「社説」は、その新聞社の「主張」です。社説を執筆しているのが論説委員会です。「あらたにす」の開設を記念して、日経、朝日、読売3紙の論説委員会トップが初めて一堂に会し、2008年の元旦社説や今年の見通し、社説に込める思いなどを熱っぽく語り合いました。 (司会) 関西大学 政策創造学部教授 白石真澄 (鼎談者) 日本経済新聞社 主幹 岡部直明 (鼎談者) 朝日新聞社 論説主幹 若宮啓文 (鼎談者) 読売新聞東京本社 論説委員長 朝倉敏夫
【ワシントン=松村愛】主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は10日夕(日本時間11日早朝)、・・・>>続き
Howard Chau氏は過去4カ月にわたってあるモバイルアプリケーションを開発してきた。このアプリケーションは、ユーザーにカレンダーの次の予定を知らせ、しかもそのユーザーの物理的な位置や会議に行く途中の交通の状況などのデータまで考慮してくれるものだ。 Chau氏は今後2週間で、「Mappily」という名称のこのGPSベースのアプリケーションをGoogleが開催する賞金総額1000万ドルの開発者コンテスト「Android Developer Challenge」に提出して賞金を獲得する計画だ。Chau氏はコンテストの第1ラウンドで数万ドルを獲得する可能性が高いので、賞金自体は簡単に手に入るだろう。 「実際にはこれは注目を集めるための方法なのだ」とMappily(本拠地:カリフォルニア州クパチーノ)の26歳のプレジデントであるChau氏は述べる。Mappilyの従業員は3人だ。 Chau氏が
18歳に満たない者に対してインターネット上の情報への自由なアクセスを規制しようという法案が、自民党と民主党から提出されようとしています。 例えば自民党案は、「健全に育成するために、どんな端末からであろうが18歳に満たない人がインターネットを利用した際に、有害な情報を閲覧できないようにすること」を目的としており、実際に有害情報を閲覧できないように防止する措置や努力は、インターネット業界に携わる事業者やサービス利用者などに課せられるとしています。この法律がそのまま施行されると、インターネットに関わる事業者やユーザーは、どのような影響を受けることになるでしょうか。日本のインターネット産業の今後の発展も踏まえて、パネリストの皆さんの意見を聞かせてください。
久しく鳴りを潜めていたが、最近のマイクロソフト社は「往年の悪役」ぶりを取り戻しつつあるようだ。 まず筆者自身の身の回りに起こった最近の出来事から話を始めよう。 ■「文字化け」してしまい読めない「オフィス2007」の文書 先週仕事上の必要から、メールに添付された「ワード」ファイルを受け取ったが、開こうとしても「文字化け」して読めない。結局それに関する仕事は後回しにせざるをえなかったが、後でその原因が分った。筆者が使っているパソコンはWindows XPでOffice 2000プロフェッショナル。これ以上の機能は必要ないと思っているので、バージョンアップする予定はなし。ところが、送ってくれた側は最近パソコンを購入したWindows Vista ユーザーで使っているのは「Office 2007」。これがすべての始まりであった。「Office 2007」の「ワード」で作成したファイルはそのまま何も
ANYの具体的イメージがわからない インターネット上で朝日、読売、日経の三紙の記事が読み比べられるという新サービス「ANY」が、話題の的となっている。とはいえ、具体的にどのようなサービスになるのかはよくわからない。朝日新聞社内の知人に聞いてみると、「寝耳に水だった。どういうサービスなのかはまだ皆目、という状況」という。名前は出せないが、別の新聞社の社員はこう話している。 「仕掛けたのは読売で、販売も広告も相当に苦しくなっているため、朝日と組んで何とかこの苦境を脱出したかったというのが本音だ。だからANYの核心になっているのは新聞事業の集約であって、インターネットの共同サイトはあくまでも『協力のあかし』として打ち出しただけだ。日経を入れたのは、朝日とだけ組むというのはあまりにもあからさまだから、緩衝材として第三者をかませたということ。日経はすでに地方紙などと組んで宅配は外部化しつつあるし、ウ
2007年9月18日発売の「週刊ダイヤモンド」が、朝日、日経、読売の3社が共同でポータルサイトを立ち上げる計画があると報じた。ネットに押されてじり貧の新聞社が、ヤフーに対抗するサイトをぶち上げるのだという。朝日、読売は「コメントは控えたい」としている。ただ、「ニュースだけでは魅力あるサイトにならない」などという冷めた見方も出ている。 他のポータルサイトへの情報配信はやめる? 「新聞没落」――。週刊ダイヤモンドが、2007年9月22日号で、沈む夕日の写真をあしらった表紙にこんな刺激的で派手な見出しを付けた。計5章32ページにわたる膨大な記事は、すでにメディアで報じられた内容をまとめた側面もある。が、ひとまとめになるとインパクトがあり、中には、スクープともみられる記事があった。 それが、朝日、日経、読売の新聞3社が、共同でポータルサイトを立ち上げる見通しを報じたものだ。プロジェクト名は、3社の
朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞が販売店統合へ向けて動いていると「週刊文春」07年10月4日号が「スクープ」として報じた。発行部数減、広告収入減など新聞業界を取り巻く状況は深刻で、これまでは「聖域」といわれた販売店にまでメスを入れざるを得なくなった、というのだ。ネットニュースに関しても、三社が共同でポータルサイトを立ち上げる計画が報道されている。一連の動きは何を意味しているのか。 「聖域なき改革」しか道は残されていない 「週刊文春」によると、この販売店統合は07年春から3社の首脳陣の間で練られていて、朝日の秋山耿太郎社長、読売は渡邉恒雄主筆と内山斉グループ本社社長、日経は杉田亮毅社長らが、07年8月までに4回のトップ会談をしているとしている。統合のスケジュールとしては、朝日と読売が段階的に販売店の共有・統廃合を進め、さらに販売店を持たない日経の配達を引き受ける。そうした内容を、07年10月
UPDATE 日本経済新聞社、朝日新聞社、読売新聞グループ本社の3社は10月1日、インターネット分野の共同事業と新聞販売事業に関する提携を発表した。インターネット事業に関しては、同日に合意書も取り交わされた。 3社は今後、共同で民法上の組合を設立する。事業費は数億円程度で、3社が均等に負担する。同組合では2008年はじめをめどに、3社が提供するニュースや社説などを読み比べできる新しいニュースサイトを開設する予定だ。 サイトの詳細について現時点では明らかにされなかったが、新サイトでは各社の社説や記事を読み比べできるようになるという。また、記事の概要のみを公開し、詳細については各社がすでに運営しているサイト、「NIKKEI NET」「Asahi.com」「YOMIURI ONLINE」に誘導する仕組みになるという。利用は基本無料で、広告での収益により、設立3年での黒字化を目指す。各社が現在ヤフ
朝日新聞社、日本経済新聞社、読売新聞グループ本社は10月1日、ネット上での共同事業や新聞販売などについて業務提携すると発表した。3社のニュースを横断的に読めるポータルサイトを、来年1月にオープンする計画だ。 「ネットを活用して紙の新聞を断固、維持していきたい」(朝日新聞の秋山耿太郎社長)――3社の社長は同日、都内でそろって会見。共同でネット対応を進めながら、紙の新聞を守り、発展させていきたいと強調した。 産経、毎日の新サイトと同日発表 新聞の発行部数が減る中、全国紙がネット事業に積極的になっている。産経新聞社は10月1日、マイクロソフト(MS)提携して「MSN産経ニュース」をスタート。毎日新聞社も同日、MSと手を切って独自サイト「毎日jp」を開始した。MSN産経はスクープも紙よりWebに先に出すという「ウェブファースト」を掲げ(関連記事参照)、毎日jpは、外部ブロガーや他社が提供するコンテ
CEATEC JAPAN 2006の「情報大航海コンソーシアム・ブース」で展示された富士通による映像検索・解析システム。映像を解析し意味的なまとまりであるシーンに分割,ユーザーが付与した感想や注釈などのメタデータにより分析する 経済産業省が進める検索エンジン開発プロジェクト「情報大航海」。来年度から3年をかけ,150億円の予算を要求している。7月に「情報大航海プロジェクト・コンソーシアム」が発足,11月末時点で産官学56団体が参加している。しかし,インターネット上で交わされる意見を見るかぎり,このプロジェクトに対する評価があまり芳しくない。 そんな中で,経済産業省 商務情報政策局 情報政策課 課長補佐の久米孝氏が11月30日,情報通信政策フォーラムで「経済産業省はWeb2.0にどう対応するか」と題して講演,会場の質問に答えた。このプロジェクトの何が批判されているのか。それに対する経産省はど
「まいこ」は、Windows Live メッセンジャー のアドバイザー。メッセンジャー に関する分からないことは何でも教えてくれます。メンバーリストに追加でき、24時間オンラインなので、暇なとき、メッセンジャー の使い方で困ったときなど、好きな時に「まいこ」を呼び出してみましょう。
