カスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」を防ぐ全国で初めての条例の制定に向けた検討を進めている東京都は、条例の実効性を確保するためのガイドラインを策定する方針を示しました。 都は、客が行う迷惑行為や悪質なクレームなどのカスハラを防ぐ条例の制定に向けた検討を進めています。 都によりますと、カスハラを防ぐ条例が制定されれば全国で初めてだということです。 これに関連して、27日の都議会の代表質問で、小池知事は「過大な要求や不当なクレームを受け、働く人が人格を傷つけられて精神的なダメージを受ける状況をなくすことを目指し、適切な対応を進める仕組みづくりは不可欠だ。条例の実効性を確保するガイドラインを作り、現場の状況に応じた取り組みの後押しにつなげる」と述べました。 都は、カスハラが起きた場合の対応方法など、ガイドラインに盛り込む内容を検討することにしていて、今後、さらに、条例の制定に向けた議論を