2017年は有機ELテレビがいよいよ本格始動しそうだ。年明けそうそうに米ラスベガスで開催した「CES 2017」では、ソニー、パナソニックといった日本メーカーが有機ELテレビをこぞって出品。1月11日には、東芝映像ソリューションが初の有機ELテレビ「4K有機EL REGZA X910」を日本で3月に発売することを発表した。 遡れば、日本で有機ELテレビが話題になったのは2007年に発売されたソニーの「XEL-1」。11型という小型サイズながら、その画質は現在でも高く評価されている。しかしソニーでは2010年に有機ELテレビの国内販売から撤退することを発表。以来、新製品は発売していない。 市場撤退という厳しい現実を乗り越え、新製品投入を目前に控える日本のテレビ市場。なぜ今有機ELテレビの導入が可能になったのか。液晶テレビとは何が違うのかという基本的なことから、今、テレビを購入するなら何がよい
JOLED(東京都千代田区)は、基板に樹脂を使って曲げ加工できるフレキシブル有機ELパネルの製品化に乗り出す。車載ディスプレーやノートパソコン、タブレット端末(携帯型情報端末)での採用を視野に入れ、10―30型の中型パネルを開発する。16年春にも開発試作品を完成させ、2020年頃の量産開始を目指す。 フレキシブル有機ELは、デザインの柔軟性や軽量で割れにくいといった利点を持ち市場成長が見込まれる。 JOLEDは、ソニーとパナソニックの有機ELパネル事業を統合し、両社のほか、産業革新機構、ジャパンディスプレイ(JDI)の出資も受け、15年1月に発足した。 量産段階では石川県川北町に新設する試作ラインで、「印刷方式」と呼ぶ低コスト手法を使った量産技術の確立を目指す。フレキシブル有機ELは、主にソニーが研究開発を行ってきたが、製品化に至っていなかった。 有機ELパネルは、光源となる有機材料を形成
印刷 関連トピックスソニーソニーの平井一夫次期社長=9日、東京都内 ソニーの次期社長となる平井一夫副社長は9日、朝日新聞のインタビューに応じ、50型以上の家庭用大型有機ELテレビを発売する方針を明らかにした。液晶テレビの販売では韓国勢に大きく水をあけられたソニーだが、一度撤退した有機ELテレビで再び巻き返しをはかる。 有機ELテレビは、パネルの素材が自ら光を放ち、液晶よりも画質が良く、消費電力も少ない。ソニーは11型の小さな有機ELテレビを発売していたが、価格が高く、2年前に国内販売をやめた経緯がある。平井氏は大型有機ELについて「需要があれば出す。ユーザーからは品質、機能、デザインへの高い要求と、手ごろな価格にしてほしい要求がある」と話した。 今年1月、韓国のサムスン電子とLG電子は、55型の大型有機ELテレビを年内に売り出す方針を発表。これに対し、平井氏は、発売時期は明言しなかっ
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