たまに「プレゼンテーションが上手ですね」と言われることがある。確かに、話すのは好きだ。 だが、私のプレゼンテーションは決してうまくない。 本当にプレゼンテーションの上手い人というのは、頭の回転が速く、語彙も豊富で、かつ人を引き付けるカリスマ性のようなものを持っている人だ。そう。私の尊敬するスティーブジョブスのように。また、タイプは全然違うがリチャードブランソンのように。 それでも、この6年くらい、比較的大きなカンファレンスでの私のプレゼンテーションは、そんなには悪くないかもしれない。名前を出すと、そのときにいらしていた方に失礼なので名前は特定しないが、いくつかは本当に失敗したのもあるので、打率にしたら、成功に分類できるプレゼンテーションは5割いくかいかないかくらいだろうか。それでも首位打者は確実だ。自分で自分を褒めてあげてもいいかもしれない。 6年とスパンを切ったのは、それ以前の私のプレゼ
秋葉原コンベンションホールで開催された「GLOBAL IP BUSINESS EXCHANGE 2006」で16日、マイクロソフトの及川卓也グループマネージャ(ウィンドウズ開発統括部ウィンドウズプラットフォームグループ)らが、「Windows Vista」のIPv6関連機能などを紹介した。 マイクロソフトでは、Windows Vistaの普及に向けて一般家庭向けのシナリオと企業向けのシナリオを想定している。家庭向けでは、複数のPCが使われるようになり、当然のことながらネットワーク化が進展する。企業向けでもネットワーク化は進展し、特にセキュリティを重視するようになる。いずれにせよ、シームレスな常時接続環境は拡大し、よりセキュアなネットワーク環境がニーズを集めるという。 ● Windows VistaのTCP/IPは「ゼロから作り直した」 こうした想定のもと、Windows Vistaにはいく
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 去る3月14日、中国チベット自治区の首都ラサで大規模暴動が起きた。中国政府は北京オリンピックを間近に控え、鎮圧、沈静化に躍起である。外国メディアの取材をシャット・アウトしていたため、実態はよく見えない。 中国人民解放軍が最初にラサに進駐してチベットを併合したのは1950年、半世紀が過ぎた。その間、戒厳令が発令された大規模な暴動としてはダライ・ラマを追放した1959年3月と1989年3月であった。どういうわけか今回も3月、これまでのチベット人の犠牲者は100万人を超えると言われている。1989年の動乱の映像がYouTubeで放映されているが、その弾圧の過酷さがよく見て取れる。今回も似たようなものと容易に想像できる。 中国はなにゆえそのように強硬
2024-06-01 04:09: Welcome to Ezarcher The Ezarcher Linux ISO is a full featured Arch Linux desktop. The live system comes with many common desktop software packages and tools to install Arch Linux on your system. There are two installer methods, the Calamares Installer Framework and the Arch Way, by following the Arch Wiki. The Calamares installer is located in the System menu and titled Install S
You are about to permanently delete this entry. When you delete an entry, you also delete any comments and trackbacks associated with it. This action cannot be undone. Delete|Cancel しばらく、ブログのエントリが途絶えていたので...病気でもしているのではないか?それとも、またどこかで写真でも撮っているの?との個人メールもいくつか舞い込んでおります。本人、いたって元気でおりまして..海外に行く暇もなく、結構忙しくお仕事をしているのでありました。 お仕事とは、麻布学園の授業を含むいくつかの講義やセミナーなどの仕込み...慶應義塾大学における打ち合わせ会議、などなど..そして、最後の極めつけはiTunesの米国サイト
私は1人の作家を集中して読む癖があるが、この間、代表作品の多くをそろえてしまったのが、寺山修司氏だ。「書を捨てよ、町へ出よう」を購入したときに、いくつか氏の作品を購入したのだが、本書もそのひとつ。 小説や詩集、さらには映画や流行歌などから寺山氏が気に入った名言を紹介しているのが、本書だ。 私は昔から名作家は名コピーライターであるという持論を持っているほど、一言の言葉の持つ威力を信じてる。信じているというよりも、そのような言葉にノックアウトされ続けた人生を歩んできている。 中高一貫校(昔はこんな言い方しなかったと思うのだが)に通っていたとき、なにせ高校受験も大学受験も無いのだから、永遠に続くかと思うほど暇な時間をギターを弾くか本を読むかして潰していた。今考えると、あの時に少しでも数学をちゃんと勉強しておけばよかったとか、クラスメートが当時流行し始めていたポケコン(ポケットコンピューター。確か
