再生可能エネルギーの拡大が造船各社に商機をもたらしている。国内の総発電容量の約3分の1に匹敵する9000万キロワットもの潜在性があるとされる洋上風力発電がその舞台だ。風車を据え付ける専用船など、造船の技術や設備を生かせる新市場が広がる。環境や社会、企業統治を重視する「ESG投資」が背中を押す再エネへの転換は、造船のような旧来型産業をも巻き込み新たなサプライチェーンを形作ろうとしている。巨大風車を据え付ける船
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