての責任はどうする」「日人として反論しなくていいのか」。こういわれると、なかなか冷静でいられないし、どうしても身構えてしまう。これは歴史問題全般にいえることだが、残虐行為が伝えられる南京事件はことのほか感情を逆なでする。この手のロジックから逃れるのは容易ではない。 当事者だと思ってしまうと、利害を考えざるをえないし、政治的な「結論ありき」「数字ありき」の議論さえ真剣に参照されう

    熱くならず南京事件と付き合うための方法 | 文春オンライン