2007年の新聞広告費は全米で9.4%減。1950年に新聞広告費統計を取り始めて以来、最大の減少だそうです。 ・・・というニュースを読む前に書いたアメリカの新聞の凋落に関するコラム。日経産業向けだったんですが、「あまりにも救いがない内容なので、もうちょっと緩和した書き方にして欲しい」と言われたので、では・・ということでボツにしていただきました。書き直すのって好きじゃないんですよねぇ。面倒ですし。以下本文でございます。 *** アメリカの新聞の凋落が激しい。ニューヨークタイムズ等、メジャー14社の企業価値は、2004年からの3年間で合計230億ドル、42%が失われた。世の平均株価が2割近く上昇する中での下落である。 シリコンバレーの中核紙、サンノゼマーキュリーでは、2000年からの3年間で求人広告収入が1億2千万ドルから1800万ドルに激減した。2000年から2007年にかけて、相次ぐレイオ
及川卓也。東京在住。プロフィール写真はJoi Itoさん撮影(CC Attribution 2.0 Generic)。
朝一のミーティングを終了し、メールチェックを終わらせた後、オフィスの外のベンチで一休み。眠気が襲ってくる中、ふと、なんで今ここにいるのだろうと考えてしまう。本当なら、彼の元に駆けつけたかった。 昨夜、日本との電話会議が続き、ベッドについたのが深夜3時。寝付きかけたころに思い出した。弔電の手配をしないと。定型の文面ではなく、自分で今の気持ちを伝える文章を考えた。永遠の眠りについた彼にせめて届きますように。 亡くなったのは私の元上司。 彼とは最初の会社で一緒だった。当初、私は直属の部下でなかった。それにも関わらず、何かにつけてかわいがってもらった。今思えば、かなり自信過剰で先鋭的だった若かりしころの私。VAX NotesというLotus Notesの原型にもなったといわれる情報共有システムで、自分のシグネチャーに「Never trust over thirty」だとか「TooMuchManag
「サイバージャーナリズム論 「それから」のマスメディア」をようやく読んだ(実際に読んだのはシドニー出張のときだから、数週間前のことだが)。 すでに読んだ類書(今回の著者陣の中が書かれたものもある)と重なる部分も多かったのだが、逆に本書によって初めて知った事実もあった。このようなことがあるので、いくら似たような本だからと侮ってはいけない。正直言うと、すべてをカバーするようなスーパーセットの本があったらどんなに便利だろうと思うが、できないことは望むまい。 従来のメディア企業が一体として扱っているコンテンツとコンテナーを分離して考えるべきというのは多くの人が言っているが、本書でその発信源を知った。AP通信社のトムカーリー氏だそうだ。私もいろんな場所でこの概念を使わせてもらっているので、この場を借りてお礼を言おう(氏がここを読むことはとても思えないが ;-))。私はこれを発展させて、コンテンツとコ
前の会社を辞めるとき、会社の看板で商売をさせてもらっているというのを強く意識していた。自分の本来の実力以上に、看板により自分が過大評価されている。そんな違和感を常に持っていた。 正直、会社の中には勘違いおやじ(&おばさん、小僧、小娘)になってしまい、その看板を背負った自分を本物と思ってしまうやつもいたりした。自分はできるだけ、看板をはずしても通じるような実力をつけたいと思っていたし、看板がなくなっても付き合えるような人と知り合いたいと思っていた。 そんなこんなで、「XXXの及川さん」(XXXには会社名が入る)と呼ばれるのは実はあまりうれしくなかった。 昨年10月末に転職して、これで看板とは無縁の生き方ができるし、しなければいけないと思ったのもつかの間、実は看板が着け変わっていただけというオチに気がついた。考えてみたら、当たり前。前職とは専門の違う会社に転職したのだが、転職先も前職ほどではな
はてなダイアリーで自分の想い-転職した理由と題して、前の会社を退職した理由と転職を決意した理由を書いた。そこでは、「違うことにチャレンジしてみたい」という点に焦点を置いて説明させてもらったが、正直に言うと、それだけではない。 自分のキャリアをサニタイジングしたかったのだ。 私は転職するしないに関わらず、年に1回程度はキャリアコンサルタントと会うようにしている。自分のキャリアについて人材市場を知り尽くした人間からの助言をもらうためだ。キャリアコンサルタント(もっとはっきり言うと、ヘッドハンターやエグゼクティブファームの人間)の中には、人を右から左へ移動させることで対価を得ている、本当にハイエナのような人間もいるが、幸いなことに、私がここ10数年ほど親しくさせていただいているそのコンサルタントの方は、私に転職の意図がないにも関わらず、私の相談に乗っていただいている。 彼との話の中で自分が感じた
