そのためクリエイターがどの時期、どのスタイルのアドベンチャーゲームに触れるかによって、アドベンチャーゲーム観やその美学に大きな影響をもたらす。それぞれの作品のどの部分に注目するのかも個人によって異なってくるだろう。 左から打越鋼太郎氏、伊東幸一郎氏。 前回の記事では、伊東幸一郎氏と打越鋼太郎氏に自身のアドベンチャーゲームベスト5を選んでもらった。それぞれのベスト5は以下のとおり。選定理由などは前回記事をチェックしてほしい。 伊東氏 『オホーツクに消ゆ』 『スナッチャー』 『マニアックマンション』 『クーロンズゲート』 『街 -machi-』 打越氏 『かまいたちの夜』 『EVE burst error』 『ONE 〜輝く季節へ〜』 『街 -machi-』 『逆転裁判』 伊東氏は1972年生まれ、打越氏は1973年生まれとほとんど同世代ながら、対称的なベスト5になり、その作家性が垣間見えるも