12月12日に基本合意書を交わし、詳細は今後詰める。これまでの支援枠組みを主導してきた企業連合「Suwaインベストメントホールディングス」からの出資が12月31日までに実施されなかった場合、いちごアセットグループと2020年1月中に最終契約を締結し、同年2~3月に資金調達を完了することを目指す。 公表済みの他の事業会社からの金融支援も受ける計画。米アップルとみられる顧客から2億ドル、海外の取引先から5000万ドルを調達する予定だ。 JDIは9月末時点で1000億円を超える債務超過に陥っており、資金調達は待ったなしの状態だ。海外企業との資本提携を表明したのは17年夏だが、今年4月に発表した金融支援の枠組みは二転三転。9月末までに3社が離脱を通知していた。紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、ようやく支援の枠組みは固まりつつあるといえる。 資金調達にメドが立ちつつあるとはいえ、JDIが抱える課題は