10/28にプロフィールを更新することで、マイクロソフトを退職したことをひっそりと伝えさせていただいた。退職と間を空けず、すぐに現在の会社に転職したため、あわただしかったというのが、きちんとブログのエントリーとして書かなかった一番の理由ではあったが、Windows Vistaの開発完了を間近に控え多忙を極めていたマイクロソフトの元同僚たちに余計な迷惑をかけたくないというのも大きな理由であった。 退職からすでに2ヶ月が経った。その間に何名の方とは直接お会いする機会があり、お話させていただいた。お会いした方々らは「驚いた」と言われ、そして「なぜ」と聞かれた。愛情を込めて、Windows製品の開発を担当していたことをご存知の人ばかりだったので、まさか私が退職するとは思っていらっしゃらなかったようだ。 Windows Vistaも無事出荷された。自分も少し落ち着いたので、年末でもあるし、ここでいま
2年半ほど前に切開した粉瘤が再発してしまった。再発に気がついたのはもうかれこれ半年ほど前だったのだけど、その内収まるだろうという淡い期待をして放置していたところ、案の定収まることもなく、結局重い腰を上げて、再び病院に行くことを決意した。 実は先週、既に新しい病院で切開手術を終えているのだけど、前回に比べてなんと楽なこと。切った長さは増えたのだけど、大きな傷みもなく現在に至る。今週末に抜糸をしたら後は炎症が収まるのを待つのみ。その病院は整形外科が専門で、粉瘤手術の症例がとても多い。やはり最初からそういう病院に行くべきだったと反省している。 「鑷子(せっし)」という名前からして恐ろしい響きの器具を使った拷問のような地獄の治療もないし、なんといってもたった1日、それも20分で痛みもなく終わったのだから。本当、あの地獄の日々(それも年末年始)はなんだったのか・・ valdzone.hatenabl
このBlogを継続して読んでいる方はお気づきかもしれないが、最近気になっていることがある。そして訳あって、この連休はそんなことを(かつ正式に)考える必要に迫られている。ちょうど独立して(=Blogを書き始めて)1年も過ぎ、いい機会なので改めてまとめてみたい。 問題の所在 スタートアップ企業の経営支援、事業会社の経営戦略策定や投資部門のデューデリ支援、資本まわりのお手伝い、海外企業の日本進出支援、さらには政府の競争政策関連のプロジェクト…と、節操なくいろいろな案件をお手伝いしているが、常々脳裏をよぎるのは「で、自分はこの国をどうしたいの?」という問いである。 案件の大小や局面に関わらず共通して感じるのは、 ・情報化社会というわりに情報は全然流通していない ・世界は情報流通社会に進んでいるのに日本は引きこもっている ・現状を批判するわりに自分の問題となると誰しも尻込みする といった問題意識であ
先のエントリーには自分の予想を超える反応をいただいた。頭の中では「情報系」の若手を特に想定して書いていたのだが、文章ではそこがちょっとわかりにくかったことを反省している。日本語圏引きこもり問題は、学問の分野によってずいぶん状況が異なると思う。 反省を込めて、情報系の分野が、自然科学系に比べてなぜドメスティックになりがちか(日本語圏内に引きこもりがちか)、考えをまとめてみたい。 情報系がドメスティックになりがちな理由を端的に言えば、研究の「価値」がコンテクスト依存だからだと思う*1。数学との大きな違いは、実世界において意味のある計算をしなければ、価値のある研究とみなされにくいことである。しかし、どんなものに価値があるかは、文化や国の背景によっても異なる。*2 そういった背景を抜きに、「こんなアルゴリズムを作りました。走らせたら早いです。」というだけでは、論文としてあまり評価されない。 そんな
text 情報自由論第9回 表現の匿名性と存在の匿名性 著者:東浩紀 初出:『中央公論』2003年4月号、中央公論新社 匿名性とは何か そもそも匿名性とは何か。一般に言葉の意味を明らかにするときは、対義語を考えてみるとよい。では「匿名」と対になる言葉とは何だろうか。あらためて考えてみると、意外と適当な言葉が思いつかない。 東京堂の『反対語対照語辞典』は対義語として「記名」を挙げている。しかしこれは、文字どおりには「無記名」と対になる言葉である。また、日常の用法では、実名報道と匿名報道の対など、「実名」が匿名の対として使われることがある。しかしこれも、正確には「仮名」や「偽名」と対になる言葉である。無記名や仮名と匿名のあいだには大きなニュアンスの違いがある。 岩波書店の『広辞苑』第五版によれば、匿名とは「実名をかくして知らせないこと」を意味する。とすれば、その対義語には「名前を知らせる」とい
晴天の価値 2月中旬に出張で千葉へ行った。5日間の滞在中はずっと快晴で、気温は20℃に迫る春のような暖かさだった。仕事は朝から晩まで現場を走り回る過酷なもので、身体的にも精神的にも追い込まれた。毎朝、京葉線から見える美しい景色を眺めて正気を保っていた。太平洋へ燦々と…
