タグ

ブックマーク / mercuredesarts.com (2)

  • 五線紙のパンセ|その3)決定と非決定のあいだで|木下正道

    その3)決定と非決定のあいだで text & photos by 木下正道(KINOSHITA Masamichi) いよいよこの私の担当分の連載も今回で最後となる訳だし、さてここは一つ大きな花火を打ち上げてみようかと、それに相応しいテーマをここ数日の間、色々と探してみて来たわけなのだが、さてさてどのテーマに関しても中々決め手を見出せず、こうして文章を書き始めている今でさえ、何について書こうか相変わらず逡巡している有様である。 ここしばらく考えてきたのは「終わり、あるいは/そして 始まりとしての80年代」というテーマで、80年代に起こった様々な技術的革新や世界情勢の大きな変化等々を振り返りながら、音楽の世界で一体「何が終わり、何が始まったか」を多角的に検討していくというものであり、実はそれなりに準備を進めてきた。 80年代はまさに私が十代の青春を謳歌した年代 (と言いたいところだが実際は色

    五線紙のパンセ|その3)決定と非決定のあいだで|木下正道
  • 五線紙のパンセ|その2)活動の現場で|鈴木輝昭

    その2)活動の現場で text by 鈴木輝昭(Teruaki Suzuki) 日の合唱界を積極的に牽引して行くアマチュアによる合唱活動は、既存の作品を演奏するだけの歓びからさらに発展し、創り出し、プロデュースする総合的、組織的な営為へと進化していった。 或る団体の委嘱によって生み出され、初演された新作は聴衆の関心を獲得すると、時を経ずして他団体にも再演される道が拓ける。さらに出版に結びつけば作品の知名度は高まり、普及の勢いは加速度を増して行くことになる。 合唱の演奏会の一つの特色として、演奏会を聴く側の人間が実は合唱をする人達、即ち聴衆の多くが歌う側の人間だという事である。従って、新作初演に立ち会う聴衆は、その作品が自分達のレパートリーにもなる対象かどうか興味の眼差しを注いでいる。 鈴木輝昭作曲《じゅうにつき》 合唱:斐川西中学校合唱部/弦楽オーケストラ:桐朋学園大学弦楽器科有志/合唱

    五線紙のパンセ|その2)活動の現場で|鈴木輝昭
    jiangmin-alt
    jiangmin-alt 2017/03/22
    "合唱作品は再演率・普及率が高いばかりでなく、演奏媒体が団体であるが故に購入部数が多いことも相まって、新作オリジナルという括りのジャンルの中では、明らかに収益に繋がるセクションなのである。"
  • 1