2008/04/04 Webアプリケーションがローカルアプリケーションに比べてもたついて感じられるのには大きく2つの理由がある。1つはネットワーク遅延で応答性が悪いこと。もう1つはコンテンツを動的に扱うJavaScriptエンジンが遅いことだ。 前者のネットワークの遅延についてはAjaxと総称される非同期通信のテクニックが進化したことで、体感速度は大幅に向上した。単純な文字列の書き換え程度であれば、サーバからの応答データをパーズすることなく直接HTML中に埋め込むことで高速化する“innerHTML”と呼ばれるようなテクニックも、メジャーなWebブラウザで使えるようになっている。 後者の理由、JavaScriptエンジンが遅いという認識は、まだあまり広く共有されていないかもしれない。Webブラウザベースの(JavaScriptを使った)アプリケーションの動作は「モッサリ」している。ネイティ
ネイルで使う材料で、DIY時の木割れやネジ跡を派手にしたらかわいい OSB合板でちょっとしたボックスをつくりました。 ビス止め下手すぎて木を割ったり穴あけすぎたりした場所に、好きな派手色の樹脂を詰めてパテ代わりにしてみました。 ちょっと某HAYっぽみ出て可愛かったので、自分用にメモです。 手順 塗装 派手色グミジェルで失敗部分…
News:ニュース速報 2001年12月21日 10:18 PM 更新 1位はなんと?TIME「PERSON OF THE YEAR」投票にネットの“力” 米TIME誌が毎年年末,その年を代表する人物を選ぶ「PERSON OF THE YEAR」のネット投票が極めて不思議な結果になっている。12月21日時点で,トップはあの日本人なのだ。 米同時多発テロの首謀者とされる「Osama bin Laden」を抑え,トップに立っているのは「Masashi Tashiro」。盗撮と風呂のぞき,覚醒剤取締法違反のトリプル役満で世間を騒がせたあのタレントと同じ名前だ。21日午後8時の時点で6万9831票を得ている。ビン・ラディンに3万票近い差を付け,全投票数の3割を占める。 発火点はやはり“あそこ”らしい。“あそこ”では関連スレッドが次々と立っており,投票の仕方も統一して“組織票”を確立。得票数は凄まじ
MTV Networks、吉本興業グループ、エイベックス・エンタテインメントなど大手動画コンテンツホルダーと提携し、公認動画の配信も行う。まずは企業に動画を投稿してもらうが「最終的には、コンテンツホルダーの動画をユーザーさんが合法的に投稿できるようにしたい」(ニワンゴの杉本誠司副社長)と考えている。 企業コンテンツでも、埋もれた才能を掘り起こしていきたいという。テレビなどにはあまり登場しないタレントなども、ニコニコユーザーなら気に入るかもしれない。 自社が権利を持つコンテンツを動画共有サイトに出したがらない企業も多い。ひろゆき氏は「書籍の場合、著作権保護期間中に売れなくなってしまうものがほとんど」という経済的な分析を踏まえてこう話す。 「売れないコンテンツは『どうでもいい』と忘れ去られていくけれど、ニコニコならそんなコンテンツに光を当てられる可能性がある。眠っているコンテンツを発掘できれば
プロジェクトにゴーサインを出したのは古河建純社長だった。しびれを切らした伊藤さんは2003年6月末、仲間と共に社長に直訴したのだ。社長はブログの魅力を理解し、7月中旬の会議で開設を決めた。同年12月2日、ブログサービス「ココログ」がオープン。ISPが運営するブログの先駆けとして人気を集め、ブログブームの火付け役になった。 ココログの成功の陰で伊藤さんは、大企業の動きの鈍さにいらだっていた。「パワポを30枚書いて社長動かすよりも、ネットで文章を書くほうが影響力が大きかった」――「NDO:Weblog」では、社内では誰も聞く耳を持たなかったブログの話に何万人もが共感してくれた。 ブログを通じてたくさんの人と知り合った。自分と同年代でも、驚くほど優秀な人がいた。ネットビジネスやWebプログラミングの知識が、自分には足りないと気付いた。本を読み漁り、学んだ成果をネットに吐きだした。 当時は毎日ほと
「例えば『Web2.0』が流行っているという話になると、ものすごい数の企業やサービスができて、すごいことになってる。APIをくっつけるにしても『その組み合わせは見たけどこれはないだろう』みたいな。同じことが日本で起きているかというと、それ程たくさんはない」 人々の技術への態度も、日本とは違うという。「技術者でない人さえ、四の五の言わずに技術者の話を聞く、という雰囲気があった」 多くのサービスが競い合い、技術者以外の人々までもが技術の中身に注目する米国。はてなもそこに加わって、世界標準レースに参加する。「世界に認められたい。世界の人から、『はてなはいい物作ってる』と思われたい」 世界標準という白紙 白い紙と、罫線いっぱいで項目入りの紙を渡されたら、前者を選ぶタイプ――近藤社長はこんな風に自己分析する。 「まっさらな紙に好きなこと何でも書いていいと言われたら『何書こうかな』と楽しくなる。びっし
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。
年度末の忙しさにかまけていたら、「この前のエントリには続きがあるんですか?」という生暖かいお問い合わせを多くいただいた。年度末のどうしようもない忙しさにかまけていたのだが、このエントリの続きのことをたまに思い出しては、「さてどうしようか」と考え、筆が止まっていたのも事実。 というのは、お手伝いしている政府のプロジェクトでも、同じような問題意識であれこれ議論を重ねており、そのたびに前のエントリに書いた「で、自分はこの国をどうしたいの?」という問いに戻ってきてしまうのである。おそらくそこまで考えなければ届かないのは自分でも薄々分かっているのだが、まだ腹を括りきれていないのが正直なところ。 というわけで、ようやく一息つけたところで、自分自身の整理も含めて、改めて「堂々巡り」をしてみたい。 経験から学べるか? 多くの案件を通じて、共通して思うことがある。それは、 ・問題の存在自体には薄々気づいてい
Yahoo's directors were in discussions late on Sunday about Microsoft's latest gambit in its unsolicited takeover approach, amid signs that the embattled internet company was preparing to dig in deeper against its suitor."The offer still undervalues us," said one person close to Yahoo, after Microsoft hinted that it might reduce its original offer if Yahoo continued to turn its back on negotiations
Webアクセス解析を提供するW3Counterが発表した3月31日現在のOSの利用シェアによると、この半年で最も成長したOSはLinux系OS だった。半年前の2007年9月にはLinux系OSのシェアは1.37%。2008年3月では2.02%となっている。母数が異なるので単純に比較はできないが、ポイントベースでは47%増えた格好だ。2007年5月時点では1.26%だった。 調査は約8200のWebサイトにアクセスした約2200万のユーザーがベース。2008年3月でのトップシェアはWindows XPで78.78%だった。依然として圧倒的なシェアを誇るが、XPとVistaを合計したWindows系OSのシェアは85.71%で、2007年9月時点の86.92%から約1ポイント強低下している。XPのシェア低下をVistaが補え切れていないようだ。 好調が伝えられるMac OS Xは4.91%で
Vistaは死んだ。 4月4日にマイアミで開催された企業の慈善活動に関するセミナーでビル・ゲイツ氏がそう言ったわけではないが、同氏の発言はそれに近いと言えなくもない。ロイターの報道によると、ゲイツ氏が実際に言ったのは、Windowsの次期デスクトップバージョンである「Windows 7」(開発コード名)が「来年ごろ」にリリースされる見込みだということだ。 さようならVista。君と会えて楽しくなかったよ。 わたしは1月の時点で、マイクロソフトがVistaを見限るだろうと予想した。どうやらわたしの予想は正しかったようだ。Vistaが登場したとき、マイクロソフトの上級幹部でさえもそれを嫌っていたのだから、ほかの人が好きになるのを期待する方が無理というものだ。 Vista SP1は痛ましいアップグレードとなり、そのパフォーマンスは依然としてXP SP2(そしてまだリリースされていないXP SP3
Microsoftのオフィスファイルフォーマット「Office Open XML(OOXML)」がついにISO(国際標準化機構)標準として承認された。ライバルの「Open Document Format(ODF)」から遅れること約2年。数年にわたった同社の取り組みが実を結んだ―といったところだ。が、これまでのプロセスへの疑惑や、今後の展開への懸念も渦巻いている。 Microsoftはすでに標準規格として承認を受けている欧州電子計算機工業会(ECMA)を経由してISO/IEC(国際電気標準会議)標準獲得に挑んだ。最初は2006年末に「早期承認手続き」を申請したが、2007年9月の投票では、承認成立に必要な条件を満たせず失敗。今回、再挑戦していた。 今年2月、スイス・ジュネーブで開かれた投票結果調停会議(BRM)では、9月の投票時に寄せられたコメントが議論され、各国の標準化団体にはその後30日
情報サービス産業に対しては,人月単価ベースのビジネスモデルがいけない,エンジニアを使い捨てている,高い単価でオフショアとどう戦うのか,とかいろいろなことがいわれているし,どっかに活路がないものかなとここ数年いろいろ調べたりもしたのだけれども,最近ふと別に情報サービス産業に明日がなくても構わないじゃないか,と考えるようになった. 結局のところ要件定義や仕様書に基づいてシステムをつくるという仕事は,ITが生む付加価値そのものを受け取るようにビジネスモデルができていないのだ.技術や製品・専門知識に希少性があった時代はそれでも儲かったが,ハードやソフト,それらに対する知識がコモディティ化した瞬間,サービスやソリューションそのものがコモディティ化することは避けられなかったのだろう. 僕はIT自体にはまだまだ可能性があると思うけれども,徐々にレントがIT製品を扱う企業から,ITを活用して新しい価値を生
研究所からの帰宅途中に、シカが轢かれているのに遭遇しました。 ありえへんぐらいショックを受けた。。。。。(汗) DCエリアって首都でありながらすごく緑が多くて、至る所に『シカ注意』の看板が立ってるんだよね。夜になると、よく道路脇にシカが出没しています。 でもよ。 夜に7時ぐらいのいわゆる帰宅ラッシュぐらいの時間帯に、しかも交通量の多い大きな通りでシカが出没するなんて思わへんやん?? 轢いてしまった車もきっと想像だにしてなかった事故に違いない。 シカと衝突すると、下手するとこっちが死亡してしまうぐらい、シカって実際大きな動物なんだよね。 だから、リスや、タヌキが轢かれているのとはスケールが違うというか、とにかく今日も、普通に運転してる途中に、何か怪しげな固まりがぽつぽつ表れて、「あれ??」って思ったら、急に大きな固まり=シカの死骸が出て来た時には(←しかも、中央線側のど真ん中!)、ほんまに、
2009年10月2日(金) 只今古巣を定期メンテナンス中のitoakiです。 なんだか実家を訪れている気分・・・懐かしいなぁ。 この日記をご覧になって何かご意見・ご質問のある方は、こちらではなく移転先の「ワシントンDC転石生活」コメント欄に書き込みいただけると助かります(特にお返事をお急ぎの場合)。せっかくコメントいただいても気がつかずに、お返事しそこなってしまいます。 よろしくお願いいたします。 2008年10月15日(水) 先日ご案内した通り、こちらのブログを引越しすることとなりました。 新店舗はこちら↓です。 『ワシントンDC転石生活』 これから徐々に作業をして、ワシントンDCに関する過去のエントリーは全て『ワシントンDC転石生活』に移動し、こちらはミネアポリスに関するエントリーだけの『ミネアポリスつれづれ日記』として保存することにいたします。 引越しに際しまして、申し訳ないのですが
今まで何度か「DCエリアに住んでる日本人の掲示板」をネタにすることがあったんだけど、今日、またスバラシイ(←”おかしい”と訳す)書き込みを発見したのでご報告。 さすがにそのまま抜粋するのはまずいので、簡単に書くと。。。 『来月から子供と私で日本に帰国します。その間主人がアメリカに留守番することになります。 その間の掃除、洗濯等をしてくれる人を募集します』 はぁああああ?!?!どんだけ坊ちゃんな旦那やねんっ!! 3ヶ月ぐらい留守番することになるみたいなんだけどさ、それでも旦那は大人でしょ? 小学生が一人で留守番するわけじゃないでしょ? 掃除機あるでしょ?洗濯機あるでしょ? できるやろ〜〜〜。 わざわざ家政婦を雇って、家事をしてもらうって。。。一体どんな家庭(お金持ちさん??)なんかとクルクルしてしまうわ。 あっ!!! もしかしたら、「旦那が全くやらないだろうから」留守の間の自宅を綺麗にしてく
いつのころからか、 ソフトウェア開発がモノ作りに喩えられるようになった。 典型的なのは、製造業(例えば自動車製造)と IT 業界とを比較して、 前者が高度にシステム化されているのに対し、 後者がまるで家内制手工業のようだ、という批判である。 日経ビジネス online の記事に次のようなくだりがあった: 「というより、何といいますか、経営トップからすると、 ITはとにかく非常識な世界だ、としか思えないのではないかなあ。 例えば大きなシステム開発プロジェクトに取り組むと、 すぐ100億円を投資する、という話になってしまう。 100億円の経常利益を出そうと思ったら本当に大変。 ところが、100億円を投じたのに、期限までに完成しない、 出来上がってきたものが当初計画と違う、 直そうとするとさらに金がかかる。 こんなことが起きるわけですから、『一体なぜなんだ』と経営トップは思うわけです」 IT業界
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く